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企業/サービス名

OpenInvest

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア
設立:2015年

創業者

・Phillip Wei(CTO):Princeton Universityを卒業後、Deliverooの創設などを経て、現在に至る。
・Conor Murray(CEO):マサチューセッツ工科大学を卒業後、モルガンスタンレーのアナリストなどを経て、現在に至る。
・Joshua Levin(CSO):ハーバード大学を卒業後、ニューヨーク大学でMBAを取得し、World Widelife Fundでコンサルタントからマネージャー勤めあげ、現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$3.25M
直近の調達:$3.25M Seed 2017/5/16
主な調達先:Abstract Ventures, Ramtin NaimiAndreessen Horowitz, Daniel Scrivner,Flat World Partners, SV2, Wireframe Ventures

サービス概要

・Ycon参加企業で、個人投資家向けに世界で初めて社会的責任投資(SRI: 従来の投資判断基準である財務内容に加えて、その企業が「社会的責任を積極的に果たしているか」を判断材料として行なう投資方法)のオンラインプラットフォームを提供している(引用:三井住友トラストアセットマネジメント, 2017)。
・投資先のカテゴリー例としては「気候変動・兵器製造業者・化石燃料・ジェンダー差別・LGBTQの職場での扱いの改善・森林伐採・タバコ・DAPL(ダコタアクセスパイプライン)支持・ドナルドトランプの支持」などがある。
・興味関心の高い分野を選択すると、OpenInvestがそれに基づいてポートフォリオを作成して、3,000ドルから投資を開始できる。

ターゲット

個人投資家(特にミレニアル世代の投資家)

ターゲットの課題

従来の投資は財務情報が最も重視されていたが、企業の社会的責任や存在意義が社会的に問われていく中で、財務だけではなくより包括的な情報で投資を行いたいというニーズが高まった。しかし、財務情報以外に必要な投資情報はその考え方の変化に伴って整理されないままで、投資家は自身で情報を集めなくてはならなかった。

本サービスが狙った業界

投資業界

発想の転換

これまでは投資家は投資決定に際して、財務情報に加え、その企業が社会的責任を果たしているかどうかなどを判断する場合には各々で各社のHPなどを検索し情報収集する必要があったが、本サービスは自分の興味関心を入力するだけで、その分野に関して活動を行っている企業を知ることができ、従前より平易に情報収集・意思決定を行えるようになった。

マネタイズ

アセットのうちの0.50%が仲介料として引かれる。

考察

・Global Sustainable Investment Alliance(GSIA)によると、2012年度における世界のSRI市場規模は約13.6兆ドルである。
・2014年度の日本における個人株主数は約4,582万人で、前年比で6.7万人増加している。個人投資家の数としては保有銘柄数/人が約3~4銘柄と仮定すると、およそ1,300万人であると推定されている。個人投資家の資金量としては、最も多い額が1,000万円~3,000万円で全体の約1/3を占め、20歳代では100万円~300万円が約8割を占めている。
・ミレニアル世代とは、1980〜2000年生まれの世代を指し、日本におけるミレニアル世代は約2,000万人であり、日本の総人口の約16%である。ミレニアル世代は「デジタルネイティブ・未婚/晩婚・社会貢献意識が高い・倹約志向」という特徴がある。
・現状として、SRIの市場規模は世界的に増大しており、ミレニアル世代は社会貢献への意識は高いが、投資額があまり高くないという状況がある。そういった中でSRIのプラットフォームとして3,000ドルから投資できることは同社の利点である。しかし、投資対象が限定的でかつ社会貢献的な要素も強いためサービスのスケールはあまり大きくないように考えられる。

マーケットアウト度

★★★★☆

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