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企業/サービス名

Nurx/Nurx Inc.

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア
設立:2014年

創業者

・Edvard Engesæth
医学博士。医師としてインターン完了後、起業。今回の創業は2社目。
・Hans Gangeskar:CEO

資金調達

合計調達金額:$5.42M
直近の調達:2016年10月・シリーズA・$5.3M

サービス概要

・避妊用ピルのオンデマンド配送サービス
・いくつかの簡単な質問に答え、身分証明書をアップロードするだけで、登録医師から処方箋を処方してもらえ、避妊用ピル、避妊パッチなどの薬を宅配便で送ってもらうことができる。最初のタップからデリバリーまでは平均的に90分未満。いっきに3か月分の薬を処方してもらうことが可能。今年はじめからはHIV予防薬の取り扱いも開始。
現在、カリフォルニア、ニューヨーク、ワシントンDCで展開しているが、今後アメリカ全土への展開を視野に入れている。
・全米では年間300万件も望まぬ妊娠が発生しており、これを解決する目的で設立された。
・親のかかりつけ医に行くのが嫌な未成年者や婦人科に行くのが困難な農村部の女性などに多く利用されている。
・Ycom出身のスタートアップである。

ターゲット

女性

ターゲットの課題

・これまでは、薬を処方されるには、医師のもとに直接行って、処方箋を書いてもらうしかなかった。

本サービスが狙った業界

産婦人科
病院の待ち時間が長い。
対面での診察でないと処方箋を書いてもらえない。

発想の転換

これまでは「産婦人科医」が「ピル」を「女性」に「対面での処方」にて「薬を直接」提供していたが、
本サービスは「オンラインでの診察のみ」で「薬を宅配」で届けている。

品質:早い(24時間以内)
価格:保険利用だと無料
デリバリー;自宅まで届けてくれる

マネタイズ

月額料金制
月15ドル(保険加入している場合無料)

考察

当初は避妊ピルのUBERとしてスタートしたが、現在はその他の薬も取り扱っているため、PillPackやZipdrugなどの医薬品配達サービスなどの競合他社との差別化がだんだんと難しくなってきている。
ただ、自宅に薬を届けるという、非常に個人的且つ、センシティブなサービスのため、女性特化という点で、配達員の差別化など、現状サービスのままでもまだできることはありそう。また、ターゲットの特性上、医薬品以外の女性向け商品の宅配や女性向けのオンラインサービスなどクロスファンクションに展開できる点は多くありそう。
現状対面で処方箋発行、処方を行っていることをオンラインでそのまま行っているだけなのでマーケットアウト度は低い。ただ、避妊用ピルは常用するものは頻繁に婦人科に行かねばならないのに、休日の婦人科は込んでおり、数時間を要することがあるので、ターゲットの課題は大きい。また、緊急用のアフターピルも婦人科が近くにないために規定時間内に行けない、プライバシーの問題が気になる等課題は大きいと考える。バックシステムの工夫はないので、模倣は容易だが、スケールして、是非日本でも利用可能になってほしい。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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