proov

企業/サービス名

ProoV

企業概要

本社:イスラエル
設立:2015年

創業者

・Toby Olshanetsky(CEO兼共同創設者):Tel Aviv大学を卒業後、Mobile Cyber StartupのCEOを務めるなどして、現在に至る。
・Alexey Sapozhnikov(CTO兼共同創設者): University of Haifaを卒業後、SAP Labsでデベロップメントマネージャーなどを務めるなどして現在に至る。

資金調達

合計調達金額:$21M
直近の調達:$14M Series B 2017/8/2
主な調達先:Cerca Partners, Helios Capital, Mangrove Capital Partners, OurCrowd-GCai

サービス概要

・企業向けに、新技術の概念実証=パイロットテスト(PoC(Proof of concept))を迅速かつ効率的に作り実行するためのプラットフォームを提供している。顧客はクラウドベースのテスト環境でデモンストレーションができる
・パイロットテストの際、現物の顧客データをテスト用に使うと規制に引っかかってしまうなどの問題があったが、同社のデータの構造は、顧客が実際に使うデータセットをベースにしているため、規制に囚われる必要がなくなる
・流れとしては、ProoVのユーザーは、ProoV上で関心のあるスタートアップを選択し、彼らが作ったデータによりパイロットテストを行う。現在同社の顧客は約125社で、GE, Amazon Web Services, AIGなどの大企業も名を連ねている。また、同社のサービスを使ってパイロットテストツールを提供しているスタートアップも859社に上る
・パイロットテストの実施可能なカテゴリーとしては「IoT、ビッグデータ、サイバーセキュリティ、フィンテック、機械学習」などがある

ターゲット

新規事業開発を検討している企業

ターゲットの課題

大企業が、新しいソフトウェアや新技術を自社に導入するには、既存のシステムに整合するかをチェックするために、パイロットテストを事前に行うが、これには、コスト面、時間面(大企業が顧客データを利用するには社内規制をクリアする必要がある)で大きな負担となり、新しいソフトウェアを導入することが困難な環境にあった。また自社の課題を解決する新技術をスタートアップが持っていたとしても、それを発掘するためには、時間とコストを要していた。

本サービスが狙った業界

企業向けソフトウェア業界

発想の転換

これまでは、大企業がパイロットテストを行うには、コスト面、時間面で大きな負担となっていたが、ProoVのテストプラットフォームは、セキュリティ環境や信頼性が高いため、新しいソフトウェア等を導入するリスクを軽減できるようになった。また大企業が持つ顧客データを利用する代わりに、ProoVが作成した仮想データを利用することができ、規制にとらわれずにパイロットテストを容易にできるようになった。

マネタイズ

ProoVを通じて関心のあるスタートアップの概念実証を行う企業からの会費

考察

このプラットフォームは、大企業が新しいソフトウェア等を自社に導入する前のパイロットテストのコストを低減する点で、大きなメリットがある。大企業の課題を解決する技術を持つスタートアップにとっても、ProoVのプラットフォームはメリットが大きい。知名度のないスタートアップは、自ら大企業にアプローチする必要があり、パイロットテストのためのセキュリティ環境や信頼性の問題で障壁が高かったために、導入してもらうことが困難であったが、ProoVのプラットフォームにより、大企業から発見してもらいやすくなり、自社の新技術大企業に採用してもらう可能性が高まる。

マーケットアウト度

★★☆☆☆

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