2016.12.14
市販サプリの評価を行い、自分に合ったサプリを選びやすくするサービス「LabDoor」
企業/サービス名
LabDoor
企業概要
本社:アメリカ・カリフォルニア
設立:2012年
創業者
Neil Thanedar
LabDoor創業前は化学分析および製品安全研究所であるAvomeen Analytical Servicesの社長を務めていた。
資金調達
合計調達金額:$7.3M
直近の調達:2016年11月3日 $3.4M / Series A
サービス概要
LabDoorはサプリメント品質の分析・評価を行いランキング付けし、ユーザが自分にあった最適な商品を選択することができるようにするサービスを無料で提供している。
企業からの広告などには頼らず、すべての製品に関して、成分が表示通り含まれているか、有害な成分や汚染物質が存在しないかどうかを調べ、公正にランク付けを行っている。
ターゲット
・サプリメント利用者
ターゲットの課題
似たような効果を謳う多くの商品が同じような価格で陳列され、どれを選べばいいのか、どの商品が本当に効果のあるものか分からなかった。
本サービスが狙った業界
ドラックストア業界
店舗都合による商品の陳列と、企業側から一方的に発信される情報をそのまま掲示する構造。
発想の転換
既存のドラッグストア業界は陳列した商品の品質について責任を持たず、目立つ棚には店舗側が販売したい利益の高い商品を置いていた。
LabDoorは、商品の品質を自らチェックし、得られた結果に基づきランクを付けて表示することで消費者にとって最適な商品をチョイスできるようにした。
マネタイズ
サイト内での商品販売、または商品の公式サイトへのアフェリエイトリンク。
考察
日本でも一般消費者にとってサプリメントの品質や効果は、企業側からの情報を信用するしかないというのが現状だが、LabDoorのような第三者機関によって、実際に検査され、評価された情報というのは非常に有用性が高いと思われる。
健康に対しての意識や、食の安全性に対する意識というものは日本でもアメリカ同様高まっており、こういったサービスを望んでいる消費者も多いのではないだろうか。
ただし、既存の産業構造を大きく変えるとまではいえず、あくまでも補助的な役割となることからマーケットアウト度は低い。
マーケットアウト度
★☆☆☆☆