サロンビジネスを総合的にサポートする「ビューティガレージ」。今では一流の上場企業となっている同社だが、出発点は中古の理美容機器をインターネットで販売するベンチャー企業だった。
前編では、事業に関して話を伺ったが、後編では、その詳細と組織、カルチャーなどについて、更に深堀りをしていく。

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自分がやったことへのリアルな反応がある

ビューティガレージにとっては創業の原点でもあるECサイト。事業のなかでも中核的な役割を担うが、以前は運用を外部に委託していた。ところが、サイト更新の頻度が上がってくると、きめ細かなサービスが難しくなってくる。そこで、Webの内製化を図ったのが2007年。岡崎氏が入社した頃だ。

「まずは更新作業を自社で始め、徐々に機能改善やWeb広告にも着手していった。毎年のように立ち上がる新規事業のサイトディレクションも担当している。以前Webの受託開発会社に勤務していた時は、複数のサイト立ち上げに関わるのが普通だったが、事業会社では自社サイトの地道な改善がメイン。作業自体は地味なこともあるが、自分がやったことに対してダイレクトにお客様からの反応や売上数字の変動などが見えて、おもしろい」

小さな改善でも大きな成果につながるという。

もちろん、手応えを感じることもある一方、ときには期待ほどの成果があがらないこともある。しかし、その経験を次に活かすこともできるのが、事業会社でITに関わる醍醐味だ。

「失敗は認められる社風。会社がつぶれない程度の失敗をたくさん積み重ねて、徐々にあがっていければいい」

さらなる進化に向けた、10年目の大改革

入社時はITシステムグループに在籍していた岡崎氏がマーケティング室に合流することになった。これはビューティガレージにとって、ITの位置づけが変わってきていることの表れでもある。

「これまでお客様の声に応えることで規模を拡大してきたが、さらに成長を続けるには攻めの姿勢への転換が求められる。今後はマーケティングにも力を入れていこうという気運が高まり、新組織ができた。マーケットを切り拓くにはITの知識も欠かせない。たとえば、広告もWEBと紙で分けるのではなく一貫したメッセージを伝えていこうという狙いがある」

創業時は中古の理美容機器販売の流通経路を切り拓いたITは、今後、顧客に対するブランドコミュニケーションのツールとしての性格を強めていくことになる。

「今のECシステムは10年以上使い続けてきたため、時代にそぐわないものになってきている。これからやっていきたいのは顧客ごとに異なる体験を提供できるサイト。今は美容室もネイルサロンも会員は全て同じトップページが表示されるが、新着情報やレコメンド、トップページなど、お客様にあった情報を提供できるようにしたい」

いつも注文する商品がすぐに出てくるなど、よりパーソナルな体験を提供していくサイトになれば、「サロンコンシェルジュ」としてのブランドイメージも高まっていくはずだ。

未開拓の領域で前例をつくっていく仕事

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長らく使い続けてきた社内システムを刷新するなど、新たな成長局面に向けた準備が進んでいる。現在、ビューティガレージではアジア進出にあたって、人材の募集も行っているが、どのような人を求めているのだろうか。

「上場企業ではあるが、今もサロン様のためになるならば望んでタブーに切り込んでいく社風がある。これから取り組むのは、おそらく業界初のサービス。前例のない事業やサービスをつくることに魅力を感じる人、新しいことへの挑戦を楽しんでできる人と働きたい。野村もそういう人材を求めていると思う」と岡崎氏。

従来にないサービスを生むには職種やキャリアを越えたアイディアも必要だ。社内には新規事業提案制度もあり、積極的に提案を受け容れる環境がある。
今年3月にスタートしたサロンリース事業の『サロンまるごとサポート』を運営する株式会社BGパートナーズはビューティガレージからのスピンアウト。
既成概念にとらわれず顧客視点で発想し、そのアイディアを具現化していく意欲の高い人にとっては、格好のチャンスが転がっている。

アジア、そして世界へ出ていけば、これまでの日本のやり方では通用しない局面も出てくるだろう。しかし、自由に、大胆に発想し、新たな方法を模索するのはビューティガレージの得意とするところ。アジアの美容サロン業界をどう変えていくのか、今後に注目したい。

 

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