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企業/サービス名

Aye Finance P Ltd/ Aye Finance

企業概要

本社:インド・ニューデリー
設立:2014年

創業者

・Sanjay Sharma : Founder
インド経営大学院を卒業後、住宅ローン向け金融サービス「Tamwell PJSC」のCEO等を経て、Aye Financeを創設。
・Vikram Jetley
School of Managementを卒業後、Development Credit Bankの副頭取等を経て、Aye Financeを創設。

資金調達

合計調達金額:$14.27M
直近の調達:2016年11月21日 $10.27M / Series B
主な調達先:LGT Impact Ventures, SAIF Partners, Accionなど

サービス概要

・銀行や小規模金融機関が融資を行っていない、5万ルピーから10万ルピーの金額での融資を従来の金融機関と比べて低い利率(従来は毎月3-5%だったが、本サービスは毎月1.3%前後)で行っている。
・融資先のデータ(売上高、製品の生産状況、顧客の購入状況など)をパラメーター化し、同業他社のデータと比較して融資金額を決定する新たな融資基準を導入することで、他金融機関からは融資を受けることが出来ない企業も融資を受けることが出来ている。
・例えば靴屋の場合、お店の売上高や顧客の靴の購入状況、製造工場の1日当たりの靴の製造数と従業員数等を分析して、同業他社のデータと比較して融資額を判断する。

ターゲット

金融機関から融資を受けられない小口事業者

ターゲットの課題

・金融機関から融資を受けられなかった。

本サービスが狙った業界

・金融業界
・大口事業者と比べて小口事業者の方が債務不履行の割合が高いため、小口事業者への融資に消極的だった。

発想の転換

小口事業者への融資は、リスクが高いことを理由にこれまで積極的に行われていなかったが、本サービスは債務不履行率を低くする独自の融資判断方法を活用することで、小口事業者に低金利で融資を行うことを可能にした。

マネタイズ

・融資額と返済期間によって異なる利率。3-5パターン。
・担保の有無で、年間の利率が異なる(年間21-28%)。
・国内類似企業
1.Maneo
・日本初のソーシャルレンディングサービス。
・創立後の年数が浅かったり、融資希望額が少額であったりするために銀行の融資対象にならない、もしくはなりづらい事業者に対する融資を行っている。
・個人投資家に融資金を投資してもらっているため、融資の審査はしっかりと行われている。
・融資の年率は最大で15%。
2.    Freee
・クラウド会計を主なサービスとして行っており、大手金融機関と組んで融資事業に乗り出す事を発表した。
・現在は開発段階である。
・すでに会計ソフトを使っている事業者が多いため、融資の判断材料が揃いやすい。
・事業者のデータを多く持っているため、債務不履行率が低くなりそう。
3.    日本政策金融公庫
・融資の年率が低い(平均2.15%)。
・創業後すぐの人でないと融資を受けづらい。
・しっかり準備しないと融資が通らず、1度融資に失敗するとしばらく再融資の申し込みができない。

考察

融資企業のデータをパラメーター化し、同業他社のデータと比較して融資金額を決定するAye Finance独自の融資判断基準は、楽天やYahooなどオンラインショップ運営会社がすでにこれらのデータを持っているため、インドでも同様のデータを持つ企業が参入すると、Aye Financeは経営が厳しくなるかもしれない。
また、利率が低い分、融資判断アルゴリズムの正確さと速さで融資先企業を多く持たなければならないため、人力でそれを行うのではなく、AI等でより正確に早く行えるようにならなければ、他社との競合優位性が低いため、絶対的付加価値は低い。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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