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企業/サービス名

MacroFab

企業概要

本社:アメリカ・ヒューストン
設立:2013年

創業者

Chris Church:約20年、製品アーキテクチャの経験があり、電子機器のデザイン・構築だけでなく様々な業界の大規模なインターネットベースのアプリケーション構築に携わってきた。

Parker Dillmann: テキサス大学で電子工学を学んだ。ガス会社や映像機器メーカーなどで勤務したのち、本サービスを立ち上げた。

資金調達

合計調達額 $5.7M
直近の調達 2017年1月18日 $3M Seed
主な調達先 Techstars Venturesなど

サービス概要

・MacroFabが、ハードウェアのPCB(プリント基板)のプロトタイプを作成・製造するクラウドプラットフォームをハードウェア製造者に提供している。
・自社で電子部品25万品を含む在庫、生産ラインを持つので、クライアントのアップロードしたPCBのデザインにおいて何を使うべきかを提案し、クライアントの意見に沿った形で製造、配送まで請け負う。
・本サービスのAPIでクライアントの次のプロトタイプ製作の簡易化も可能にしている。本サービスがプロトタイプの段階で提供したどの部品も本サービスのクラウドAPIで使用可能であり、クライアントの会社の持つリソースプランニング(企業資源計画ERP)やEコマースシステムに統合することができる。
・PCBのプロトタイプ製作は労力・コスト・時間がかかるが、統合プラットフォームにより効果的で効率的なプロトタイプを可能にし、ハードウェア製造者が、より簡単に、速く、低価格で新商品を製造できるようにするためにするために生まれた。

ターゲット

ハードウェアエンジニア

ターゲットの課題

・プロトタイプ制作の段階できちんと設計ができていないため、試作から製造への段階で失敗するケースが多い。(資金調達に成功した企業のうち75%が製作ローンチに失敗)
・PCBのプロトタイプ制作はコスト・時間・労力がかかる

本サービスが狙った業界

ハードウェア業界

発想の転換

これまでは、クライアントが部品を様々なベンダーから集め、高いコストの支払いや製造業者やベンダーの間を行き来する、時間や労力のかかる作業を行わなければならなかったが、自社に生産システムを持つ本サービスのプラットフォームにより透明性を高め、中間コストを抑え、製造にかかる時間を短縮し、PCBプロトタイプを作る作業をオンライン上で完結できるようにした。

 考察

ハードウェアスタートアップが、プロトタイプを作成し、資金調達に成功してもその試作品が量産化に耐えうるものではない場合が多く、その後の製品ローンチに失敗する企業が多いという課題がある。本サービスは実現可能性の高いプロトタイプ作成を行い、自社で工場を含む生産ラインを持ち、製造から配送まで一貫して行うことができるので、中間業者を排除しコスト削減、スピーディーなプロトタイプ作成を行うことができる。
ハードウェアベンチャーのアクセラレーター(経験のない起業家をサポートする企業)は現在増加しており、プロトタイプ作成後に製造までを支援するDragon Innovationや、Kick Starterなどのクラウドファンディングプラットフォームや、プロトタイピングコスト低下には3Dプリンターという手段もあるが、自社で製造ラインを持ち、量産体制を作れている本サービスの模倣は難しいと思われるため、競合優位性は高いのではないか。

 

マーケットアウト度

★☆☆☆☆

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