コロナの影響で全く稼げなくなってしまった人。
収入が大幅に減ってしまっている人。
たくさんいると思います!
工事現場で働いている作業員の方の多くは会社員なので、会社によって保証してくれたりしてくれなかったり…。場合によっては失業してしまっても失業保険がもらえますが。
現場で働いている職人さんの多くは個人事業主のことが多いです。
コロナの影響で国や銀行から融資を受けやすい状況ではありますが…、融資は結局借金。
いずれ返さなくてはいけないものです。
そんな中、先日政府が発表した「持続化給付金」。
給付額は、中小企業が最大200万円!個人事業主が最大100万円!
今更、それだけで足りないよ…と思う事業主の人が多いと思いますが、お金をもらえるならもらっておいた方がいいと思いますので。持続化給付金について説明します。
おそらく中小企業の親方さんは、税理士さんを雇って帳簿をつけている人が多いので手続きに困らないと思いますが、個人事業主で一人親方をしている人はなんのことかさっぱりわからないと思いますので、
個人事業主の持続化給付金についてわかりやすく紹介します。
持続化給付金とは?
持続化給付金の対象は、中小企業と個人事業主。
給付金なので、弁済義務は発生しません。
給付を受けた企業や個人は、事業にかかわることに関して自由に使用できるので注目されています!
経済産業省から「持続化給付金に関するお知らせ」がPDFで出ていますので詳しく知りたい方は読んでみてください。
持続化給付金の対象は?
- 新型コロナウィルスによって、前年の同月比較で売上が50%以上減少している
- 資本金が10億円以下
- 事業主
が対象です。
飲食業だけでなく、コロナの影響を受けた全ての業種が対象なので職人さんも対象です!
注意点は、持続化給付金は今年から事業を始めた会社や個人事業主は対象にならないということ。
個人事業主は1回は確定申告していないと対象になりません。
支給金額を算出する計算式が去年の売上をベースにするので、去年の売上が低い人や途中から起業している事業主はもらえる金額が低い可能性があります。
給付額はどのくらい?
法人は200万円、個人事業者は100万円が給付額の上限。
計算式ですが、
例えば、個人事業主で去年の売上420万円(仕入れ関係なし)、2月の月売35万円だった場合。
2020年2月売上が16万円に下がってしまっていたら。
420万円ー(16万円×12ヶ月)=228万円となり、これは100万円以上なので上限の100万円支給対象になります。
審査する時に必要なのは、去年の確定申告なので月によって変動がある人も、1年間の売り上げをみてくれるのでありがたいです。
コロナの影響を現時点で受けていない職人さんも多いので、持続化給付金について関心がない人もいるかもしれませんが。
5月以降も建築資材の未着や施主さんが倒産してしまうなどコロナの影響で売上が下がってしまう人は多いと思います!
計算方法を理解して持続化給付金の申請をしましょう。
申請する時の書類は?
個人事業主の場合、現時点で必要と言われている書類は3つ。
- 本人確認書類
- 2019年の確定申告書類の控え、
- 減収月の事業収入額を示した帳簿等
本人確認書類はおそらく運転免許証などでOK。
確定申告書の控えは、おそらく「令和01年分所得税青色申告決算書」と「申告書B」の両方が必要。
減収月の事業収入額を示した帳簿等は、申請するまでの決算書などだと思いますが、今のところ23日時点では明記されていないので申請期間がきたら確認しましょう。
前年同月比50%減の月を選択した上で、その月の帳簿が必要となります。
今のところ形式は問わないと書かれているので、帳簿をつけていない方はExcelなどにまとめておくと便利!今回の計算は事業収入。売上のみで計算するので経費の計算は必要ありません。
申請書類準備するのは面倒ですが、なるべく簡易に申請ができるようにしてくれているので高齢の人でも申請するのは難しくないはずです。
パソコンを使うのは難しいという人は、おそらく紙で申請もできるので売り上げを表にまとめておきましょう。
申請する方法
申請する方法は基本ネットです。
申請方法の詳細は23日時点で未発表ですが、Web申請が基本で、必要に応じて、完全予約制の申請支援を行う窓口を設置すると記載があります。
ネットでの申請ができない方でも、申請はできますので一緒に働いている事業主さんでネットリテラシーがない人にもアナウンスしてあげてくださいね。
まとめ
コロナの影響で経済活動がストップしている会社がたくさんあります。
今回は、個人事業主も最大100万円の支援がもらえる措置があるくらい、コロナショックはいろんなところに打撃を与えています。
支援のスピードは決して早くはありませんが、現場で働いている職人さんは100万円の保証があること自体ありがたいと言っていました。
10万円支給問題で、国の補償のあり方に批判が集まっていますがよく調べれば支援についてはいろんな種類があります。