現場で活躍できる資格の1つに「第二種電気工事士」という資格があります。
第二種電気工事士の資格は国家資格で社会的にも需要が高い資格ですが、未経験の方でも独学で勉強すれば一発合格が狙える資格なので、
第二種電気工事士の資格に関することをまとめたので、資格に興味をお持ちの方や、何か資格を取りたいと考えている方はぜひ読んでください!
もくじ
第二種電気工事士の資格はどんな資格なの?
電気工事士の資格は国家資格です。
電気系の資格は職歴や学歴が必要な資格もありますが、電気工事士の資格は学歴や職歴、年齢一切関係なく受験ができる資格です。
電気工事士は、その名の通り電気工事をするのに必要な資格で工事の内容によって、資格を持っていないと電気工事を行ってはならないことが、法令で決められています。
- 第一種 第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。
- 第二種 一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。
試験を受けるのに必要な受験資格は一切ないので、受験に必要な申し込み手続きさえすれば受験できます。
業務独占資格ですが、難易度がものすごく難しいわけではないので資格を取りたいと考えてから半年~1年勉強すれば取得は十分可能です!
有名国家資格で電気工事の作業の範囲が増えるのでコスパのいい資格として有名ですし、転職にも有利な資格です。
実際に受験している方は、10代~60代まで幅広く人気で最終学歴も関係ないので電気系の仕事をしている方はぜひ取得してください!
2019年6月の受験者は75,066名!かなり多くの方が受験している人気資格です。
受験チャンスは年に2回!上期試験と下期試験がある
国家試験は年に1回の試験が多いですが、第二種電気工事士は年に2回受験のチャンスがあります。
例年
- 上期試験:筆記試験6月上旬・ 技能試験7月下旬
- 下期試験:筆記試験10月上旬・ 技能試験12月上旬
電気工事士試験は全国の会場で実施されますので勉強の進捗に合わせて近い受験会場を選びましょう。
- 2020年の上期試験日程
申込期間:2020年3月19日(木)~2020年4月9日(木)
筆記試験:2020年5月31日(日)
技能試験:2020年7月18日(土)または2020年7月19日(日)
- 2020年の下期試験日程
筆記申込期間:2020年7月30日(木)~2020年8月13日(木)
技能申込期間:2020年9月3日(木)~2020年9月17日(木)
※筆記試験免除者が対象
筆記試験:2020年10月4日(日)
技能試験:2020年12月12日(土)または2020年12月13日(日)
- 郵便による申込み:9,600円
- インターネットによる申込み:9,300円
上期試験・下期試験共に受験費用は一緒です。
合格発表はWEBサイトで確認できる!
筆記試験の受験後の合格発表は、試験日から1ヶ月後です。
合格発表当日に「一般財団法人電気技術者試験センター」のwebサイト上で合否の確認ができますが、ほとんどの受験生は自己採点をして技能試験に望みます。
筆記試験は問題用紙は回収されずに持ち帰ることができるので、自己採点をして合否を確認できるからです。
仮に筆記試験の自己採点で落ちてしまっていても、年に2回の受験チャンスがあるので勉強は続けておきましょう!
一般財団法人電気技術者試験センターの公式サイトはこちら
第二種電気工事士の難易度は?
第二種電気工事士の合格率は約60%〜70%です。
第二種電気工事士の試験は筆記試験と技能試験の2つがあり両方合格しないと資格は取得できません。
筆記試験に合格すると次の技能試験に進みます。
第二種電気工事士の合格率は、
- 筆記試験が約60%
- 技能試験が約70%
同じように電気系の資格で「電気主任技術者」の資格は合格率が10%以下と言われているので、第二種電気工事士は比較的簡単に取得できる資格です。
筆記試験の問題は全て4択のマークシート形式!
第二種電気工事士は受験資格がないので誰でも受験できますし、電気工事士になるための登竜門の試験です。
第二種電気工事士は落とすための試験ではなく、基本的な知識を知っているのかを問われる試験です。
- 解答はマークシート式(4択問題)
- 50問中、30問正解で合格
- 20問は間違えてもOK計算問題が苦手なら捨てても大丈夫
- 過去問と似た問題しかでない
会社の同僚も言っていましたが、過去問を5年分何回か繰り返し学習すれば十分合格できる試験です!
第二種電気工事士の勉強方法
難易度はそれほど高くはないですが、国家資格で受験料も約1万円です。
勉強する時間を考えると一発で合格しておきたいところですね。
たくさん勉強する必要はないとしても2ヶ月前くらいから1日1時間以上の勉強は必要です。
試験問題には癖があるので対策は必ずしないと受かりません。
2ヶ月1日1時間勉強すれば50時間くらいになるので、その程度は勉強する必要があります。
まずは、過去問を!テキストはわからないところを読みましょう!
第二種電気工事士の資格を取ろうと思っている方は、電気系のお仕事をしている方が多いと思います。
(1)電気に関する基礎理論
(2)配電理論及び配線設計
(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
(4)電気工事の施工方法
(5)一般用電気工作物の検査方法
(6)配線図
(7)一般用電気工作物の保安に関する法令
試験の勉強を始めるときにテキストを読み始める方が多いですが、試験の範囲は広いので途中で挫折してしまう人が多いです。
第二種電気工事士は、まずは筆記試験が大切!
筆記試験に合格しないと技能試験を受験することができません。
第二種電気工事士の資格を取得するためには筆記試験の対策を万全にしましょう。
技能試験は、筆記試験の約1ヶ月後。
筆記試験の合格後に技能試験対策をすれば十分間に合います!
技能試験は筆記試験に比べて実技なので楽しいですが、技能試験の勉強は筆記試験にはあまり使えないので筆記から勉強することがおすすめです。
第二種電気工事士を取得するメリットは?
第二種電気工事士は建設業界の現場には絶対に必要な資格です。
私たちの生活には電気は必須なので住居や商業施設を作る時には電気工事は絶対にします。
オリンピック前に建設ラッシュが一段落はしていますが、古くなった建物の改修・補修する時にも電気工事をするのです。
- 業務独占資格の仕事
- 需要がずっとある仕事
- 活躍できる現場が多い
建築現場だけではなく、機械設備を保守点検・設置をするお仕事でも電気回線を使うので第二種電気工事士を持っている人を求めている企業は多くいます。
第二種電気工事士は資格取得の難易度の割に資格を活かして働くチャンスがたくさんあるので、コストパフォーマンスがかなり高い資格です。
かなり難しいですが、電気系の仕事で独立・起業することもできます。
最近では、建築業界にも働き方改革が広がっているので女性の電気工事士も増えていますので男女問わずおすすめの資格なのです。
まとめ
第二種電気工事士の資格について、勉強方法やメリットをまとめました。
電気系の資格はたくさんありますが、学歴・キャリア関係なく、誰でも合格を目指すことができるコストパフォーマンスがかなり高い国家資格です。
勉強方法も技能試験はありますが、対策が難しいわけではなく過去問を何回も繰り返し理解していけば合格することはそこまで難しくはありません。
勉強する時間は必要ですが、ぜひ早めの対策をしてください。