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企業/サービス名

Transcriptic / Transcriptic

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア
設立:2012年

創業者

Max Hodak
デューク大学卒業。FyFitのCEOやInporiaのCTOを歴任したのち、Transcripticを創業。

資金調達

合計調達金額:$27.77M
直近の調達:2016年11月17日 $13.4M / Series A

サービス概要

・バイオ系ベンチャー企業などに対し、実験段階にある薬の試験をロボットなどにより自動化したプラットフォームを提供している。
・企業は実験の依頼、実施、結果の確認まですべてをサイト上で行うことができ、実験内容を自由にデザインすることができる。
・創業者のMax Hodakが大学の研究室で研究を行っていた頃から、試験方法やデータ管理に関し非効率なやり方が続いていたため、Maxは実際の解析よりも、効率的に解析を行う手法を検討し、Transcripticを創業した。

ターゲット

・バイオ系ベンチャー企業

ターゲットの課題

新薬の試験には実験施設など数十億ドルの費用がかかると言われおり、ベンチャーが行うには非常にハードルが高かった。試験のアウトソース自体は以前からあったが、価格も高く、結果を得るまで時間のかかるものしかなかった。

本サービスが狙った業界

試験機器業界
高価な設備を販売して儲ける仕組み。

発想の転換

これまでは、試験機器業界が、高価な実験器具を製薬会社などに販売していたが、本サービスは、クラウド化した試験の実施のみを低価格で提供している。
Transcripticの実験施設は、高価な外部の自動化装置を購入せずに、ロボットも、それを動かすコード自身も自作している。この方法によって大幅な低コスト化を実現し、スケールアップも迅速に行うことができる。例えば、40万ドルかかる市販の製品と同じ実験器具を、機械工学者を雇い、4万ドルで開発した。

マネタイズ

実験器具の利用した時間に応した支払い。
※実験に利用する薬や消耗品は実費

考察

新薬の開発は今後も増えていくと思われ、そのためのコストを大きく削減できる本サービスはまだまだ成長の余地があるだろう。実験に対するいくつかの規制はあるが、まだ本サービスで対応できていない領域もあるので一先ず問題になることは無いと思われる。
当初はお金のないベンチャーが顧客として多かったが、現在は大手の製薬会社でも利用する企業がでてきており、サービスの有用性は認知されてきているといえる。
AWSのようにサービスをクラウド化して提供する流れはあったが、それを薬品の試験の領域で展開できたのは目の付け所が非常に優れていると言えるだろう。
プロダクトアウト構造の強い試験機器業界を破壊する可能性も秘めており、マーケットアウト度も高い。

マーケットアウト度

★★★☆☆

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