建設工事はもちろんですが、建物外壁工事や解体作業などで活躍するのが高所作業用の安全靴です。
高所作業用の安全靴もたくさんのメーカーから販売されているので選ぶのに迷ってしまいますが、基本的に抑えておけば間違いことはこちらです。
- JIS規格かJSAA規格
- くるぶしまで守れる形状
- 滑りにくいソール
- 信頼できるメーカー
- できれば脱着がしやすい
上記のポイントを抑えている安全靴は動きやすいし安全です。
高所作業は作業中に転落するリスクがあるので、高所作業用安全靴は多少値段が高くても安全なものを選びましょう。
工事で従業員が転落事故などを起こさないように高所作業を行う場合は、高所作業に適した安全靴を着用するように指示される現場もかなり増えています。
選び方に迷ってしまった場合は、大手ゼネコンさんの建築現場は特に厳しいので。現場監督に怒られないように、JIS規格の安全靴を履いていればまず問題はありません。
- JIS T8101革製S種E・F合格
- 立体インソールで疲れづらい
- つまずき防止トウカット
- 耐滑り性が抜群!
- ズボンをインできるからつっかかり防止できる
もくじ
高所作業用安全靴はどんな特徴があるの?
現場で仕事をする上で、安全靴は本当に大切です。
仕事内容によって必要な靴の性能は異なるので、作業効率を上げるために適切な安全靴を選びましょう!
特に高所作業は、地上から何十メートルも上で仕事をするため靴には重要な役目があります。
高所用安全靴は基本的に、
- 安全性が高いこと
- 足にしっかりフィットすること
- くるぶしまで守れること
- 踏み抜き防止ソール
- 断熱性が高いソール
- 滑らないソール
であることが多いです。
高所作業用に安全靴を購入する時の選び方
高所作業は冒頭でも述べたように、安全靴の選び方がかなり大切です。
2019年、厚生労働省が、「安全帯の規格」を改正した新規格「墜落制止用器具の規格」を告示しました
厚生労働大臣は、労働者の墜落を制止する器具(以下「墜落制止用器具」)の安全性の向上と適切な使用を図るため、「安全帯の規格」(平成14年厚生労働省告示第38号。以下「旧規格」)の全てを改正し、本日、「墜落制止用器具の規格」(平成31年厚生労働省告示第11号。以下「新規格」)として告示しました。
高所作業に対する安全帯の規格を厳重にしているので、それに伴って工事現場では安全靴についても厳しくなっています。
高所用安全靴を選ぶポイントは、
- JIS規格orJSAA規格
- くるぶしまで守れる形状
- 滑りにくいソール
留め具は、マジックテープや紐、ジッパーなどがありますが使いやすいものを選びましょう。
迷ったらJIS規格を選べば安心
明確に「安全靴」と呼べるのはJIS規格を満たした作業用の靴だけです。
スニーカータイプの「プロテクティブスニーカー」はJSAA規格の靴をいいますので正確には安全靴ではないのです。
厳しくない現場ではJSAA規格のプロスニーカーで問題ないですが、厳重な現場ではJIS規格しか履けないこともあるので注意が必要です。
違いを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
高所作業用安全靴の形状は長靴タイプがおすすめ
安全靴には
- 短靴
- 半長靴
- 長編上靴(長靴タイプ)
3タイプがありますが、高所作業用なら長靴タイプの安全靴がおすすめです。
夏の現場だと蒸れることがありますので、普通の短靴が良いですが…、長靴タイプなら足にフィットするしズボンをインできるのでつっかかり防止になります。
長靴タイプの安全靴は蒸れやすいので、足の臭い防止のためにも安全靴用の靴下がおすすめです。
長靴タイプの高所用安全靴には、
- 紐で編み上げるタイプ
- マジックテープタイプ
- ファスナータイプ
があり、脱着しやすい作りになっているものがありますが留め具に不安がある方は紐タイプのものがおすすめです。
いずれにしても、信頼できる安全靴メーカーの高所作業用安全靴でJIS規格のものを選んでおけばデザインは好きなものでまず問題ないと思います。
滑らないソールの靴を選ぶ
高所用安全靴では靴底の性能が大切です。
上記の記事でも、安全靴の交換時期などを紹介していますが安全靴には寿命があります。
ポリウレタン底の製品は、軽量で耐磨耗性に優れておりますが、基本的には製造後長期間(通常4年以上)経過すると、使用頻度にかかわらず新品の状態でも経年劣化(加水分解)を生じ、破損する場合がございます。
ほとんどのメーカーさんが高所用安全靴に滑りにくいソールを採用しているので安心ですが、長年使っているとどうしてもすり減ってしまうので日常的に確認するようにしましょう。
高所作業用の安全靴は命を預けるつもりで慎重に選びましょう
高所作業をする場合は、墜落制止用器具のフルハーネスや胴ベルトを装着することも大切です。
ですが、それと同じくらい足元の安全を守るために適切な安全靴を選ぶことが重要です。
- JIS規格かJSAA規格
- くるぶしまで守れる形状
- 滑りにくいソール
- 信頼できるメーカー
- できれば脱着がしやすい
高所作業は、現場仕事の中でも特に危険です。毎年何件も死亡事故が発生しています。たかが靴ですが、きちんとした安全靴を履くことで命を守ることもできます。
個人的におすすめなのは、信頼の安全靴メーカーミドリ安全の「PRM230」。
理由はJIS規格で安全なのに片手で脱着できるからです!