「塗装工」の仕事は建物や自動車などに塗装をする専門職のこと。
モノのできを左右する仕事なので、とてもやりがいがありセンスが問われる仕事です。
手に職をつけて働きたいという方に人気の職業の一つなので、塗装工の仕事内容や必要な資格・給料はどのくらい稼げるのかについて紹介します。
もくじ
塗装工の仕事内容は?
塗装工の仕事は、塗料を使って、住宅や建物の外壁のペンキ塗りや自動車や家具などに塗装をする専門職のことをいいます。
建築現場でよく見かける塗装屋さんは、工務店さんだったり個人事業主さんだったりしますので将来的に独立しやすい職業です。
住宅メーカーに勤務している塗装工の人も多いです。
建築物だけではなく、車を持っている方におなじみの板金屋さんにも「板金塗装工」という職業があります。
塗装工は見た目を綺麗にするだけが仕事ではない
塗装業は見た目を仕上げる仕事ではありますけど、塗装作業をして耐久性をあげるということも重要な仕事の一つです。
- しっかり防水する
- コーティングして傷を防ぐ
- 熱を遮断する
など、塗装したもののが長持ちするように塗装することも仕事内容。
見た目はもちろん大切ですけど、丁寧な仕事が評価される仕事です。
建物の建て替え、リフォームにも活躍する職業なので仕事の数は多く営業活動をしっかりすれば安定して仕事をもらうことができるはずです。
塗装工に必要な資格は?
塗装工は職人業です。
資格はなくても仕事をすることができ、学歴も関係ありません。
重要なのは実績や実務経験・スキルです。
ただし、企業で塗装工をする場合は資格を取得することで手当支給があったり、出世するために有利になることがあるので資格を取得するといいでしょう。
塗装工の資格は塗装技能士というものがあります。
塗装技能士(とそうぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会(問題作成等は中央職業能力開発協会)が実施する、塗装に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。
出典:ウィキペディア
塗装工になるのに必須な資格ではないですけど知識を習得するため、技術力を証明するために勉強するのもおすすめです。
塗装工の年収は?
塗装工の収入は経験や会社の業績で違います。
平均すると月収28万円。年収で400万円くらい。
男女比率は圧倒的に男性が多く8割以上が男性です。
個人事業主の場合は、出来高で年収が変化しますし、大企業で働けば賞与が高くなるのでお給料については求人票で確認してみてください。
塗装工のやりがいは?
塗装工の仕事は、ガテン系の仕事です。
なので、「屋外作業は気温の変化がきつそう」「汚れて大変そう」というイメージがあると思います。
実際、塗装屋さんの話を聞くとイメージ通りきつい仕事ではありますけど。
- 自分のペースで仕事できる
- 仕上げの作業だから楽しい
- お客さんに褒められることが多い
など、きつさ以上に仕事上のメリットが大きいという話を聞きます。
物のクオリティを決める仕事
建築物やもののできを決めるデザインの仕事は、人にみられる仕事。
構造については関与できませんけど、塗装をすることで美しさを表現できる仕事です。
自分の技術がずっと見流ことができるという点で、塗装工としてのやりがいを感じることができます。
建築塗装をする場合に外壁塗装は、塗装箇所が建物の出来を左右する重要な仕事です。
塗装は物の見た目を決める仕事なので重要な仕事なのです。
質を追求することができる
職人業の楽しさである「質」の追求。
同じような塗装の仕事でも、その日の気温や湿度などで塗装のノリも変化します。
日々の業務の中で自分の技術の成長を感じることができる面白さが塗装工の仕事にはあります。
塗装工に向いている人はどんな人?
塗装工の仕事をするのに向いている人の特徴を紹介します。
体力・やる気がある
ガテン系の仕事は体力勝負です。
塗装工の仕事は、工場勤務の場合と塗装工事をする働き方がありますけどいずれにしても立ちっぱなしで動いていることが多いです。
夏は暑いし冬は寒いので環境に耐える体力も必要です。
自分で考えて行動できる人
塗装工の仕事は、ただ塗装するだけではなく物の耐久性をあげることも大切な仕事です。
現場によって取り扱う薬剤や塗料は変化するので、ケースに合わせて必要なことを基本的に自分で考えて実践できる力が必要です。
最初のうちは先輩や上司に聞きながら仕事をすることができますけど。
いち早く独立して仕事ができるようになるという意欲が必要です。
職人さんは自発的に仕事をする人に需要が集中します。
まとめ
塗装工の仕事は、決して楽な仕事ではありません。
でも、塗装は物のできを左右する仕事なのでやりがいがあり。日々の業務の中で楽しさを感じられる仕事です。
塗装の仕上がりの良さが建築物の完成度を左右する仕事。
目に触れるほとんどの建築物に欠かせない業種なので、日常生活のなかでも塗装工の職人さんは活躍しています。
高度な技術を習得することができる塗装工はモチベーションの上げやすい業種といえます。