zirra

企業/サービス名

Zirra

企業概要

本社:イスラエル・テルアビブ
設立:2014年

創業者

・Moshit Yaffe(CEO兼創設者): Vigilant TechnologyやM.Y. Investments House Ltd.にてCEOを勤めた後、現在に至る。
・Aner Ravon(CPO兼創設者): テルアビブ大学を卒業後、HooQsを創設、COOとして携わった後、現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$5.3M
直近の調達:$3M/Series B/2017.3.22
主な調達先:Michael Dolinsky, Moshe Lichtman, Nautilus by AOL, Singulariteam, S. Somasegarなど

サービス概要

・スタートアップ企業を評価しその価値を探るためのAIテクノロジーを開発。推定評価額、競合者リスト、推定イグジット時期、リスクや成功要素、そしてチーム、製品、推進力、実行力の総合評価など、スタートアップに関するインサイトを提供する。
・投資家がスタートアップ企業に投資するために必要なツールを提供する評価のためのプラットフォーム。
・Zirraのデータ源は、主に⑴オープンな素材(LinkedInや会社のウェブサイト)⑵ウェブの感情分析(メディアや消費者の口コミの分析)⑶一般的なデータ(アカデミックな調査論文)である。情報を集めたのち、比較による分析(競合など)と内部分析(会社自体の細かい分析)が行われ、そこで人間の専門家によるコメントや査定が入る。その後、項目ごとの最終評価が行われ、分析レポートが出来上がる。
・方法も非常に簡易で、ZirraのHPにいき調査したい会社の名前を入力するだけ。その後1日でZirraによる分析レポートを受け取ることができる。

ターゲット

M&Aアドバイザリー会社、ベンチャーキャピタル

ターゲットの課題

今まではコンサルタント会社、リサーチ会社、市場アナリストに分析を依頼していたため、膨大な時間と費用が掛かった。また、人間のみの力では市場全体を特有の細かい点まで分析し、客観的な視点で分析結果を導くのは困難であった。

本サービスが狙った業界

調査業界

発想の転換

これまではコンサルタント会社、リサーチ会社、市場アナリストなどを雇うことでスタートアップ企業や市場を分析し、多額の費用と時間をかけて経営者がその会社の買収や合併するか否かを判断していたが、本サービスによって買収や合併をする会社はより客観的に集約され、専門的な情報から導かれた買収先企業の分析レポートを得ることによって時間や費用、手間を省いてより正確な決断を下すことが可能となった。

マネタイズ

分析レポート1枚につき99ドル
3枚149ドル/月
無制限(〜150枚)499ドル/月

類似企業

speeda:業界分析を1時間程度でしてくれるサービス。開示資料、競合企業、M&A情報、ニュース、シェアレポート、統計データ、業界動向に対して「相談、委託、検索」の機能がある。相違点としては業界分析を目的としていて、戦略コンサルティング会社が行うような分析を短時間で行えるというのがspeedaの特徴であるが、Zirraの場合はM&Aを目的として絞られた情報を提示するというシンプルで特化した作りになっているという点。

考察

・外資系の大手コンサルティングファームに依頼した場合、期間は約3ヶ月で、専門コンサルタント3-4名を雇うと仮定したおよそのコンサルティング料は2,000-3,000万円。
・デロイト・トーマツの2013年度の資料によると、過去5年間に買収・売却を実施した日本企業1,500社の中で成功したと感じている企業は36%。
・アメリカにおいても、2015年度のM&Aの失敗率は70-90%に上る。(ハーバードビジネスレビューレポートより)
・分析を外部に依頼した場合かかるコストと比べると、専門家による知識とAIの力によって導き出された推定評価額、競合者リスト、推定イグジット時期、リスクや成功要素、チーム、製品、推進力、実行力などの総合評価分析のレポートが1枚につき99ドル、かつ1日で貰えるというのは今までに比べてかなり画期的であり、スケールも期待できそうなサービスであるように思える。

マーケットアウト度

★★★★☆

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