通称「土方ジャンパー」ことドカジャンは、冬の工事現場に欠かせないアイテムです。
寒い冬の防寒具を探してこのページを見てくださった方は、防寒服としての性能だけではなく、見た目や着心地も気になるでしょう。
ドカジャンのメリットとデメリットについて紹介していきます。
冬の現場におすすめの防寒コートなので、まだ持ってない方はチェックしてみてください。
ドカジャンの特徴とは?
ドカジャンといえば、工事現場や屋外で仕事をする人が冬に着る作業服(アウター)のひとつです。
現場では12月から3月くらいまで来ている作業員を見かけます。
種類は丈が短い「パイロットジャンパー」と丈が長めでポケットが多い「カストロコート」の2種類があります。
パイロットジャンパーは、素材にナイロンやポリエステルといった化学繊維を使っていて、裾の部分が伸縮するように作られています。米軍のパイロットが着用しているジャンパーというのが名前の由来です。
カストロコートの素材は綿が多く、作業着らしい作りになっています。
カストロとは、イタリア語で「ビーバー」という意味です。ビーバーは「生態系のエンジニア」と呼ばれることから、カストロコートには「働き者のコート」という意味があります。
どちらも、襟や裏地にボアを使い「防寒性」を高めている防寒ジャンパーです。
気温によっては薄着の上に羽織ることもありますが、基本的に作業服の上から着用することが多いアウターです。
「ドカジャン」とは、日本の建設業界で広く着用されている作業服の一種で呼ばれ方は独特の由来を持っています。元々「土木作業用ジャンパー」という意味で、土木現場・土方現場(ドカタ作業)で働く作業員たちの間で親しまれてきました。この短縮形が「ドカジャン」となり、今では広く認知される呼称となっています。
現場で働く作業員や職人さんはデザインや形状を気にしてドカジャンと呼んでいるわけではなく作業用のジャンバーのことを総称してドカジャンと呼ぶことが多いです。
ドカジャンは温かくて丈夫なのがメリット
ドカジャンのメリットは「防寒性」と「耐久性」に優れていること。
襟や裏地にボアを使用しているのは、冬の屋外で作業をする時に着ることを想定して作られているからです!
体を冷やさないように工夫されている防寒着だからこそ暖かい。
もちろん防寒性だけでは、冬の屋外での作業は乗り切れません。
ドカジャンは作業着の上に着用するものなので、窮屈だと動きにくいですよね。作業がしやすいように作っていることも効率的に仕事をするのに大切な要素。
あまりにも体にぴったりしていて、動いた瞬間にビリッと破けたら意味がありません。
屋外の作業現場では「建材」や「機材」を運ぶので、簡単にこすれたり、汚れたりします。気が付いたらボロボロになっていることもあるので、穴が開いたり、ほつれないということも大事になります。
きちんとした作業着メーカーで作られているドカジャンは、耐久性も機能性も高いので長年使っていてもへたれづらく使い勝手がいいです。
素材によっては「防水加工」を施していて、多少の雨なら染み込みにくいように作られているドカジャンもあります。
ドカジャンは、重くて縮みやすいのがデメリット
ドカジャンのデメリットは「重さ」と「縮みやすさ」です。
ドカジャンは作業着の上から重ね着するので、重いものだと動きにくくなります。綿で作られたものは、重さもあるので着心地の悪さを感じる人もいるでしょう。
軽いものが良いというのであれば、ナイロンやポリエステルのドカジャンの方がおすすめです。
ただ、ナイロンやポリエステルといった「化学繊維」は、火に弱いというのがデメリットになることもあります。
また、ドカジャンは汚れたからといって家庭で洗濯をすると縮みやすいので注意しましょう。
袖口や裾は特に注意が必要です。できるだけコンディションが良い状態にするためにも、洗濯表示の確認は忘れないようにしましょう。
かっこいいドカジャンで冬の屋外作業もおしゃれに快適に!
冬の屋外での作業中はものすごく寒いですね…。
冬の作業現場では暑くなるからと薄着の方もいますが、ドカジャンのように脱着するのが簡単な防寒着があるとすごく便利です。
ドカジャンは、冬の作業現場で着るために作られているので「防寒対策」はしっかりしていますし、最近のドカジャンはかっこよくてスタイリッシュな商品がたくさんあるので男女兼用が増えてきていて女性にも人気の防寒服です。
見た目だけでなく、素材や機能性についてもチェックをすると着心地の良いものが選べます。
作業現場で便利に使うために、
- ポケットの数
- 素材
- サイズ感
を確認するようにすると失敗しないですよ!
自分に合うドカジャンを選んで、冬の作業を快適にするためのアウターとしておすすめですよ!