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企業/サービス名

The Players’ Tribune, Inc/The Players’ Tribune

企業概要

本社:アメリカ・ニューヨーク
設立:2014年

創業者

・Derek Jeter
Central High Schoolを卒業後、MLBのヤンキースからドラフト1巡目指名を受けて入団。WBCのアメリカ代表やオールスターゲームのメンバーに選ばれるなど輝かしいキャリアを経て、現役引退後にThe Players’ Tribuneを創設。

資金調達

合計調達金額:$58M
直近の調達:2017年1月19日 $40M / Series C
主な調達先:Institutional Venture Partners, New Enterprise Associatesなど

サービス概要

・アスリートが生の声をファンに直接発信できる新しい形のメディアの提供。
・テレビやニュースなど既存メディアの補完的役割を果たしている。

ターゲット

・様々な国のスポーツアスリート(バスケ、ホッケー、野球やサッカーなど)

ターゲットの課題

・自分の生の声(意見)を直接ファンなどに発信できるメディアがない。
・既存のメディア(新聞やテレビなど)に対して不信感を持っている。

本サービスが狙った業界

・メディア業界
・テレビや新聞は大衆向けにニュースを作るため、万人受けするように編集されたニュースを発信する。そのため、インタビューを受けた人が伝えたい側面が伝えられていないことがよくある。そして、マイナーな選手は、まずメディアに出演する機会が与えられない。

発想の転換

これまでテレビ等の既存メディアがアスリートの特集をする時は、「大衆向けに〈編集された〉コンテンツ」を発信していたため、アスリートが本当に伝えたいことが届けられていない事が多かった。しかし、本サービスは「アスリートが生の声をファンに〈直接〉発信できること」をコンセプトに新しいメディアの形を取っているので、多くのアスリートが自分の経験など「個人的な話や裏話」を発信する場として利用している。個人的な話は、幼少期の秘話や引退理由など様々である。

マネタイズ

・広告
・サイトのスポンサー

考察

現在日本には本サービスのような「アスリートが〈生の声〉を発信できるメディア」はなく、既存のスポーツメディアはアスリートに取材を行い、それを〈編集〉して報道するため、本人の意図と違う風にマスコミで報道される事がある(アスリートには限らないが)。これを防ぐために、日本のアスリートはJSMC等の教育機関で「マスコミを意識して話すスキル」を身に付けるためのメディア・トレーニングを行っている。
本サービスは、アスリートの〈生の声〉を国民やファンに直接届けられるスポーツメディアであるため、マスコミを気にして発言する必要がなくなるだけでなく、自分が言いたい話を好きなように伝えることが出来る。結果として、今までは聞けなかったような個性のあるアスリートのエピソードを聞くことが出来るので、コンテンツとしてクオリティーが高く、従来のスポーツファン以外にも裾野を広げることができる可能性がある。また、マイナーなスポーツのアスリートも本メディアを使うことが出来るので、現在はスポーツメディアであまり取り上げられることのない、マイナーなスポーツを一般ユーザーに認知して興味を持ってもらうきっかけを作ることが出来る。
2020年東京オリンピックに向けて、スポーツ市場は拡大傾向にあるが、本サービスのようなサービスが日本にもあれば、スポーツファンの裾野と熱狂度を上げられて、スポーツ市場をさらに盛り上げる起爆剤になるかもしれない。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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