会社を辞めて新しいことにチャレンジしたい!
今の業種や今の会社に将来性を感じない!
そう思って転職を考える人は多いと思います。
転職するステップは、大きく2つ
- 新しい会社で内定をもらう
- 今の会社を退職する
心理的なストレスが大きいのは「今の会社を退職する」こと。
今までお世話になっている会社に「辞める」と伝えるのはかなり億劫でストレスもすごいですよね!
転職するときに誰でも経験する退職について書いていきます。
会社を辞めるときは「円満退社」をするようにしましょう。
喧嘩別れや無断で退職するより円満退職することの方が圧倒的にメリットがあります。気持ちよく退職してポジティブな転職をしましょう!
もくじ
円満退職とは?
円満退職とは円満に退職することです。
ケンカ別れをするのではなく雇用主と労働者がスムーズに手続きをして会社を退職することを指します。
円満退職をするということは、雇用者の労働者もお互いに納得して労働者が仕事を辞めること。
そのため働く側も嫌な別れ方をすることなく、お互いに納得して退職することをいいます。
本来、労働者には職業選択の自由があるので退職することは自由。
しかし、いざ会社を辞めるときに言い出しにくかったり、会社に言える雰囲気ではなかった場合は…上司や会社との関係をこじらせてしまうことも少なくありません。
なかなか「会社を辞める」と言い出しにくいですが…、会社を辞める場合はよほどのことがない限り円満退社するべきです。
円満退社をすることにより、転職活動で面接のときに素直に退職理由を伝えることができたり、業界が同じである場合には前に働いていた会社が取引き先になる可能性もあるので、会社の同僚に再会したとしても後ろ指刺されることなく仕事を始めることができます。
円満退職のメリットは?
会社で働くのも辞めるのも労働者の自由なので、円満退職を絶対にする必要はありませんが円満退職することには大きなメリットが2つあります。
円満退職のメリット①
特に同じ業界で転職する場合は、会社の同僚や上司のコネを使うことができるということ。
工事現場では転職した人と同じところで働くことは珍しくなく共通の業者さんや職人さんを使うこともあります。
現場以外で働く場合も、転職したばかりだと前職のコネクションをうまく使った方が仕事が効率的にできることが多いです。
円満退職しておけば前職のコネクションを使えるので単純に選択肢が増ます。
円満退職のメリット②
円満退職はリスク回避になります。
同じ業界で転職しなくても大きな会社や同じ地域で転職した時に悪い噂を流されるリスクは少ない方がいいです。
退職時もめてしまって引継ぎが上手くいかなく契約が破綻したり、過去に何か問題を起こして喧嘩別れをすると足を引っ張られてしまうリスクが発生します。
円満退職することでリスクを回避できるならしておいて損はありません。
円満退職するための退職理由とタイミング
円満退職をするために絶対に必要なものは退職理由です。
退職理由を聞かれた場合には自分自身の都合にすることが円満退職には一番おすすめです。
具体的には、結婚や親の介護などがあげられますが、まったくその予定がないの嘘をついてしまうと、最終的には自分が困ることにもなります。
退職理由は人それぞれですが、多いのは「人間関係」「仕事内容」「お給料」。そのまま伝えづらいと思いますのでポジティブに伝えることが大切です。
ほとんどの場合、
- 将来のためにスキルを身に付けたいから違う職種につきたい
- 将来独立するために経験を積みたい
など、あくまで自分の心境の変化を理由に退職理由を伝えると相手は納得してくれやすいです。
退職を伝えるのは上司から
円満退職を考えると「会社を辞めたい」と伝える人の順番がとても大切です。
同僚や先輩など伝えたい人に言ってしまいがちですが、まず最初に直属の上司に一番に相談するようにしましょう。
退職の相談をする時期は少なくとも退職希望日の1ヶ月前までには申し出た方がいいです。
上司から相談するべき理由
退職は会社にとってマイナスなことです。
先に同僚に話しをして会社中の噂になってしまった場合には、直属の上司の管理能力が問われることにもなります。円満退職を考えるなら相手の立場を考えてあげる必要があります。
退職を1ヶ月前に伝える理由
仕事の引継ぎは絶対に必要です。
通常会社の規約で退職の2週間前には申出ることになっていることが多いですが、あなたが退職する時に周りの人が仕事を引き継がないといけないので責任をまっとうするためには1ヶ月は必要なはずです。
強く引き止められたらどうすれば良い?
退職する旨を伝えたとしても、もしも本当に会社に必要となる人材であれば、会社や上司などから強く引き止められる可能性も考えられます。
ほとんどのケースで引き止められるはずです。
- あなたが辞めると会社内で困る人がいるから
- 会社に自分の管理能力を疑われてしまうという上司自身の保身
- 人材は会社にとって財産だから
会社は新しい人を採用するコストが高いので、今いる社員に長く続けてもらう方が得なことがほとんどです。
引き止められて転職を断念することも自由ですし、辞める決意を変えないことも自由です。
本当に辞めて転職しようと思っているのなら意思表示をきちんとしないとずるずる先延ばしにされてしまうので注意が必要です。
退職の相談をする前に転職先から内定をもらっておくと自分の意思が揺らがないのでおすすめです。
退職理由は本音ではなく建前で問題ない!
よく退職理由で本音を伝えてしまう人がいますが、退職する会社に本音を伝えても意味はありません。
会社への不満が退職の引き金になることがほとんどでそれを退職理由にしても諭されて終わってしまいます。
退職する時に本音を伝えてしまうと、余計なトラブルを引き起こすだけです。
仕事の環境や人間関係が粗悪で辞めたい場合にそれを理由に退職を上司に相談しても、
「そうゆうもんだよ」「俺もそうだから我慢しなさい」「会社員はそれと戦っている」
聞き流されてしまうのがオチです。
退職理由に会社の文句を言っても何にもなりません。
退職理由は建前で問題ないので、理解を得られやすい退職理由を考えるといいです。
- 社風が合わない!
- 今の仕事と全く違うことをしたい(営業⇨エンジニアなど)
- 起業する
など、現状の会社で実現できないことを伝えると円満に退職しやすいですよ。
円満退職のコツは相手のことを考ること
退職をする場合には、その後の転職活動に影響があることや、辞めてからどこでどのようにそれまで勤めていた会社と関わることになるのかわからないのでできる限り円満退社を目指した方がリスクヘッジになります。
レアなケースですが、ひどい辞め方をして仮に、クライアントに損害を発生させてしまった場合は損害賠償請求されることもあります…。
円満退職をするために重要なことは、相手を尊重してあげることです。
マナーに沿った手順によって手続きをすすめたり、本当の退職理由を述べるのではなく建前を大切にすることが重要であることがわかります。
円満退職までの手順には最低でも1か月前までに直属の上司に申し出るようにしましょう。
法律上は14日前に申し出ることになってますが…業務の引き継ぎなどを考えると1ヶ月以上の時間は必要なはずです。
上司へは相談をする切り出し方で退職したい意思を伝えるのがおすすめです。
自分のことだけでなく相手のことも考えて、話すことが円満退職のコツですよ。