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独自の基準で選定した業者を紹介し、慣れない発注業務でユーザーが抱える課題を解決する、一括見積りサイト「アイミツ」。ヒトを介したサービスが特徴で、「紹介してくれる業者が良い」という発注者の評価も高い。このサービスを運営している、株式会社ユニラボはどんな会社なのか、後編では同社の取締役である渡雄太氏に、会社やチームのメンバーについて詳しく聞いた。

エクイティを入れないという決断

創業から現在に至るまで、株式会社ユニラボが貫いている方針がある。
それは、外部のエクイティを入れないこと。スタートアップ企業にとって、資金調達は最重要課題といっても過言ではない。むしろ、いかに調達してくるかが成功の鍵を握る場合もある。事業が立ち上がってからマネタイズできるまでの間、外部資本の活用は魅力的な選択肢であったはずだ。
なぜ、ユニラボはそこでエクイティを入れないという選択をしたのだろうか。

「代表の栗山が社員のための会社をつくりたいという思いを強く持っていた。株主ではなく、社員の方を向いてやっていくため、ここまで何とかエクイティを入れずにやってきた」。

VCを入れると、どうしてもゴールが決まってきてしまう。そして、一度、資本を入れてしまえば、片道切符で戻ることはできない。通期黒字化した2年目までは苦しい時期もあったというが、それでも思いは揺らがなかった。株主ではなく、社員の方を向いた経営を貫き、マネタイズに必死に取り組んだ。

事業利益だけで経営していくには、ユーザーの課題に本気で向き合い、価値を認めてもらわなければならない。人を介したサービスでマッチングの精度を上げるというスタイルは、自分たちだけでやっていくという覚悟から生まれてきた知恵でもあったのだ。

ユニラボ社内には、社員のほか、内製のコンシェルジュ部隊や契約企業を開拓する営業部隊など、アルバイトや有給インターンも多い。だが、そうした立場の違いを越え、みんなでひとつのチームになることを重んじているという。

決してきれいごとではなく、実際に、役員同士の戦略会議をオープンにして、誰でもオブザーバー参加できるようにしているそうだ。役員の関心や会社としての方向性など、普通は簡単に知ることができないが、ユニラボでは全社員に知る機会が与えられている。
社員のための会社であり、社員が主役となれる会社でもあるのだ。

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さりげなく置かれていたビジネス書。知識を増やし、目線の高さを上げてくれるからと、書籍代は会社が全額負担

立場の違うメンバーを束ねるのは「6つのコンパス」

同社のボードメンバーは4名。代表、マーケティングの責任者、開発の責任者がおり、渡氏はその他ビジネス全般を統括する立場にある。ユニラボに背番号4番で参加して以降、「アイミツ」を支えるチームづくりにも貢献してきた。

「優秀で情熱を持った人材であっても、難局にぶつかった時に一緒に乗り越えていけるかどうかは分からない。社員に何を求めるのか、きちんと言語化して伝えていくため、昨年『6つのコンパス』という行動規範を定めた」

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6つのコンパス。デスクトップ画像として配布していたり、社内ポスターとして掲示されていたり、社員が目にする機会も多い。

たとえば、そのうちのひとつ「本物コミット」をとりあげてみよう。ここには役員と同じ視点で組織の課題を眺め、役員と同じように会社の成長を願ってほしいという思いが込められている。
「6つのコンパス」は社員に、どんな社員であってほしいか、どんなチームをつくりたいかを伝える、合い言葉のようなものだ。

「四半期に一度は会社をしめて、こうしたコンパスの項目を一つひとつ、みんなで振り返るようにしている。役員から思いを伝え、社員で話し合い、少しずつ、この価値観を共有してきた。最近はチームの結束もより強くなってきたと感じている」と渡氏は言う。

社員の評価でもこの「6つのコンパス」を活用するほか、採用時も、コンパスに照らしながら、一緒にチームとしてやっていけるかどうかを判断するという。

大企業からベンチャーへ転職する意味とは

ユニラボでは、アルバイトやインターンなどの占める割合が大きく、インターンから上がってきた社員も多い。若くフレッシュな人材に恵まれているため、現在は全方位で事業を見ていけるようなミドルマネジメント層を積極採用中だ。

「まだ社員数が20人以下なので、創業メンバーと呼んでいい段階での参加だと思う。これから会社の文化をつくっていくんだというところに魅力を感じる人が入ってきてくれている」

渡氏自身も前職は大手商社。シード段階のベンチャーに参加して、挑戦をしたいとの思いから、草創期のユニラボに飛び込んできたという。

転職を考えている人へのアドバイスを伺うと「周りで転職を悩んでいる人に、いつも言っているのは、自分が転職する時にとあるベンチャーの社長が言ってくれた『絶対に死なないから大丈夫』という言葉。確かに4年経ったが死んでない。絶対に何とかなるし、大きい会社で培ったキャリアがマイナスになることはない。勇気を持って挑戦してほしい」と、力強いメッセージをいただいた。

プライベートでもTwitterでベンチャー企業のビジネスモデルを図解してツィートしている渡氏(@watari_unilabo)。転職後、ベンチャーの魅力にますますハマってしまったようだ。

「大企業からベンチャーに来て良かったのは、会社のなかで見られる範囲が一気に広がること。組織や事業を見渡し、問題を特定し、仲間を巻き込んで解決していく。そういう経験を通じて会社と自分を成長させていくのがベンチャーの醍醐味。今のユニラボには、そのような環境が整っている。志のある方は、ぜひ参加してほしい」

ユニラボへの転職に興味がある方、キャリア相談したい方は、エムアウトキャリアからご応募ください。
株式会社エムアウトキャリアはBizna運営している株式会社エムアウトのグループ企業です。

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