現場で働く人にとって必需品の安全靴。
働く日は朝から晩まで安全靴を履いている人も少なくありません。
安全靴は現場で足を守るために、先芯が入っていて靴全体が頑丈な作りになっているので人によっては、「安全靴を履くと足が痛い」と思っている人はかなり多いです。
足が痛くても、仕事中には着用しなくてはいけないので我慢して履き続けると
仕事に集中できないし、モチベーションも下がってしまいますし、怪我の原因になってしまいます。
安全を守るために着用する安全靴。
履いていて怪我をしたり不快な気持ちになってしまっては元も子もありません。
今回は、安全靴で足が痛くなる原因と対処法について紹介します。
もくじ
安全靴を履くと足が痛くなる原因は?
工事現場・建築現場・工場など危険を伴う現場で仕事中に安全靴を履くことは義務です。
最近の安全靴は10年前に比べるとかなり履きやすく動きやすくなっていますが、足の安全を第一に設計されているので、一般的なスポーツシューズやスニーカーと比べると靴底は硬めです。
硬い分地面からの衝撃を受けやすくなっています。
また、安い安全靴を履いていると先芯部分が靴の内部で露出して痛いということもあります。
先芯が指に当たって痛いとき
安全靴には、つま先保護のため先芯というものが入っています。
先芯の種類は、使用する安全靴によって違いますが樹脂を使っているものが多いと思います。いずれにしてもこの先芯は通常足の内部で露出しないように加工しています。
ただし、靴の劣化や使い方によって露出してしまうこともあります。
先芯が露出してしまうと、足を怪我してしまう原因ですし先芯の機能を果たせないこともあるので交換のタイミングです。
買ってまだ新しいのに痛い場合は、
- 粗悪品である可能性
- 靴のサイズがあっていない可能性
どちらかが考えられます。
靴のサイズがあっているのに、先芯が当たって痛い場合は先芯の「幅」が足にあっていないこともあります。
ここ数年で「ワイド樹脂先芯」というものもたくさん販売しているので、足幅が広い人は試してみてください。
人の足の大きさはそれぞれ微妙に違うように、安全靴メーカーによって使っているアシガタが違うのでサイズが違うことがあります。試着をできるようならサイズ感を確かめて購入しましょう。
革靴のように足全体が痛い
JIS規格の安全靴は、革靴のことが多いです。
なので、ビジネスシューズのように足全体が痛くなってしまうこともあります。
特に小さすぎる安全靴を履くと、足全体が締め付けられて痛くなる傾向がありますので、安全靴を選ぶ時にジャストサイズの安全靴が見つからなかった場合は大きめのサイズを購入するといいと思います。
安全靴は、靴紐できつく締めることもできますし、靴下でサイズ調整することもできるからです。
足の裏が痛い
スニーカーになれている人だと、安全靴の靴底は硬いので痛くなってしまうこともあります。
インソールを変えることで改善することはできますが、JIS規格の安全靴は安全性を担保するために中敷を交換する場合には、同一メーカーの同等品に限定するように規定されました。
なので、安全靴メーカーさんから出ているインソールを使うようにした方がいいです。
JSAA規格のプロスニーカーであれば、安全靴のインソールを変更することは可能です。
値段が安い粗悪品は足が痛くなることが多い
経験からもそうですが、安全靴は安い靴ほど足が痛くなってしまう傾向にあります。
ホームセンターやネット通販で、安全靴は1000円台から購入することができます。
購入する時、「安全靴はどうせすぐ壊れるから安いのでいいかー。」と思って購入していましたけど、本当にすぐ壊れるし…、足も痛くなってしまいます。
安全面でも危険なので、安全靴を購入する時は「JIS規格」か「JSAA規格」のもの。
有名な安全靴ブランドの商品を購入することがおすすめです。
会社支給の安全靴で足が痛くなってしまったときの対策は?
安全靴は会社によっては、会社支給のこともあると思います。
会社支給安全靴は、JIS規格やJSAA規格の安全なものを支給してくれる傾向にありますが、靴自体が自分に合わない場合は足が痛くなってしまうこともあります。
上長に相談してみる
安全靴が自分の足にあっていなくて足が痛い場合は、上長さんに交換していいか確認してみるといいでしょう。
会社も、労働安全衛生規則で労働者に適切な安全靴を着用させないといけない決まりになっているので、「規格」や「色」などを指定されることはありますが、許可してくれることが多いようです。
実費になってしまいますが、安全靴は仕事の相棒と考えると合わない靴を履き続けるよりはおすすめです。
靴下を変えてみる
安全靴を履く時に、普通のソックスでも問題はないですが「安全靴専用」の安全靴を履くと嫌な臭いも気にならないし、足が痛くなり辛くなるのでおすすめです。
また、安全靴用に「つま先パット」というものもあります。
会社支給の安全靴など、指定の靴で働かないといけない時「足が痛い」場合は使ってみてください。
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まとめ
安全靴は、足を守るために頑丈な作りになっています。
なので、着用していて足が痛くなることもあります。
履きなれてくると、痛くなりづらくなりますけど…人によって個人差があるので足が痛い時は無理をせず痛くならないように工夫をしましょう。
特に先芯部分は安全靴で足が痛くなる1番の原因だと思います。
- 粗悪品は避けること
- 足幅が合わないならワイド樹脂先芯に変えること
- 安全靴専用の靴下を使ってみること
- つま先パットなどを使ってみること
工夫をして作業を快適に行いましょう。