空調設備って何?空調設備会社の仕事内容や将来性について

空調設備って何?空調設備会社の仕事内容や将来性について

空調機器は、現代では多くの場所に導入されており、非常に身近な存在です。

相当古い建物を除いてオフィスビルやアパート・マンションに空調設備がないことはありません。

しかし空調設備を、どんなものなのか詳しく説明できない方もいるのではないでしょうか?

この記事では、空調設備の具体的な機能や役割、また、設置・保守点検・撤去などを行っている空調設備会社がどのような業務を行っているかについて説明します。

空調設備とは?

空調設備

空調設備とは、換気・温度調整・加湿器・除湿機・配管という5つの機能のうち最低1つ以上を持つ空気調和設備を指します。

全ての機能を合わせ持つ必要はなく、1つの機能だけでも備えていれば空調設備と呼べるので、エアコンよりも幅広い設備のことを意味しています。

例えば、換気扇や配管と繋がっている送風機についても空調設備となります。

なのでほとんど全ての建物は空調設備がないということはありません。

空調設備には加湿器や除湿機といった湿度を調節する役割を持つ機器だけでなく、冷房だけの機器・暖房だけの機器でも温度調節を行う時点で立派な空調設備です。

ただし、ご家庭にあるコタツは暖房機器ではあっても室内の温度を変えるわけではないので、空調設備には含まれません。

人間の体感温度を変えるだけではなく、あくまでも部屋というある程度広い空間の温度を変える機能を持つかどうかが、空調設備かそうでないかの違いです。

空調設備会社の技術員の仕事内容は?

空調設備会社 社員

空調設備会社の業務は幅広いことが特徴です。

業務内容を大きく分けると3つ

  • 空調機器の設置
  • 保守点検
  • 撤去工事

空調というとイメージしやすいエアコン。

エアコンは家電量販店で販売してそれっきりのことが多いですけど。

業務用の空調設備は販売して終了という売りっぱなしではなく、空調機器を設置した後も保守点検やメンテナンスを行い最後は廃棄作業や交換作業まで行います。

保守のみや撤去のみといった依頼もありますが、本来の空調設備会社では3つの業務全てを担当すること多いようです。

法人向けのエアコン機器設置工事では、建物の中を這う配管が長くなるので設計まで必要となることがあります。

なので、新築の建築現場に行くと空調屋さんも他の職人さんと一緒に作業をします。

耐久年数があるから保守点検作業が発生する

空調設備会社にとって定期収入となる保守点検業務。

会社ごとのチェック項目に沿って空調設備を定期的に点検します。

不具合等がある場合は、問題箇所の修理や交換の作業があります。

何も問題がなければ基本的に点検作業だけ行って終了です。

空調設備には標準耐久年数が設定されているので、消耗品は定期的に交換する必要があります。

業務用の空調設備は、オフィスで働いている人が快適に作業できるように点検するのですが不具合があるとすぐにクレームに繋がるので点検は重要な業務です。

環境問題に貢献できる仕事

空調設備は、生活のインフラです。

生きていくために必要なものですが、環境に優しくない化学物質を使うことが多いですけど、年々環境に優しいシステムが開発されていますので、よりエコな商品がリリースしています。

空調設備の更新や交換工事を行うと、環境に貢献できるだけではなくエネルギー消費効率アップを狙えます。

空調会社としては新しい空調機器を販売できるだけでなく、省エネ機器を提案しているので、環境に優しい活動を行なうことができるので働いていてマイナスに思うことがありません。

空調設備会社は、空調設備を通して生活環境を快適にするだけでなく、省エネ化を積極的に推進する役割を果たしています。

空調設備の仕事は多岐に渡る

空調設備の仕事は、新設から保守メンテナンスだけでなく最後は機器撤去に至るまで空調機器全般に関わります。

空調設備会社の仕事次第では、環境負荷に与える影響が大きくなるので日々の業務が省エネ化に関っているという認識を持つことができる仕事です。

また、開発→設置→保守点検→撤去を一貫して行っている企業で就職すれば空調設備会社の業務内容は空調設備を人間が使わなくなるまでたくさんあるので将来性の高い仕事といえます。

まとめ

空調設備 マンション

空調設備とは、室内の温度・湿度・空気清浄度などの調整をするための建築設備のことです。

日本の気温の変化は年々激しくなっているので、夏になると熱中症対策・冬になると防寒対策でとても重要な設備です。

最近では、メディアでも夏にエアコンをつけるように推奨するくらい家庭にもオフィスにもなくてはならないモノの1つ。

 

空調設備会社は、そんな建築物に欠かせないインフラを支えている業務を行っています。

空調設備は社会的に必要とされていることは間違いなく、これからも空調設備が無くなることはまず考えられませんので将来性の高い仕事です。

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