the_poultry_exchange

企業/サービス名

The Poultry Exchange

企業概要

本社:アメリカ・テキサス
設立:2016年

創業者

Janette Barnard
経営コンサルタントとしてマクドナルドなどのコンサルに携わる。農業ビジネスにおいて世界の食糧生産がより効率的で利益を追求できるような問題解決を行うことを目指している。

資金調達

合計調達金額:未公開
直近の調達:・未公開・Seed・2016年11月
主な調達先:未公開

サービス概要

 

・The Poultry Exchangeが、鶏肉の現物取引の卸し売り市場を、商業的鶏肉供給側と需要側に対してインターネット上で提供している。
・鶏肉の取引において、現物取引も10-20%ほどの割合で行われているが、電話で行うため多大な労力がかかり、非効率的なため減少していた。そのため、現物取引で効率性を追求できる市場をインターネット上で作ろうと考えた。
・現在は卸業者を通して取引が行われており、直接交渉で決定した固定の価格、商品の説明書、納期に基づいて取引が行われている。デメリットとして、仲介業者を通すことで相手の情報を手に入れることができないため効率性と透明性が低いことと、買い手と売り手の取引の基準に合うものをマッチさせるのが難しい、ということがある。
(生・冷凍の)鶏肉の現物取引市場を提供するPoultry Exchangeには、3つの使用方法がある。

1.オープン取引
出品者はすべての買い手を受け付けることができて、購入希望の買い手がせりをして、購入者が決定し次第発送する。

2.クローズド取引
出品者は特定の買い手を選ぶことができて、短時間で効率的に価格交渉をすることができる。

3.商品リクエスト
買い手が特定の商品のリクエストを送り、出品者がそれに応えた商品を送る。

・鶏肉の現物取引の市場をオンラインで提供し、供給側と需要側がせりを行う、もしくは特定の相手と価格交渉する場として利用されている。供給側は通常の契約(仲介会社や取引会社を通した取引)の上では取引できない、規格外の商品などを売る場として、需要側は効率的に商品を見つける場として利用されている。
・供給側のメリットは、要件にあったより多くの買い手をより短い時間で発見できるため、効率的に市場売り尽くし価格を見つけられることであり、需要側のメリットは、複数の供給者を一つの場所で見ることができ、要件にあった商品を必要なときに発見できることに加え、効率的に価格を交渉できることである。インターネット上で行うことで双方にとって継続的なコスト削減となり、幅広いレンジの需要と供給を実現している。
・現在、24の州、20以上の産地処理場で1週間に1000万パウンド以上の鶏肉を供給している。

ターゲット

・鶏肉の生産者、鶏肉を扱う小売店、加工業者

ターゲットの課題

・現物取引の際に膨大な数の電話をかけて取引先をあたっていたため、大きな労力がかかっていたが、インターネット上で取引可能な人・会社を一気に探せるので手間が省けた。

本サービスが狙った業界

・食肉業界

発想の転換

これまでは、(仲介を挟む場合)生産者が卸業者を仲介して鶏肉を加工業者や小売店へ届けていた。(現物取引の場合)インターネット上で相手をみつけて取引をする場がないため、電話で取引先をあたるしかなかった。
本サービスは、生産者が直接鶏肉を加工業者や小売店、または個人に届けるために、卸市場をインターネットにつくり、せりもしくは個別の取引を行って双方のニーズに合致する取引ができるような場を提供している。

マネタイズ

買う側には、個人メンバーシップ(6か月)と企業メンバーシップ(12か月)がある。
手数料:両方無料
定額:個人-$300   企業-$1000

考察

畜産業含め、第一次産業はインターネット化が進んでいなかったが、漁業分野において、八面六臂が生まれたように、畜産業界でもこのような流れが進んでいくだろう。これを阻む要素として、第一次産業従事者の高齢化と既得権益の利権の問題がある。高齢者が多いことに関しては、多くのインターネットが使いこなせない人に対して使いやすくするUI設計やわかりやすいフロー設計などの工夫が必要だろう。ただ、利権の問題に関しては、取引をオンライン化しただけでは、解決できない問題が多数あるので、プレイヤーたちの交渉や仕組みつくりなどのほうが重要になってくるかもしれない。

マーケットアウト度

★☆☆☆☆

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