日本人の10人に1人が腰痛に悩んでいるデータもあるくらい、腰痛は身近なものです。
厚生労働省も「職場における腰痛予防対策指針」を定めていて腰痛の予防対策を示しています。
職場で腰痛にならないためにも、腰痛の発生要因や作業環境について考えていきましょう。
腰痛予防について紹介していきます。
腰痛の発生要因は?
腰痛は、重いものを持ち上げるときや立ち仕事をしていると発生するイメージがありますけど。
それだけではなくいろんなことが原因で発生すると考えられています。
腰痛は職業性疾病の6割を占める労働災害。
どんな仕事をしていても、腰痛予防をしないといつ誰がなってもおかしくないです…。
腰痛の発生要因には、
- 動作要因
腰部に動的・静的に過度の負担を加える動作 - 環境要因
腰部に負担のかかる振動・温度・転倒の原因となる床・階段の状況 - 個人的要因
年齢・性別・体格・筋力・椎間板ヘルニア・骨粗しょう症など - 心理的・社会的要因
職場での対人ストレス
があると言われています。
特に、女性は男性よりも一般的に筋肉量が少なく体重も軽いので、作業負担が大きくなります。
本指針は、このような腰痛予防対策に求められる特性を踏まえ、リスクアセスメントや労働安全衛
生マネジメントシステムの考え方を導入しつつ、労働者の健康保持増進の対策を含め、腰痛予防対策
の基本的な進め方について具体的に示すものである。出典:職場における腰痛予防対策指針
職場で従業員が腰痛を予防するために、「作業管理」「作業環境管理」「健康管理」の3つの管理と労働衛生についての教育を総合的・継続的に実施することが重要とされていますのでそれぞれ紹介します。
腰痛予防の作業管理
腰痛にならないためには、作業の仕方がとても大切です。
腰部に負担のかかる重量物を取り扱う作業や、介護などの人を抱える作業、不自然な姿勢(前屈・中腰・ひねりなど)を伴う作業では、作業をできるだけ自動化することを推奨しています。
無理な場合は、台車や補助機器などの省力化をできるだけして腰部への負担を軽減することが大切です。
腰痛は動作要因によることが多いので、できるだけ無理をしないということが大切です。
現場の上長さんに指示されても、腰痛にならないために工夫をしましょう。
作業する時は、
- 同一姿勢を長時間とらないこと
- 休憩時間には違う姿勢をとるようにする
- 作業靴は足に適合したものを選ぶ
など、作業員の人が工夫できることもたくさんあります。
腰痛予防の作業環境管理
腰痛にならないために、作業の仕方も大切ですが環境も大切です。
腰痛は「ギックリ腰」とかがそうですけど、突発的なことも多いので、環境が原因で腰痛になってしまうこともあります。
作業時に気にすべき環境要因は3つです。
①温度
寒い場所での作業は、腰痛を悪化させたり腰痛を発生させる原因になります。
腰痛持ちの人は寒いと腰が痛くなりますよね…。
特に冬場の現場仕事だと室温を管理することは難しいので、防寒服を着用するなどの工夫が必要です。
②作業空間の設備
作業場所の環境は、突発的な腰痛を予防する上で大切です。
足元が確認できるように適切な証明・つまずきや転倒を防止するための滑りにくい床面、作業に十分なスペースなどを確保することが大切です。
③振動
車両の運転など腰や全身への激しい振動は、腰痛の原因になります。
座席の改善や、休憩時間の改善をして腰痛予防をしましょう。
腰痛予防の健康管理
腰痛は同じ作業をしている人でも、個人差があります。
健康管理・体調管理も腰痛予防するのに大切なこと。
作業に取り組む前には、腰痛予防のための体操をするようにしましょう。
腰に著しい負担のかかる作業に常時従事している人は、医師による腰痛の健康診断を実施することがほとんどです。
腰痛予防のためにワークアシストパンツがおすすめ
紹介した通り、腰痛の原因は様々ですけど腰痛予防をするためには作業員一人一人の意識が大切です。
腰痛になるかどうかには、個人差があってなりやすさが人によって違うからです。
腰痛は本当にきついので、
なってしまったら悪化しないようにすること。
なってないなら予防をとことんした方がいいと思います。
腰痛予防のために、ワークアシストパンツがおすすめです。
コルセットだと分厚くて作業しづらいので、ズボンと一体ですっきりしています。
作業服メーカーのミドリ安全さんが作っているので安心して履けますよ。