ガテン系の意味や語源は?転職するときに考えるべきガテン系の仕事の特徴や注意点

ガテン系の意味や語源は?ガテン系の仕事の特徴

ガテン系というと、イカツイお兄さんのイメージや仕事は肉体労働と連想される方が多いと思います。建築や土木の求人でよく見る「ガテン系」の仕事のカテゴリー。

ガテン系の仕事は種類が多くて選ぶのに迷うくらいたくさんあります。

肉体労働系の仕事という漠然としたイメージは広まっているものの、具体的にどのような仕事のことをガテン系というのか明確な定義はありません。ですが、一般的にガテン系と言われる業種はたくさんありますので、どんな業種のことをガテン系の仕事というのか特徴などを解説していきます。

また、私自身ガテン系の仕事に10年以上従事しているので転職や仕事が成功しやすい人の特徴も紹介します。

ガテン系の仕事の特徴は?

ガテン系 女子

ガテンという言葉は出版社の造語です。

ガテン系という言葉が誕生したのは1991年と言われています。

同年にリクルート社が発行した就職情報誌の誌名「ガテン」が由来と言われていて、この情報誌で掲載されていた職種が土木・建築などいわゆる「職人」「ブルーカラー」のアルバイトや正社員の仕事でした。

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当時も様々な就職・求人情報誌がありましたが、ブルーカラー系に限って求人広告を掲載する情報誌は「ガテン」が有名だったので、土木・建築の仕事のことを総称して「ガテン系」と呼ばれるようになったのです。

誌名は「合点がいく」と「がってん(OKの意)」を合わせて決定。こういったタイプの求人誌では競合誌が少なく、かつガテンが最もメジャーであった事や、表紙に採用されていた画像のインパクトの強さ、ガテンを利用する人々の個性の強さなどからガテンといえば肉体労働者を指す代名詞となった。

出典:ウィキペディア

求人情報誌「ガテン」は2009年に休刊となりましたがブルーカラー系の仕事を総称して「ガテン系」という言葉は今も聞くことが多いです。

ガテン系に含まれる仕事の種類

かつて発行されていた就職情報誌「ガテン」には土木や建築関係の求人広告が多数掲載されていたので、現在でもガテン系と言えば土木や建築工事現場の仕事というイメージがあります。

しかし、実際は土木や建築関係以外の仕事もガテン系のカテゴリーに含まれていることが多いです。

一般的に考えられているのは、「肉体労働=ガテン系」なので、運送業・整備士も、ガテン系のカテゴリーです。

大型免許が必須なトラックドライバーが運輸業の代表的なイメージですが、同じ運輸業の貨物列車の運転士・航空機のパイロットも整備士関係の仕事も肉体労働なのでガテン系の一種とされています。

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ガテン系の仕事の職種
  • 土木作業員
  • 建築作業員
  • 整備士
  • 期間工
  • 技術職
  • ドライバー
  • 引越し業者

などの肉体労働全般のお仕事が幅広く「ガテン系」と言われています。

資格や免許が必須なことも多いガテン系の仕事

ガテン系の仕事は、きつい肉体労働なイメージがあり誰でもできる単純な仕事というイメージを持っている人もいますけど。

ほとんどのガテン系の仕事は、社会のインフラを支えている重要な仕事。

突き詰めて仕事をしていくとガテン系の仕事は多くの資格や免許が必須とされています。

ガテン系の仕事の多くは人命に直結する内容であり、誤った方法で行うと非常に危険なので安全に仕事を行うためには正しい知識を持ち、正確に作業ができる技能が欠かせません。

そのため、知識や技能を持っていることを示す資格や免許が必要になります。

資格や免許を取得するための試験は、難いものも実務経験がないと受験できないものが多いので、単純で誰にでもできる仕事ではありません。

体力も必要で、スキルも重要な仕事なので誰でもできる仕事ではないのです。

女性でも活躍できるチャンスがある業界!

ガテン系の仕事に、女性の進出が増えています。

ガテン系の仕事は非常に忙しく疲れやすいイメージがあり、10年くらい前は現場で女性を見ることは本当に珍しかったですけど、今は様々な現場で「ガテン系女子」「ワーク女子」がたくさんいます。

多くの仕事が過酷なことが多いことは以前から変わりませんが、働き方改革を推進している企業が増えているので女性でも働きやすい職場環境の会社も増えていることは間違いありません。

ガテン系の仕事は自分自身の知識や技能で実績を積む実力社会なので、目に見える形で結果を出しやすい特徴があります。実力主義で、個人で黙々とできることが多いので人間関係が苦手な人におすすめな業種ではあります。

言い換えると個人の頑張り次第で高収入や出世が望めるのでとも言えるので、年齢や性別はさほど重視されません。むしろ、女性の待遇がいい会社もたくさんあります。

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ガテン系の仕事で働くときの注意点は?

ガテン系 男子

ガテン系の仕事は肉体労働です。

私自身ガテン系の仕事を10年以上続けていますけど、体力的にきついことが多いことは事実です。

ずっとガテン系の仕事を続けていきたいと考えている人は、現場で使える資格を取得するように勉強をしていきましょう。ガテン系の仕事は、仕事に必要な資格を取得することでできることが増えて年収が上がっていく業界です。

もちろん経験や技能は重要ですが、業務内容によって資格がないとできない仕事がたくさんあるので出世・昇進していくためには体力+資格(経験)が超重要な業界です。

怪我をしないように鍛える・学ぶことが重要

ガテン系の仕事で一番怖いのは事故です。

建築系・土木の仕事では、1つの事故で命の危険があります!

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仕事中怪我をしてしまうと、働けなくなってしまう可能性が高いので、「睡眠をとる」「体を鍛える」「危険について勉強する」など自己管理をするようにしましょう。

特に、今やっている仕事にどんな危険があるのか。どんなことをしたら怪我をするのか。2点は事前に確認しておくことが重要です。

建設関係の仕事では「建退共」という退職金制度があります。転職などを考えている方は建退共に加入している企業を選ぶのがおすすめです。

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ガテン系の仕事は本人の熱意と体力が重要

ガテン系

ガテン系の仕事は、体が資本の仕事です。

インフラを支える重要な仕事なので、きついことが多いですがその分やりがいが大きいという特徴があります。仕事の幅を広げたり年収を上げていくためには資格や免許が必要なので、実務を積みながら勉強をすることも大切です。

どんな仕事でもそうですけど、ガテン系の仕事は肉体的にきついので、何よりもまずは本人の熱意が重要。自分はこの仕事で頑張りたい、仕事の中で極めていきたい、職人として自立していきたい、という強い熱意を持っていると成功しやすい職業です。

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