episona

企業/サービス名

Episona

企業概要

本社:アメリカ・カリフォルニア
設立:2013年

創業者

・Alan Horsager(社長兼CEO): ワシントン大学を卒業後、南カリフォルニア大学でPhDを取得し、同校でリサーチアシスタントなどを勤めた後、現在に至る。
・Doug Carrell(共同創設者):University of Utah School of medicineにてPhDを取得して卒業後、同校で教授を務めるなどした後、現在に至る。
・Andrew D Smith : University of New BrunswickにてPhDを取得後、オンタリオの癌研究施設にて調査員として務めるなどして、現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$4M
直近の調達:$2.62M Seed 2017/6/6
主な調達先:Pasadena Angels

サービス概要

・同社は、不妊カップルの男性における不妊検査をDNAレベルで行う「Seed」というプロダクトを提供している。
・不妊治療の多くは女性にフォーカスされているが、実際にその原因は男女半々程度であり、男性は原因として見過ごされやすい。精液分析だけではなく、同社が提供するSeed testでは精子の数や運動性、形状などをチェックし、遺伝子レベルでの原因特定を可能にした。
・同社のホームページで健康に関してのいくつかの質問に回答するとSeedのキットが届き、指示に従って検査した後、そのままポストに入れて郵送。その後、検査結果はデータとして受け取ることができ、自宅からタブレットなどで閲覧可能。
・それぞれの数値をグラフ化し、「Normal-Borderline-Abnormal」の評価で医学的知識が無くても理解がしやすく、また他の人とのケースと照らし合わせ自身がどの程度であるかを把握することができる。
・通常の精液検査だけでは分からない、「精子が健康な胎児を作る確率」なども調べられるので、医者も検査結果に応じて患者ごとに不妊治療を検討することができる。

ターゲット

不妊に悩んでいる男性

ターゲットの課題

不妊治療は女性にフォーカスされており、男性の不妊治療は簡易的ではなかった。

本サービスが狙った業界

ヘルスケア業界

発想の転換

これまでは、不妊治療を男性が行う場合は精液分析だけが行われており、得られる情報に限りがあったが、本サービスのSeedを利用することで、DNAレベルで不妊の原因を特定でき、それぞれに合わせた効率的な不妊治療を行うことが可能となった。

マネタイズ

不明

考察

・不妊症とは「特に病気のない健康な男女が妊娠を希望し、避妊をせず1年間夫婦生活(セックス)を営んでも妊娠しない場合のこと」である(日本生殖医学会 より引用)。
・2007年度の情報によれば、不妊症の比率(不妊症カップル/全カップル)の世界平均は約9%であるのに対して、日本の数値は16%であり、平均より高めである(http://wotopi.jp/archives/35887 より引用)。
・現在日本で行われている、不妊における男性側の検査は、精液検査と、泌尿器科の検査である。精液検査を受けて、疾患などが疑われる場合に泌尿器科の検査が行われる。精液検査は2-7日の禁欲期間後に、採取する方法で「精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無」などの結果を得ることができる。泌尿器科の検査では、「勃起や射精などの状況の確認、精巣(こう丸)などの診察、精巣サイズの測定、精索静脈瘤の有無」などの診察を行った後、内分泌検査(男性ホルモン・性腺刺激ホルモン・勃起障害や射精障害など)や染色体・遺伝子検査(無精子症の場合など)が行われる(日本生殖医学会 より引用)。
・このように、男性用の不妊治療は段階を踏んで行われている現状があるが、忙しくもあり、また多少の羞恥心も感じるであろう現段階の検査は多くの男性にとって億劫であるに違いないだろう。そういった中で、手間や無駄な時間をかけることなく自宅で簡単に検査ができ、かつ詳細な不妊の原因特定のための情報を得られる同社のサービスはスケールが大いに期待できそうである。

マーケットアウト度

★★★★☆

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