evolv-technology

企業/サービス名

Evolv Technology

企業概要

本社:アメリカ・マサチューセッツ
設立:2013年

創業者

・Anil Chitkara(President & Co Founder):アクセンチュアでシニアマネージャーを務めた後、現在に至る。
・Michael Ellenbogen(CEO & Founder):Reveal Imagingの創設をしCEOを務めた後、現在に至る。

資金調達

合計調達額 $29.82M
直近の調達 $18M 2017.3.14 Series B
主な調達先 Bill Gates, Data Collective, Gate Ventures Plc, General Catalyst, Lux Capital, Osage University Partners

サービス概要

・Evolv Technologyがスポーツ施設やエンターテイメント施設、交通のハブとなる場所やその他の商業施設向けにテロや銃撃事件が増加する中、資金に限りのある企業でも、手作業による身体検査ではなく、最新鋭のテクノロジーを使って事件を未然に防げるようなボディスキャナーを開発した。
・具体的には、8フィート(約150cm)ほどの高さのボディスキャナーで、通過する人を高速でスキャンできるため、対象者は立ち止まったり、ゆっくり歩いたりする必要がない。独自開発された「ミリ波画像認識センサー」を搭載したシステムは異物を検知し、爆弾や銃器などが施設に持ち込まれるのを防ぐことができる。
・動作スピードは空港のボディスキャナーを大きく上回り、1時間あたり600人をチェックできる。
・更にカメラや顔認識ソフトとも併用できるので、施設に入って来た人を関連データベースと照合し、もしもその人が施設への立ち入りを禁じられていたり、過去に凶悪犯罪に関わっていたりすればシステムがアラートを発し、警備員がその人を詳しく検査できるようになっている。

ターゲット

スポーツ施設やエンターテイメント施設、交通のハブとなる場所やその他の商業施設のオーナー

ターゲットの課題

テロを未然に防ぐのはほぼ不可能であり、国家レベルの防御には多額の費用がかかるため従来的な方法のみ(警備・監視カメラなど)での対策しかできなかった。

本サービスが狙った業界

セキュリティー業界

発想の転換

これまでは従来的な方法のみ(警備、監視カメラなど)でテロなどの犯罪阻止を行っていたため効率が悪く(同人数の警備員を各ドアに配置など)、センサーなども1人を検査するのにある程度の時間を要したが(空港の税関)、本サービスのボディスキャナーは立ち止まる必要なくチェックをできるため時間短縮でき、かつ通った人間の情報などをクラウド上で照らし合わせ、危険人物出会った場合は警備を呼ぶなどすることができ、以前より効率的に犯罪防止を行えるようになった。

マネタイズ

ボディースキャナー1台500万円程度

競合企業

なし

考察

・世界において2013年度にテロが起きた国は41カ国であったが、2015年度には100カ国以上に増えている。
・2006-2013年において、テロによる死亡者は世界で13万人である。
・2015年に起きたパリ同時多発テロ事件はパリ市内と郊外の商業用施設、2016年のベルギーでのブリュッセル爆発はブリュッセル空港及びマールベーク駅、また同年のアメリカフロリダ州オーランドの銃乱射事件はバーで起きたものである。こういった事件から近年ソフトターゲットに対するテロが多発していることが窺える。
・しかし日本でのソフトターゲットに対するテロ対策(例:徳島県)は警備を強化するのが主であり、講習を実施したり責任者を作るなどの手段のみ。
・上記の情報から、現在世界中で起きているテロの件数は増加しており、また多数の死者を出していることがわかる。また、ソフトターゲットに対してのテロが近年多発しており、日本は未だそれに対する防御が整っていない。2015年度の「最近不安を感じているかどうか」という問いに対して75%の人がYESと回答。また、「何に不安を感じているか」という問いで36.3%がテロと回答。フランスのパリ同時多発テロの発生前後比で最近の不安要素がテロであると答えた人は3倍に増加している。こういった背景や2020年のオリンピック開催も含めて、国民や企業のテロに対する意識が高まっていけば製品のスケールは期待できそうである。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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