作業着のズボンがずり落ちないようにするためにベルトをする必要がありますが、耐久性や環境適応性などからどんなベルトを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、どのようなベルトが作業着用として向いているのかを解説し、おすすめアイテムを8つご紹介します。ぜひ参考に、ベルトを選んでみてください。
作業着用のベルトの選び方

ベルトを選ぶ際のポイントは、ベルトの帯部分の素材と、ベルトを留めるバックルの仕様の2点です。
それぞれについて、解説していきます。
ベルトの素材
ベルトの素材は、主に
- ナイロン
- 綿
- 革
- ゴム
の4種類から選ぶのが普通です。
一般的なファッションでのベルトは、革のものが多くを占めています。
しかし、作業用のベルトでは、革は現場を選ぶ素材です。
革素材は水に弱い特性があるからです。
それぞれの素材のメリット・デメリットを表で紹介します。
素材 | メリット | デメリット |
ナイロン |
| 熱に弱い |
綿 | 柔らかく腰にフィットしやすい | 吸水性が高く重たくなりやすい |
革 | ファッション性が高い | 水に弱く重たい |
ゴム |
| 特定の化学薬品や熱に弱い |
それぞれの材質のメリット・デメリットを確認して、理想的な素材のものを選ぶようにしましょう。
現場の作業員さんはナイロン素材を使っていることが多いです。
バックルの仕様
バックルは、
- ピンバックル
- ワンタッチバックル
- ローラーバックル
などがあります。
一般的なファッションアイテムで使われるのは、ベルトに穴が開いており、そこに金具を通して固定するタイプのピンバックルです。
作業着用のベルトとしてもこれらはよく用いられています。
ピンバックルは、使用感が一般的なファッションアイテムと同様というメリットがあります。
ワンタッチバックルは、一度長さを決めておけば毎回必ず同じ長さにベルトを調整でき、かつ片手で着脱が可能という点が大きなメリットです。
また、プラスチック素材などでできているものもあり、サビないというメリットもあります。
ローラーバックルは、無段階調整が可能なため、細かいベルトの締め付け度合いを調整することができます。ただし、固定する部分がやや弱いので劣化が早いデメリットがあります。
バックルについても、現場の状況や個人の好き嫌いで、自分に最も合ったタイプのものを選ぶことをおすすめします。
作業着に合わせたいベルトおすすめ8選

それでは、実際におすすめできる作業着用ベルトのおすすめアイテムを8つご紹介します。
【STABILIST】ナイロンベルト

ベルトがナイロン素材、ローラーバックル式のアイテムです。
バックルには強化樹脂が使用され、金属不使用のため軽くて動きやすいのがポイントです。
10kgのテンションにも耐えるため、激しい動きや強い力のかかる状態でも使用できます。
ベルト部の長さは115cmとかなり長めに作られており、多くの方が着用可能です。
【DAMILY】メンズベルト

ベルト部がナイロン素材、金属製のワンタッチバックルとなっているアイテムです。
タクティカルベルトは、現場でもサバゲーをする人にも人気のベルトです。
耐摩耗性・変形耐性・変色耐性などに強みを持つナイロンを使用することで、長期的に使用することができます。
また、ベルトの長さが極端に余った場合は、端をカットして火であぶるなどして処理することで、きれいな見た目を保てます。
【KASAJIMA】40mmナイロン2ピン作業ベルト

ナイロン製のピンバックル型ベルトです。
一般的なベルトはホールがベルト幅に対して中央に1つだけなのに対し、KASAJIMAの40mmナイロンベルトは2ホールとすることで、固定の安定度合いが増しています。
カラーバリエーションも10種類と非常に豊富で、作業着の色やその日の気分に合わせて調整可能です。固定する部分が頑丈なので劣化しづらく長期的に活躍します。
【Bontand】タクティカルベルト

帆布とプラスチックを組み合わせた、ワンタッチバックル式のベルトです。
ベルト部の素材としている帆布は、程よい柔らかさで体にフィットしやすい素材です。また、高い耐水性も持ち合わせています。
やや重たくなってしまいがちですが、バックル部をプラスチックにすることで全体を軽量化しています。
【JINSELF】S級永久ベルト

丈夫なナイロン製ベルトに、ずれにくいリング式バックルの締め方を採用したアイテムです。
10kgの引っ張りにも耐えられる耐久性があるため、ある程度激しい動きをする場合でも問題なく使用できます。
注意点として、バックルを使用する際に留め具の方向を間違えると、ロックが効きにくくズレやすくなってしまうというものがあります。
現場に着けていく前に一度着用して、ずれてしまわないかチェックし、方向が間違っていないかを確認しておきましょう。
【LionVII】ナイロンベルト

強度の高い高品質ナイロンを使用したベルトです。バックルは、変形したローラー式バックルの形で、ズレにくいというメリットがあります。
バックルの留め具は30kgのテンションに耐えることができ、意図的に外そうとしなければなかなか外せません。
通気性の高い網目構造になっており、作業中でも蒸れを感じにくいメリットがあります。
【Dizegn】タクティカルベルト

ベルト部にナイロン、バックル部にプラスチック素材を使用したワンタッチ式ベルトです。
高い耐久性と防水性を発揮し、速乾性も高いのがポイントです。
ワンタッチ式なので、着脱も速やかに行えます。
【NUBILY】ベルト

本革製のピンバックル型ベルトです。
水回り作業などにはあまり向きませんが、スーツ用にも使えるフォーマルな一品です。
革製品は、使い込むほど個性的な風合いが重なり、味が出てきます。
軽作業現場などでベルトに規定がないのであれば、革ベルトを愛用してみるのもおすすめです。
作業着ベルトの役割とは?
作業着において、ベルトは単なるファッションアクセサリーではなく、機能性と快適性に大きな影響を与える重要なアイテムです。
保持力がアップするので作業効率が上がる
作業着はしばしば多くの道具や機器を携帯する必要があります。
腰回りに作業道具を格納するために腰ベルトを装着することも現場では普通のこと。腰ベルトがなくても財布やスマホなど重要なものをポケットに収納しているので、ズボンがずれ落ちないためにも保持力が高いベルトを装着することは重要です。
作業着の調整とフィット感を向上させる
作業着は様々な状況で使用されるため、ベルトは服のフィット感を調整し快適性を高める役割を果たします。適切なサイズのベルトを選ぶことで、作業着が適切にフィットし、動きやすさが向上します。
作業着の安全性を向上させる
一部の作業環境では、安全帯や道具をベルトに取り付ける必要があります。ベルトはこれらのアイテムを確実に保持し、安全性を向上させる役割を果たします。これにより作業中の事故やけがを防ぐのに役立ちます。
ベルトは現場に合わせて種類を選ぼう

水を扱う作業や、金属製品を身に着けてはいけない現場など、作業環境によってベルトに求められる素材・性能は大きく異なります。
まずは、現場でどのようなベルトを着けるのが好ましいのかを確認してください。
そのうえで、その現場にあった素材を使用しているベルトを選びましょう。