熱中症は誰が患ってもおかしくない夏ならではの病気です。
特に激しく体を動かす機会が多い工事現場の作業員は体温が上昇しやすいので発症リスクが高い傾向があります。
熱中症は重篤化しやすいので、何よりも発症を未然に防ぐことが大切です。
健やかな状態で仕事に励むためにも、工事現場に適した熱中症対策の詳細について学びましょう。
もくじ
工事現場で熱中症を患いやすい!特に建設業は要注意
工事現場で働く作業員は熱中症になりやすいとされています。
特に建設現場では毎年多くの方が熱中症を患って亡くなっています…。
過去5年間(平成23~27年)の業種別の熱中症による死傷者数
出典:国土交通省
屋外で働く仕事が多い中で、特に工事現場での発症リスクが高いのは屋外で体を激しく動かす機会が多いのが理由と考えられています。
熱中症は体温が急激に上昇して起こる、急性の体調不良です。
気温が高いほど発症リスクも増大すると言われていますが、体を激しく動かしていると気温が低くても体温の上昇によって熱中症を患うことがあるのです。
工事現場は重たい資材や道具を持ち運ぶことが多く、階段や梯子を何度も上り下りすることも少なくありません。
体を激しく動かす工事現場の仕事は運動をしているのとほぼ同じ。
短時間で体温が上がり、それによって熱中症を患ってしまうのです。
また、工事現場は作業用の車両や機械を扱うことも多く、それらから排出される高熱が熱中症を引き起こすケースもあります。
工事現場には日光を遮る物や気温を下げる設備が無いことも熱中症の発症リスクの増大に繋がっています。
衣類の内部に風を送るファン付き空調服が効果的!
最近になって空調服が体温の上昇を防ぐ効果があるとされ、急速に普及しています。
空調服は、ファン付き作業着のことです。
空調服は小型の送風機を取り付けた作業服の一種で、衣類の内部に風を送ることで外気の熱を遮断する効果が得られるのです。
風そのものは涼しくなくても外気を服の中に取り入れることで、気化熱を利用して生理クーラーの役割をしてくれます。
実際に炎天下の中で着用されれば効果を実感できると思います!
空調服を涼しく着るのにはいくつかポイントがありますのでぜひこちらの記事を参考にしてください。
- 会社で決まった作業着があるからファン付き作業着が着れない
- 数着購入するのが予算的にも厳しい
という方は後付けのファンがおすすめです。
- ファンとバッテリーで450gと軽量
- いつもの作業着の後ろにつけるだけ
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ネッククーラーは一番手軽にできる熱中症対策!
ネッククーラーは首に巻いて部分を冷やす保冷グッズの一種です。
水で濡らしたり凍らせた保冷材を使うなど種類は複数ありますが、首に引っかけて太い血管を流れる血液を冷やす仕組みは共通しています。
首は脳へたくさんの血液を送り出す太い動脈が通っているので冷却すると効果が高いのです。
単純な作りで使い方も簡単!しかもネッククーラーは安価で購入できるものが多いです。
首に巻くだけですが冷やされた血液が全身を巡るので体の内側から涼しくなる感覚があります。
冷却効果が数時間程度なのが欠点ですが、短時間の屋外作業や工事現場の休憩時間に水に濡らすことができるので非常に便利です。
- 独自の機能素材で振れば気化熱を促進!生地温度を下げて冷感が復活する。
- UVカット率98%(UPF50+)
- 抗菌仕様で衛生的。
- 樹脂や防腐剤不使用で肌に優しい。
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水分補給は水だけではなく気軽に摂取できる飴かサプリがおすすめ!
熱中症対策グッズを購入したから大丈夫ではありません。
夏の工事現場で大量に汗をかくと、体の外に水分や塩分が出てしまうので補給しないといけないのです。
最近の工事現場は一定時間間隔の休憩時間が設けられていることがほとんどですが。
水だけ飲んでも必要な栄養を摂取できません。
水と一緒に熱中症対策用の飴やサプリを補給しましょう!
まとめ
夏の工事現場は過酷です。
そして熱中症は自覚しにくいのでいざ熱中症になっても普通に働いて重篤になってしまうことが多いのです。
つまり、熱中症にならないためには体調が悪くなる前に対策をすることが重要ということです
体温の上昇が発症に繋がるので、外気に関係無く、必要と感じたら保冷グッズを使って体を冷やすように努めましょう。
空調服やネッククーラーなど複数の熱中症対策グッズを使い分けるのが熱中症を避けるための秘訣です。
熱中症対策を万全にして暑い夏を乗り切りましょう。