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企業/サービス名

Accompany

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア・ロスアンゼルス
設立:2013年

創業者

Amy Chang:最高経営責任者(CEO)
スタンフォード大学卒業後、eBay、Google、McKinseyなどを経る

・Ryan McDonough:最高財務責任者(CFO)
ペンシルベニア大学MBA取得後、McKinseyやNingにて最高財務責任者を務める

・Matthias Ruhl:最高技術責任者(CTO)
マサチューセッツ工科大学にて博士号を取得後、IBM Almaden Researchにて博士研究員などを務める

資金調達

合計調達金額:$40.6M
直近の調達:2016年12月5日 $20M / Series B
主な調達先:Cowboy Ventures, CRV, Iconiq Capital, Ignition Partnersなど

サービス概要

・Accompanyが多くの取引先の人々とミーティングをしなければならない営業職務のビジネスパーソンに対して、彼らがミーティングに至るまでの過程をスムーズにかつ簡易化したAIのアプリを提供
・具体的にはアプリを開くと表示されるカレンダーにミーティング予定を書き込むと、その相手の学歴・経歴のまとめやソーシャルメディア上における投稿、その人が務める会社の重要な情報などをまとめてユーザーに伝えてくれる。またその相手とのメールのやりとりや株の情報も表示。
・ユーザーの手間やITリテラシーの差(ミーティングに関して調べられる情報の量)を減らすことを目的とする

ターゲット

ビジネスパーソン
多くの取引先の人々とミーティングをしなければならない営業活動を行う人

ターゲットの課題

ミーティングための時間的コスト削減
各ビジネスパーソンによる事前調査のクオリティの乖離の減少

本サービスが狙った業界

CRM業界

発想の転換

これまではユーザー個人(ビジネスパーソン)がミーティングする相手の情報をかき集めてミーティングに臨んでおり、またその準備量やクオリティにも差が生じていたが、
本サービスによってユーザー(ビジネスパーソン)はAIによって集約された情報を集めることをしなくてもよくなったため、その時間を短縮できるようになった。

マネタイズ

アプリ利用は無料

考察

RefreshというLinkedInによる類似サービス『ユーザーが会った人々、連絡先に追加した人々などにかんする総括的な情報・プロフィールの提供』があるのだがSNS区分であるため、SNSも含めて統括できるAccompanyは差別化は充分図られている。
営業を行うにあたり、事前情報の差が営業活動のクオリティに響いてしまう可能性があり、例えばインターネットを使いこなしている人とそうでない人では収集できる情報量、速度、クオリティが変わってきてしまう。そういった点においてAccompanyは営業に至るまでのプロセスの効率化・統一化を図ることができ、ITリテラシーの差に関わらず皆同じスタート地点に立つことを可能とした。しかし、このサービスはこれにより事前情報収集の差をなくしただけであり、実際の契約などの営業活動に具体的にどれぐらいの差を生じさせるかがまだ不透明なため、ユーザー自身が利用する必然性が低いといえる。日本で展開しているビジネスSNS「Eight」のように営業機会を逃さない、といった直接的な目的を達成するためのツールにならない限り、スケールするのは難しいのではないか。

国内類似企業

Sansan株式会社
個人の名刺活用アプリのEightで有名なSansan株式会社は、個人だけではなく組織での名刺共有・管理サービスのSansanも提供している。Sansanは社内全ての人脈を一括管理することによって営業のチャンスを逃さない仕組みを提供している。個人の名刺を会社でまとめて管理することによって繋がりを可視化し、顧客情報や過去の担当者などを社内全員が把握できるようになった結果、Sansanは営業の無駄をなくし効率を上げることを可能とした。Accompanyと比べ、Sansanは確実に営業機会を逃さないという明確な目的を持っているためユーザーを惹きつけ、2012年のリリースから現在5,500社以上の導入実績を持つことができている。
一方でAccompanyは、営業までの時間的のコストを削減ができるという確証はあるものの、営業機会や成約率が上がるなどの明確なメリットが不透明であるのでユーザーへのアプローチがしにくいだろう。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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