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企業/サービス名

ConnectedYard / pHin

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア

設立:2014年1月

創業者

Justin Miller:
オンラインアドレス帳のサービスを提供するPlaxoの前CEOであり、シリコンバレーの Comcast Innovation Centerの設立者でもある。eBayでの製品開発・製品管理に携わった経験を活かしてAppleでも、MacOSのデスクトップやヒューマンインターフェースデザインを行っていた。これらの経験からConnectedYardの製品開発を行っている。

Mark Janes:
インタラクティブメディアやスタートアップ、テクノロジー業界の先導者。会社設立、国際的な製品開発、オペレーション・セールス・マーケティングのマネージングにおいて成功してきた。

資金調達

合計調達金額:$9.2m
直近の調達:$7m・シリーズA・2016年12月2日
主な調達先:Playground Global・Lonza Group・Tandem Capital

サービス概要

・プール・ジャグジーの管理者に、pHinというプールと温水浴槽のケア商品を提供している。
・会社が、「裏庭に知恵・シンプルさ・楽しさをもたらすこと」を目標としており、このサービスでプールやジャグジーにスマートテクノロジーを利用しようと考えた。プールやジャグジーがある家庭が多いアメリカ(2016年時点で1983万人がプールまたはジャグジーのある家に住んでいる)では、各家庭が手動で水質管理を行っているが、テクノロジーを導入したサービスを提供することで管理を簡素化し、プールを安全なものにしようと考えた。
・BluetoothやWifiのセンサーを使用して、プールの中の状態(水温、pH、塩素、アルカリ性、全硬度、シアヌル酸など)を測定し、(計量済みの)薬品を投入するタイミングをスマホのアプリで教えてくれるものである。スマートセンサーが常にプールの水の状態を測っており、水質の変化に応じて調整する必要がある時に、通知がスマホのアプリに来るようになっている。また色分けされた水溶性の薬品が家に届くようになっているので、届いた薬品をアプリで通知が来た時に自分で投入する。この一連の流れの中でアプリを通して専門家のサポートサービスを利用することができる。
・正確なセンサーで状態を測り、水質管理を徹底し、プールの安全性を保つ。毎月薬剤が届くので簡単にプールをケアできる。

ターゲット

プールやジャグジーを所有していて、近くに店がない人、安全性を重視する人、管理を簡素化したい人

ターゲットの課題

1年間プールを使うとなれば、水を頻繁に交換、phの測定、塩素の調整(プラスorマイナスの薬品を使用)、水温の管理、ヌメり除去など作業が多い。特にph測定、塩素の調整は毎日するべきだと言われているため、労力がかかる。

本サービスが狙った業界

アフターサービスや管理などがない売り切り型の薬品業界

発想の転換

これまでは業者がプールの管理者にphテストキットや薬品をそれぞれ、ホームセンターや通信販売で提供していたが、本サービスはプール管理者にpHテストキットと薬品、カスタマーサービスをセットにしてサブスクリプションサービスとして提供している。

マネタイズ

・モバイルアプリ・薬品(塩素、pHを増やす/減らす薬)がセットになっており、12か月か4か月(冬は使わない人用)の薬品のサブスクリプションから選部。12か月なら各$500/yearの3タイプから選び、4か月なら$349/yearの3タイプから選ぶ。
・3タイプの中から好みに応じて1つ購入するので、$500(1年)か$349(4か月)かかる。

考察

家庭用プールの管理は意外に面倒だが、しっかりとせねばならないことであり、日本と比較して自宅にプール・スパがあることは珍しくないアメリカではメジャーな家事のひとつである。ホームセンターに行く頻度も日本に比べ多く、DIYも主流な欧米ではこのような領域は日本よりも身近である分、利用人数も増えていくのではないか。日本では大きなプール、ジャグジー、温泉などの管理に利用できる可能性がある。

マーケットアウト度

★☆☆☆☆

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