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企業/サービス名

Galvanize/Galvanize

企業概要

本社 アメリカ・デンバー
設立 2012年

創業者

Jim Deters
多くの企業を立ち上げたシリアルアントレプレナー。Galvanizeの創業前にはAscendant Technologyという会社の社長を務めており、IBMのエンタープライズソフトウェアのためのアプリケーションなどを作成していた。

資金調達

合計の調達額:$85.2M
直近の調達:2016年8月・$45M・シリーズB
主な調達先:ABSCapital partnersなど

サービス概要

IT技術を学ぶスクール事業を軸に起業サポート、資金調達までを横断的に提供している。

設立当初は、起業家を支援するためのインキュベーション施設として創業したが、より多くの起業家候補を集めるためにIT技術を学べるスクールを開始した。その後、軸足をスクール事業へ移し、事業を広げている。

スクールのコースとしては3か月のデータサイエンスプログラムや6か月のweb開発コースなどを提供しているほか、University of New Havenと提携し、1年間の修士課程コースなども提供している。

これまでに780名以上の卒業生を輩出しており、98%の就職率、平均給与$81,000という実績を謳っている。

スタートアップ向けのシェアスペース事業やベンチャーキャピタル事業も行っており、スクールの生徒の身近でスタートアップの社員が働いているという環境が人気となっている。

ターゲット

エンジニア就業希望大学生

ターゲットの課題

エンジニアになるために大学でコンピュータサイエンスを専攻しても、理論などの授業が多く、実践的なプログラムスキルは得られないため、就職に結びつかない。

本サービスが狙った業界

大学などエンジニア向けの教育業界
大学が提供する学習内容は単位認定団体によって予め定められており、毎年のように変化する新技術に対応することができていない。

発想の転換

Galvanizeはスタートアップ支援などを行うことでIT企業と密接につながり、企業にとって必要なスキルを把握することができている。そのため企業が必要とするスキルを身に着けるためのカリキュラムを作成し、学生に提供している。例えばデータサイエンスのカリキュラムではIBMのサポートを受け、IBMの最新技術を含めた高度なスキルを身に着けることができる。実際の企業の幹部が参加するワークショップなども行われている。
学生側にとってもより就職しやすく、企業と学生、両方にとってメリットが大きい。

マネタイズ

通学型のスクール方式。Webデベロッパーコースであれば半年間で$21,000。

考察

今後もエンジニア需要は伸び続けると思われるため、事業自体もまだ大きな可能性を持っている。データサイエンティストのような新しい職種にも対応していけばコンテンツも拡充が可能だろう。

ただし、無料もしくは格安で学習できるオンラインサービスが多く登場しており、それらのサービスとの違いをどのように打ち出していくのかが今後の成長のカギと思われる。

日本でもエンジニア不足は大きな問題となっているが、国内でもスクール型のエンジニア学習スクールは多く登場してきており、昔からあった専門学校系を含めて早くも乱立状態となっている。

GalvanizeのようにスタートアップやIT企業と密に連携をとり、いかに実践的な教育ができるかが今後の国内プレイヤーの成長にとっては重要だろう。

マーケットアウト度

★☆☆☆☆

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