subcom001昨年あたりからECのトレンドとして「サブスクリプション コマース」というキーワードを目にするようになりました

サブスクリプションコマースとは「定期購入EC」サービスのことを指しますが、日本ではここ数か月で定期購入系サービスのニュースをちらほら。「今の時代に定期購入?ちょっと古くない?」なんて思うかもしれませんが、2012年はECブームの新たなトレンドとして定期購入の流れがやってきそうな気配が。今回は定期購入のサービスをざっくり押さえてみたいと思います。



■新聞・雑誌の定期購入も進化
定期購入と言えば、まず思い出されるのが「新聞」や「雑誌」の定期購読ではないでしょうか。今でも新聞の購入においては、コンビニ、駅売店での購入は少数派で、自宅での定期購読が9割を占めているそうです。新聞の定期購読をしていると、欠かせないのが「折り込みチラシ」。新聞を定期購読している人のうち、約6割がチラシをチェックしていて、なかでもよく読まれているチラシはスーパーの情報だとか。さて、ここからが進化系ですが、まず「雑誌」の定期購読では、2002年に「富士山マガジンサービス」がスタートしました。スタート当初はずいぶん目新しく、「おお!」と思ったものですが、今となってはすっかりお馴染みのサービスになりました。今では更に、雑誌をオンラインで月額固定で読み放題のサービスが出てきたり(Next Issue Mediaビューン)、新聞の折り込みチラシ情報もウェブで見られるようになったり、折り込みチラシ「のみ」を届けてくれるチラシの定期便「とどくる」というサービスも出てきました(「とどくる」は年会費無料)。



subcom002■日用品の定期購入便はほんとに便利
定期購入の分野は、新聞・雑誌だけでなく、日用品も届けてくれるサービスも登場しました。2010年9月にはアマゾンが定期購入サービス「Amazon定期おトク便」をスタート。アマゾン内で販売されているコスメや日用品等を定期的(配送頻度は1 か月~6 か月毎)に配送してくれて、最大10%OFF、かつ配送無料。日常生活において、家に帰って「あ!○○を切らしていた!」ということはしばしば起こるもの。そうでなくても「○○が必要だけど、重くて運ぶのが大変。かといってネットスーパーで、その都度注文するのもなあ・・・」という事もあるはず。そのような場合に定期便はオススメです。



■コスメやアクセから非常食まで。バラエティに富む定期購入
さて、日用品だけでなく、それ以外の分野も面白くなっています。「非日常」というコンセプトで最近気になっているのが、「非常食」の定期購入「yamory」。3日分の一人分の非常食セットが6か月ごとに届きます(月々720円)。常に意識しているわけではないけれど、やはり「備えあれば憂いなし」という言葉が非常に気になる昨今においては、必要性を感じずにはいられません。

subcom004さらに、女性向けで気になるサービスとしては、コスメやアクセサリーの定期購入。海外のサービスではコスメが送られてくる「Birchbox」(月額$10)、日本では「GLOSSYBOX」 (月額1500円)が人気のようです。アクセサリーで言うと気になるのが「Send the Trend」。月額$29.95、送料無料でトレンドのアクセサリーやファッションアイテムをレコメンドしてくれるサービスです。これらのサービスの特長は、サービス開始時に自分の好みをあらかじめ登録しておくことで、個人の好みに合わせて送られてくるということでしょうか。“自分のためにセレクトしてくれた”という「特別感」は消費マインドがくすぐられます。また「特別感」を大切にしている定期購入サービスでは、「Foodzie」や「Love With Food」。subcom003グルメに特化したサービスで、厳選された食材が届きます。

さらに、教育系のサービスも出てきています。「Kiwi Crate」は子供向けの工作キットの定期購入サービスで、月額$19.95でキットが届きます。これでクリエイティブな子供に育つのか思うと、子供の将来が楽しみ・・・!?あれ、これって何かに似ているのでは。そうです、日本には1946年に創刊し「科学」や「学習」という素晴らしい教育教材がありましたね。だからこそ、定期購読サービスにノスタルジックを感じるのかもしれません。



事業開発グループ 千田


 

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