carro

企業/サービス名

Carro

企業概要

本社:シンガポール中央地区
設立:2015年

創業者

・Aaron Tan(CEO): シンガポール国立大学、シンガポール経営大学、Carnegie Universityを卒業後、現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$18.02M
直近の調達:$12M/Venture/2017.3.22
主な調達先:Alpha JWC Ventures, Battery Road Digital Holdings, Coffee Ventures, GMO, GMO VenturePartners, Golden Gate Ventures, Quest Ventures, Singtel Innov8, Skystar Capital, Venturra Capital

サービス概要

・中古車売買のマーケットプレイスを提供している。
・取引に透明性を与えるため、ディーラーによる価格設定ではなく機械学習のアルゴリズムによって中古車の価格を決定させ、取引が成立した場合は成立料をCarroが受け取り、30日経っても成立しなかった場合はCarroが売り手から買い取るという仕組み。
・買い手にダイレクトに販売する方法と販売代理店に即売却する(2時間以内)方法がある。
・フォームの入力をして、写真をアップロードするだけで掲載可能。掲載自体は無料である。

ターゲット

車を売りたい人

ターゲットの課題

車を売りたい人は売りたい価格より低く見積もられることが多かったり、また取引成立までに時間がかかっていた。

本サービスが狙った業界

中古車売買業界

発想の転換

これまでは中古車業界ではディーラーが価格設定を行うのが通常であり、適正価格よりも不当な額で取引が行われることがあった上、買い手は商品の限られた情報しか得ることができなかったが、本サービスは機会学習によって適正価格で取引が行われ、かつ売り手が自由に情報を載せることができるため、買い手にも売り手にも嬉しい透明性の高い取引が可能となった。

マネタイズ

250シンガポールドル(約20,000円)/売買成約時

類似企業

sgcarmart:シンガポールで主流の車の売買サイト。同社の優位点としては、価格設定と即時売却が可能な点である。

考察

・シンガポールでは車の値段が高額である。例えば、日本ではトヨタのカローラは約146万円で購入できるがシンガポールでは約1000万円以上し、同じくトヨタのプリウスは日本では約262万円であるがシンガポールでは約1500万円かかる。理由としては、シンガポールでは、自動車購入者を減らすことで交通環境を保つことを試みており、車の税金は税率100%が課されていることがあげられる。また、車を購入する際は政府が発行するCOE(新車購入権)を公開入札で入手する必要があるためである。そのため、「業者によるCOEの購入→その価格を上乗せしての販売」となるため費用が嵩んでしまう現状がある。こういった状況から、シンガポールにおける車所有率は15%と低い。またCOEは10年という期間がきまっていて、10年たつと消失する。更新したい場合は新たにCOEを購入する必要があるが80,000ドル(約640万円)と高額であり10年で手放す人が多いという現状がある。
・これまでの業界平均の中古車売買の平均手数料は2,000シンガポールドル(約160,000円)であったが同社の値段はその1/8であるため、価格的にもスケールが期待できそうであるし、またディーラーの主観による価格設定ではなく同社によって生み出された機械学習による価格設定という信頼性もあるため、今後の伸びは期待できそうだ。

マーケットアウト度

★★★★☆

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