konux

企業/サービス名

KONUX

企業概要

本社:ドイツ・バイヘエン・ミュンヘン
設立:2014年

創業者

・Andreas Kunze(CEO): The Technical University of Munich、スタンフォード大学を卒業後、現在に至る。
・Dennis Humhal(COO兼共同創設者): The Technical University of Munichを卒業後、BMWグループの南アフリカのサプライチェーンや購買分析などを行った後、現在に至る。
・Vlad Lata(CTO兼共同創設者): The Technical University of Munichやカリフォルニア大学バークレー校を卒業後、AUDIやBMWグループに勤め、現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$18.5M
直近の調達:$9M Series B 2017/3/6
主な調達先:Andreas Bechtolsheim, Andreas Kunze, Andy Bechtolsheim, Dennis Humhal, FOUNDER.org, Lothar Stein, Maximilian Hasler, Michael Baum, MIG, New Enterprise Associates, Greg Papadopoulos, Oliver Buecken, Unternehmertum Venture Capital Partners,Johannes von Borries, Upbeat Ventures, Warren Weiss

サービス概要

・産業用機械メーカー業界をデータ主体(Data-driven)にすることが目標の同社は、センサーとAI、そこから蓄積されるデータを活用し、工業界において未だ進んでいない資産管理をデジタル化(可視化)しメンテナンスをより効率的に行うためのサービスを提供している。
・具体的な事例としては、現在、鉄道のネットワークを可視化して、メンテナンスを効率よくできるサービスを提供している。同社はドイツ鉄道の高速鉄道ネットワークをデジタル化し、検査および保守コストを25%以上も削減し、運用効率を向上させることに成功した。
・鉄道の事業社に対しての本サービスは車両のモニタリング、線路の分岐装置のモニタリングなどを行っており、①鉄道のネットワークを見える化し、より効率よく電車のスケジュールを組む②故障などの問題を事前に、もしくは素早く察知することで電車の遅延や顧客満足度を向上させる③人的なメンテナンスを効率よく行うために事前情報(どこが老朽化している、など)を把握して無駄のないプランを組むことができ、かつメンテナンスのコストを減らせる、などの特徴がある。

ターゲット

メーカーや鉄道など、産業用機械を利用する企業

ターゲットの課題

産業用機械メーカー業界ではデジタル化が進んでおらず、未だにメンテナンスなどは一定の頻度で業者に来てもらい行ってもらうなど、昔ながらのやり方で行われていたため、効率が悪かった。

本サービスが狙った業界

産業用機械メーカー業界

発想の転換

これまでは人による定期的なメンテナンスが行われていたため効率が悪かったが、本サービスはそれをAIやセンサーを使用することでネットワークをデジタル化させデータを蓄積することで、変化を見逃さず効率の良いメンテナンスが可能となった。

マネタイズ

不明

考察

・日本における2014年度の工業用の事業所は前年比1.7%減の約12万軒であり、従業員数は約684万人である(経済産業省, 2015年)。
・例として、日本における鉄道インフラの大きな特徴は、「①設備の建設年度が古い、一方でバリアフリー等の新規設備が増大②代替ルートの提供が困難で、設備メンテナンス良否が安全安定輸送に直結③メンテナンスを行う時間が主に営業列車運行間合いのため一日数時間④列車荷重が重く、かつ、首都圏等では通過トン数が年間2000万トンを超過⑤メンテナンス従事員は社員およびグループ・パートナー会社従事員で完結」である。(鉄道メンテナンスの課題と今後の展望, JR東日本 より引用)
・鉄道会社の現在の内在する課題として挙げられるのは「①設備の老朽化②ヒューマンエラーによる重大事故発生③画一的な基準による過剰または過小なメンテナンス④世代交代に対応する技術者の早期育成⑤脆弱なサプライチェーン体制」である。(鉄道メンテナンスの課題と今後の展望, JR東日本 より引用)
・日本の鉄道インフラの特徴や課題を考慮した上でも、本サービスが日本でスケールする可能性は高いように感じられる。また他の工業に関しても、競合がいない場合はスケールが期待できそう。

マーケットアウト度

★★★★☆

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