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株式会社TAASが展開する「e-Pod」は、回収した古紙をリサイクルし、その古紙からつくったアイテムを還元する、リアルとWebを掛け合わせたサービスは世界でもまだない日本発のビジネスだ。
前編では、サービスの概要やブランドへのこだわりについて伺った。
後編では、今後「e-Pod」が目指すゴール、そして、そのゴールに向かうためにどんなチームをつくっていきたいかを代表の大越氏に聞いた。

環境先進国へ「e-Pod」を輸出

不要になった紙や機密書類の回収・処理をする会社、古紙から再生紙をつくる会社、再生紙を使った新たなアイテムを企画・販売する会社はこれまでにもあった。だが、紙がリサイクルされて再利用されるまでのプロセスをワンストップで提供する会社はなかった。
株式会社TAASの提供する「e-Pod」は、これらを一貫して行うところにオリジナリティがある。特に、利用企業が評価するのは、自分たちが資源再生に貢献しているのが体感できる点だ。

契約企業には専用の会員ページがあり、ここで自分たちが合計何箱を回収に回したのか履歴を見たり、還元アイテムを選んだりすることができる。

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サービスサイトのトップページ。これと別に、専用の会員ページがある。マイページでは書類の処理量を可視化するなど、企業が「ePod」に取り組む意義を明確に感じられるページづくりを意識している。

「利用者に聞くと、自分たちが出した紙が入った還元アイテムを手にした瞬間にもっとも、環境に貢献したという実感を強く持つようだ。より多くの企業、より多くの人にそうした実体験をしてほしい」と大越氏。

いまや、環境問題は世界共通の課題だ。「何かしなければ」という意識を持っている人は少なくないはずだ。無理のないかたちでリサイクルに参加でき、貢献した実感を得られる「e-Pod」は、海外でも共感をもって受け容れられるだろう。

同社では早々に英語版をつくり、海外にも展開をしていくことを計画している。特に、意識しているのは環境先進国であるヨーロッパ。日本でビジネスを根付かせるのはもちろん、ヨーロッパ進出にも力を入れていきたいという。

必要なのは「e-Pod」を自分の仕事にできる人

大越氏はTAASを起業する前に、グローバル企業であるamazonでは、史上初めて世界最年少で事業責任者へ就任し、事業をドライブさせた。ランサーズではグローバル展開時の海外子会社創業メンバー・取締役を務めた経験を持つ。
amazonでは、アメリカ、ロシア、ベトナム、韓国、中国など仕事で携わった同僚は世界中にいたし、ランサーズでは、当時、会社としても初めてだった海外現地法人の設立に関わった。海外子会社の従業員は現地フィリピンの人たち。文化も価値観も日本とはまるっきり違った。
そうした経験から大越氏が学んだのは、オーナーシップの重要性だ。

「国籍も価値観も違う人たちと働いていると、自分たちがオーナーシップをもっていなければミッションも遂行できないし、果たすゴールにも到達しない」

TAASも、「e-Pod」を通じて、実現したいミッションが明確にある。

「これから資金調達が完了すれば、人の募集もしていくことになるが、オーナーシップのある方に来ていただけたら」と大越氏は語る。

何もないところから、ビジネスをつくりあげていく段階では、「何をすればいいですか?」と誰かに聞きながら進めていては仕事にならない。経営者と同じ目線の高さで、自分から「これをやらなきゃいけないですよね」と課題を見つけ、進んで実行していける力が必要だ。

現時点で「e-Pod」が取りくんでいきたいのは、まず企業向けの「e-Pod」を日本で根付かせること。その上で「e-Pod」ブランドの確立をすることだ。
これらの仕事をどれだけ、自分ごととして捉え考えられるか。年齢や経験は問わない。求めるのは、オーナーシップだ。

資源リサイクルをクールに。

「e-Pod」の発想の原点は、自宅の郵便ポストに入るチラシを中も見ずに捨てる時の、ほんのちいさな罪悪感。

もともとエコロジー活動への関心はあったものの、この事業を始めるまで、厳密には「役に立つことはやりたいけれど、何からやればいいのか?」とやる術が当時はまだわからなかったと大越氏は話す。

「企業としてエコへの取り組み、廃棄物の有効利用、その上で社会に貢献したいという企業は非常に多いと感じる。。
日頃から自分も感じるが、「何か環境にいいことをやらなくちゃ」と思っても、お品書きがあるわけではなく、正直なところ、何から始めればいいのか、何をするのがいいことなのか分からないというのが本音ではないか。
「e-Pod」が、そういった企業やそこで働く人々への提案のひとつになればと思っている。分からなければ、とりあえずやってみてもらうと、皆さんの思いをかたちにできると」

ゴミとして捨てるだけだったものを有効活用する。またその取り組み・体験自体を価値へ変える。これは、新たなビジネスモデルであるが、もっといえば、新たな文化やライフスタイルといってもいいかもしれない。

サービス開始までこぎ着ける過程では、古紙回収に対する社会的な評価の低さも肌で感じたという。グレーゾーンの仕事なのではないかといった先入観や、ゴミからの連想であまり印象のよくない仕事とみる偏見が根強く残っている。
古紙回収を社会貢献と結びつけ、ブランドを確立していくことで、業界のイメージも変わっていけばと大越氏は期待する。

何かしら捨てるものを「e-Pod」で使えるものに変えるのがクール。

もし今、あなたが何か環境や社会貢献に関心があるのなら、TAASで、そんな文化の発信源になってみるのも、おもしろいのではないか。

「ePod」を広めていくにはどうしたらいいか、その答えを一緒に出してくれる人をTAASは待っている。

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