秋冬は乾燥するので火災が結構発生しています。
昨日(2020/3/12)も東京都港区の麻布十番で火災が発生しましたね!
今ニュースで麻布十番の火事!!!
山💙❤️がサシノミノアラシしてた鰓呼吸なんだけど😭😭😭😭
2階から出火らしい…
もうここも焼けてるのかと思うと悲しすぎる… pic.twitter.com/qnWzt7O7DB— まろさん (@maroshow) March 12, 2020
日本では1日あたり約100件の火災が全国のどこかで発生しているそうです。
平成29年中の出火件数3万9,373件を1日当たりでみると、108件/日の火災が発生したことになる(附属資料1-1-9)。
工事現場では火災が起きないように、安全大会などで注意喚起されていますが。
工期の後半に火災事故が起こることが多いので、今回は工事現場の火災について紹介していきます。
もくじ
工事現場で火災が発生すると重大事故に!
工事現場では特殊な薬剤を使うことが多いですし、みんな作業に集中しているので火災が発生すると重大事故になってしまうことが多いです。
建築現場の事故で記憶に新しい大きな工事現場の火災は、平成30年に東京多摩市の唐木田駅近くで起きた火災。
死者5名。負傷者42名の大きな火災事故でした…。
重大な火災事故は工期の後半に発生することが多いです。
現場も終了に近づくにつれ業者さんが仕事を終わらせなければいけないので焦りもあったり、仕上げにペンキなど可燃性物品を使うことが多いです。
火災事故が発生すると工期がずれてみんなの迷惑になるだけではなく、人命も危険にさらされてしまうので注意が必要です!
東京消防庁管内で毎年約100~200件発生しています!
工事現場での火災の原因は?
工事現場で出火する原因の多くは、溶接工事・放火・たばこ。
最近は、加熱式たばこを吸っている職人さんや現場作業員が増えてきたので、紙タバコによる出火件数は減っているみたいです。
溶接・溶断する際の火花は可燃性のあるものに飛び散ると爆発する恐れもあり…、都内で起きている重大事故の原因で一番多いです。
溶接など火花が散る作業をする方だけではなく、周りの方は注意が必要ですね!
放火は作業員が取締ることが難しいので、機材をきちんとしまうことが大切ですし。
たばこは決まった場所や時間で喫煙するのがマナーですね!
工事現場での火災を防ぐ方法は?
都内で年間100件以上火災が発生していますので、火災の防止は注意してもしすぎることはないです。
万が一火災が発生してしまうと最悪の場合人命がなくなります。
さらには工期が伸びて、関係各所に迷惑がかかってしまいますし、自分が原因の火災の場合はとんでもない額の損害賠償を請求されてしまいます。
溶断・溶接作業は特に注意!
溶断・溶接の作業は火花が絶対に発生します。
先ほども説明しましたが、火災の原因の一番は火花からの引火です!
防火シートで周囲を囲んでの作業を徹底しましょう。
1人で作業する際は特に注意が必要です。
また、周りに作業している人がいる場合は可燃性塗料などは使わないよう呼びかけると安全です。
決められた場所以外で喫煙しない
今は当たり前のことです。
しかし、現場監督がいない時などに工事現場で喫煙をしてしまう職人さんや作業員もごく稀にいます。
もしそれが出火してしまうと近くの人にも被害が及びますので見かけたらきちんとみんなで注意しましょう。
工事現場は危険なことが多いので1つでも不安要素を排除すればその分、安全度が増します。
その他の防火対策
出火原因になる可燃物の管理。
万が一火事になってしまった時の避難経路の確保などは、現場監督と話し合って決めている業者さんが多いと思いますが。
工事現場では、現場監督が常時全ての場所を監視している訳ではないので現場で働く人たちの意識が一番大切です。
作業員は最低限、
- 通路をもので塞がない
- 消化器の場所の確認
くらいはしておいた方がいいと思います。
まとめ
東京都内だけで工事現場火災が1年で100件。
全国で見たら毎日数件の火災が現場で発生しています!
工事現場の火災は、作業員一人一人が注意して火事を起こさないようにすれば必ず撲滅させることができるはずです。
せっかくいろんな人たちが作った建築物を火事で燃やしてしまうなんて勿体無いですし。
仕事を依頼しているクライアントさんが困ってしまいます…。