producepay_ss

企業/サービス名

ProducePay

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア・ロサンゼルス
設立:2014年

創業者

Pablo Schwarzbeck(CEO):
コーネル大学でMBAを取得後、Campos Borquez(食品メーカー)の行政職員などを経て現在に至る。

資金調達

合計調達額 $6.4M
直近の調達 2016年6月29日 $2.5M Seed
主な調達先 500 Startups, Arena Venturesなど

サービス概要

・当サービスは農家に対してスピーディーに収入を得、簡易に資金管理できる仕組みを提供している。
・これまで、農家の人は自身で作った農作物を売りに出してからその分の資金の支払いまで約30-45日かかるという現状があった。
・農作物の売り手と買い手を繋ぎ、ビジネスチャンスを増やすマッチング機能もある。

ターゲット

農家

ターゲットの課題

・農家:収穫の期間は物凄くお金がかかる。具体的に農家の人々は2ヶ月間の収穫期間に彼らのキャッシュの70%を必要とする。しかし、現状だと出荷から約1ヶ月も入金がなく、経営を圧迫する要因になっていた。
・卸売:卸売業者も多くは資産をもっていないため、事前に払うのが困難。

本サービスが狙った業界

農業

発想の転換

・これまでは農家の人にお金が入るまでに約1ヶ月もの時間がかかっていたが、本サービスは農家と卸売業者の間に入ることで、運送翌日にProducePayが農家の人にお金を受け渡し、卸売業社からは納品以後にお金を払ってもらうという、買い手売り手どちらにもウィンウィンな仕組みを作り上げた。
・既存プレイヤー(卸売)は、支払いまでの30-45日を短縮できるほどの資金がなく、この仕組みをとることができない。。

マネタイズ

1-4%の値引き価格で農家から購入し、元値で卸売に売却している。

考察

・日本での農家の平均年齢は68.5歳。また少子化などによって後継者不足にも直面している。(H28農業従事者192万人中、125万人が65歳以上)
・農家を営むには、初期費用がかさむという難点があるが、その割に収入もよくないというデメリットがある。初年度の売上は平均たった230万円だが、コストの平均が690万円程であるため、初年度は大きな赤字を被るのは必須。こういった理由から新規で農業を始めるにはかなりの覚悟が必要であり、実際にH21-H27年比較で新規就農者数は減少傾向にある。
・新規だけではなく農業従事者自体も、毎年減少傾向にあり、ここ6年で70万人減少している。(農林水産省資料より)
・このサービスは資金力が成長のフックになり、そのため、新規参入は困難だと思われる。しかし、運転しだすと、成長は加速することが予測できる。今後は、購入保障などの周辺領域に参入することがユーザー数拡大につながるだろう。

類似企業

<国外>
・Granular:農業の生産効率の改善をするためのソフトフェアを提供する。また、企画、生産、マーケティング、会計の4つをサポートする事業も行っている。
→資金管理の面では同じだが、農家が収入を早く得られる仕組みの提供は行っていない。

<国内>
・FarmanDess:EXCELファイルを利用して,経営収支,月別キャッシュフロー,財務指標の推計ならびに最適な経営計画の試算ができるもの。主に稲麦大豆を基幹とする土地利用型の経営や集落営農組織を対象としている。

マーケットアウト度

★★★☆☆

  • この記事をはてなブックマークに追加

関連記事