plate-iq

企業/サービス名

Plate IQ

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア・サンフランシスコ
設立:2014年

創業者

・Bhavuk Kaul(CEO兼共同創設者):Pace Universityを卒業後、Blackberry Incでマネージャーなどを勤めた後、現在に至る。
・Ram Jayaraman(共同創設者):Rutgers Universityでコンピューターエンジニアリングのマスター課程を修了後、Motorola Indiaでソフトフェアエンジニアなどとして勤め、現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$4.5M
直近の調達:$4M/Seed/2017.3.20
主な調達先:Cameron Walters, Eileses Capital, Initialized Capital, Michael Ducker, Tamares, The Restaurant Group, Y Combinator

サービス概要

・レストランのための財務ソフトウェア。書類など(原材料費などが記載された簿記的な書類)を写真で撮るだけでデジタル化する。それらの変動をダッシュボードに表示、小さい変化なども可視化する。また、在庫に関してもダッシュボードで管理することができる。請求書の支払いもネットで行うことができ、他のソフトウェアとのシンクロも可能。
・財務費用削減、食品コストなどの見える化による費用削減などの効果がある。データを打ち込む必要がなく簡易であることも特徴の一つ。
・サンフランシスコにある「The Plant Cafe Organic」というカフェはPlateIQを利用することにより1年で$150,000の人件費を抑えることに成功したという事例がある。

ターゲット

チェーン店などを繰り広げていない、比較的小規模なレストラン

ターゲットの課題

お店自体が小規模であるため、利益をあげるための施策を立てたいが、外部にコストマネジメントを委託する金銭的余裕もない上、基本的に人手不足な飲食店が多いため、時間的な余裕もない。

本サービスが狙った業界

飲食業界

発想の転換

これまで、レストランなどの社員や経営者自身が時間をかけて財務データを分析し、コスト削減や利益アップの施策を考えていたが、本サービスによって書類を撮影するだけで集約された情報をダッシュボードで確認することができ、以前より容易にコストマネジメントが行えるようになった。

マネタイズ

不明

類似企業

MAIDO SYSTEM:飲食店のための管理サポートソフトウェア。売上管理、勤怠管理、給料管理、損益管理、レシピ管理、予約管理、集計機能などの機能がある。
→PlateIQとの相違点としては、自身で入力が必要であるという点。

考察

・2015年度における日本の外食産業の市場規模は約24兆円であり、3年連続増加傾向にあるがピーク時の1997年に比べると16%減。
・飲食店で利益が出ているのは約3割で、個人店の7割は開業後3年以内で廃業しているという事実もある。
・飲食業界において、大まかな売上の内訳は「原価30%、人件費30%、その他経費12%、固定費20%、利益8%」であるため、うち60%を占める原材料費と人件費が利益を増加させるためには大きな鍵を握る。
・日本における飲食店のアルバイト比率は84%(2017)。つまり、20人働いていたら約17人がアルバイトにより構成されているという現状がある。そういった中で社員が日々、客数や客単価を意識して売上を向上させたり、また原材料費や人件費などのコスト削減を意識して、利益の向上に注力することは難しい。
・こういった現状の中で、専門家による財務データを待つことなく、自身が書類を撮影するだけで数値をデジタル化し、表やグラフなどで分かりやすく実態を伝えて、時間と打ち込み作業という精神的徒労を減らしてくれるPlateIQは、忙しい飲食店の社員たちにとっては有難いサービスのように感じられるが、飲食業の肝となるコストを抑えて利益を最大化するなどの、「管理サポートのためのソフトウェア」という観点では既に既存のソフトウェアがあるため、その点での差別化は難しそう。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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