空調服のファン・バッテリーの互換性|同一メーカー内以外のパーツはダメ?

空調服のファン・バッテリーの互換性|同一メーカー内以外はダメ?

暑い現場での作業が続くと、着替えや洗濯のために複数着の空調服を持ちたいという方も多くいるでしょう。複数の空調服を所有するときに気になるのが、空調服同士の間での、ファン・バッテリーの互換性です。特にファンに関しては、バッテリーや服との互換性がないものを使ってしまうと故障の原因となってしまう可能性もあります。

この記事では、空調服のファンの互換性について解説します。

互換性の有無はどうなってるの?他メーカーでも使えるの?

ファンの互換性は、「あるものとないものがある」というのが答えです。

具体的にどのようなものに互換性があるのか、ご紹介します。

空調服のファン互換性について理解することが大切

空調服は、作業環境の高温や湿度を軽減するための便利なツールです。その効果を最大限に引き出すためには、空調服+ファンの組み合わせが重要です。

その組み合わせが問題なく機能するかどうかを決定する要素が「互換性」です。

互換性とは、一般的には異なるデバイスやシステムが共に働く能力を指します。空調服とファンの観点から見ると互換性は主に以下のような点で現れます。

  • 物理的に互換性があるのか?
    →ファンが空調服に正しく取り付けられるか
  • 電気的に互換性があるのか?
    →ファンが空調服の電源から適切に電力を得られるか
  • 機能的に互換性があるか?
    →ファンが空調服の外気を適切に取り入れられるか

ほとんどのメーカーでは、これらの互換性が確保されています。少し古いファンでも大きさの規格が一緒で給電もできるからです。しかし、異なるメーカーの製品を組み合わせる際には、これらの要素が必ずしも合致しない場合があります。

メーカーによって規格や、ファンが必要な給電量が変わるからです。そのため、空調服とファンの選び方には注意が必要です。

メーカーごとに規格が違う場合が多い

基本的に空調服は、服とファン・バッテリーの3つをセットとして考えて設計されています。

そのため、空調服に開けられているファン取付穴のサイズやファンを動かすバッテリーの企画などは、メーカーごとに異なるケースも多くあります。

もちろん他メーカーのものであっても、取付穴の径や出力規格が一致していれば正常な動作は期待できますが、「必ず互換性がある」と保障されるものではありませんので、注意が必要です。

マニアックな機種ごとの互換性などは、YouTubeやブログでまとめてくれているサイトがあるので調べてみるようにしましょう。

メーカー内ではほとんど互換性アリ

一方で、同一メーカー内であれば、グレードアップなどに伴って買い替えを行う人も少なくないため、互換性があるケースが大半です。

ファン取付径、バッテリーの出力電圧、バッテリーサイズなどを確認して、旧型番のものと同様であれば、新しい型番のものも使用可能でしょう。

株式会社空調服や空調風神服、バートルなどで売れている空調服(ファン付き作業着)のシリーズものであればほとんどのケースで互換性があります。

気になる方は、メーカーのサポート窓口に事前相談してから購入することをおすすめします。

メーカー内でも互換性がない場合もあるので注意

まれに、メーカー内でも互換性がない場合があります。

例えば、高出力が可能なバッテリーを、低出力にしか対応していないファンに接続すると、ファン自体にかかる負荷が大きくなりすぎて故障する、といったトラブルが考えられます。

同一メーカーでの互換性がない商品については注意書きがなされているケースが多いですが、こちらについても不安であれば、事前にメーカーに問い合わせるのが無難です。

ファンの互換性が指定されているとトラブル時に保証対象外に

メーカーによっては、ファン・バッテリーの使用先を、自社製品の空調服のみに指定している場合があります。

こうしたメーカーのファン・バッテリーを他社の空調服に使用した場合、それでトラブルが発生したとしても、メーカー保証を受けられない可能性が高いです。

空調服のファン・バッテリーについては、基本的にメーカーごとに違う規格で作れれていることが多いのでメーカーを跨いでの互換性はないものとして考え、1メーカーの空調服に対してひとつのファン・バッテリーを合わせる、と考えておくのが無難でしょう。

この互換性は製品の性能だけでなく、保証条件にも影響を及ぼします。多くのメーカーは、互換性のない製品を組み合わせた場合のトラブルに対して保証を提供しません。

互換性のあるシリーズで販売されている空調服!おすすめ3メーカー商品

互換性のある空調服

自社製品内で同一のファン・バッテリーを別の空調服に使用できる例をご紹介します。

【ミドリ安全】クールファンシリーズ

【ミドリ安全】クールファン

『ミドリ安全』の“クールファンシリーズ”は、径・出力の設定が同様に設計されていますので、同一シリーズ内での着回し・使いまわしが可能です。

ただし、ハイパワーファンセットとレギュラーファンセットで、充電ケーブルの種類・バッテリーの種類が異なりますので、取り合わせを間違えないように気を付ける必要があります。

まだ肌寒さの残る時期は長袖の空調服を、暑さの盛りになったらベスト型の空調服を、それぞれ合わせて着まわせるので便利です。

シリーズものだと、働く現場によって空調服を選べるので便利です。

ミドリ安全から空調服が新発売!クールファンは用途に合わせてブルゾンが選べるから便利

【バートル】エアークラフトシリーズ

おしゃれな作業着を多く扱っている『Burtle』も、空調服の規格は統一されたものが多いようです。

『Burtle』のバッテリーとファンは独自規格になっており、他社のバッテリーをBurtleのファンにつないだり、他社のファンとBurtleのバッテリーをつなぐことはできません。

また、『Burtle』のファンとバッテリーを、他社の空調服にセッティングして使用すると、保証対象外になる可能性が高いです。

『Burtle』の“エアークラフト”を持っているのであれば、専用のファン・バッテリーも用意しておきましょう。

2020年もかっこいいバートルの空調服で夏を乗り切ろう!

【マキタ】ファンジャケットシリーズ

多くの空調服は90mm径のファンを使用しており、メーカー側の注意を無視して使用しようとすれば、「装着できないこともない」というものが複数見受けられます。

しかし、『マキタ』の“ファンジャケット”は取付穴の径がやや大きく、基本的に専用のファン・バッテリーしか使用できません。

マキタは電気工事士の方ならコアなファンが多いメーカーですね。

マキタ製の左右分割タイプのファンであれば、多くの“ファンジャケット”に適用できます。

基本的に保証されているのは同一メーカー内での互換性のみ

基本は同一メーカー内での互換性のみ

他社同士の空調服・ファン・バッテリーを相互利用することはもちろん「絶対に不可能」とは言い切れません。

実際に、空調服について書いてあるブログでは「〇〇と▲▲のファンと服は互換性がある」と紹介されていることもあります!

しかし、安全性の確保、保証の問題などを考えると、できるだけ純正のファン・バッテリーを、指定されている空調服に使用することが望ましいと言えるでしょう。

同一メーカー内であれば、基本的な設計サイズはほとんど同一に作られていますので、高い互換性があります。

空調服をこれからそろえるのであれば、できるだけひとつのメーカーで固めておくことで、誤認・誤取付を起こさずに済みます。

空調服(送風ベスト・送風ジャケット)はここ数年でメーカーさんごとに独自の進化をしていますので、自分の信じるメーカーさんの空調服を長く使うことが一番信用できるし。

失敗が少ないので結果コスパがいいと思います。

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