空調服は、作業シーンではもちろん、日常生活でも大いに役立ちます。日常で使うことを考えると気になるのがファッション性ですね。空調服には、作業着感の強いアイテムも少なくありませんが、近年はよりプライベートシーンを意識したつくりのものが多く見受けられます。この記事では、ファッショナブルな空調服の着こなしと、そのためのアイテムについてご紹介します。
もくじ
作業場以外でも活躍する空調服
関東では猛暑日(1日の最高気温が35度以上となる日)が年間を通して20日前後となることも珍しくなく、勤務日、休暇日問わず、かなり暑い日が多くなります。
そこで活躍するのが空調服です。
空調服を使うと、汗を揮発させて体温を下げる効果が期待できます。
ただ、空調服は作業服としての役割も強く、上手にアイテムを選ばないと「仕事着」のような外見になってしまいます。
おしゃれを意識するならアウターとインナーの組み合わせも大事
もちろん長袖の空調服1着だけでファッションとして成立するものもありますが、半袖やベスト型のアウターに、長袖のインナーを組み合わせるなどの工夫があることが望ましいと言えるでしょう。
配色や統一感などに気を配ることで、一気にファッションアイテムとして成立しやすくなります。
色味に気を配るのがポイント
アウターとインナーを併用するのであれば、配色はやはり重要です。
例えば、黒いアウターと黒いインナーを併用すると、上半身が黒ずくめとなってしまいます。
こうした場合には、ワンポイントのアクセントとして仕事の邪魔にならない程度のアクセサリーなどを追加するとおしゃれです(もちろん現場によっては不可ですが)。
アクセサリーなしでコーディネートするのであれば、
・濃い色(紺やワインレッド)のアウターに濃い色(ホワイトグレーなど)のインナーを合わせる
・黒のアウターに、濃い色(黒以外)のインナーを合わせる
・同系色のアウターとインナーで、濃淡の差を付ける
などを意識するとまとまりがよくなります。
ただし、黒や濃い色を全面的に押し出したコーディネートにすると、見た目に暑い印象を与えてしまいやすい点には注意しましょう。
また、柄もののアウターを選ぶ場合は、シンプルかつ主張の少ないインナーを選ぶことでメリハリが付きやすくなります。
おしゃれに着れる!空調服の組み合わせ
上でご紹介したような色合いなどに配慮しつつ、アイテムを選んでいきましょう。
ベスト型の空調服
まずはアウターとなるベストです。こちらは無難にまとめやすいという点から、濃いめの色合いのものをおすすめします。
【サンエス】空調風神服 ベスト型ネイビー
冷却性能の高い空調風神服のなかで、ファッションアイテムとして合わせやすいネイビーのものをチョイスしました。
ネイビーのアウターに合わせるのであれば、インナーの色は白か、同系色となる青系でかつ薄い色(パステルに近い水色)のものを選ぶとまとまりやすくなります。
また、目立ちやすい時計やシルバーブレスレットなどのアイテムがある場合は、黒のインナーと組み合わせても印象がぼやけにくくなるでしょう。
ハッキリとした黄色や赤と組み合わせると、インナーが目立ちすぎてミスマッチになりやすいので、注意してください。
【サンエス】空調風神服 ベスト型
同じく空調風神服のアイテムもチョイスしました。
柄の主張が弱いため、黒に近いアウターと考えてコーディネートを決めていくことをおすすめします。
ネイビーと比べて色がさらに黒に近いため、アクセサリーがあったとしてもインナーを黒にすることはおすすめできません。
その代わり、ワインレッドやカラシ色など、色調が濃いめであれば、青系統以外の色とも組み合わせやすいです。
もちろん、白に近い明るい色のインナーもおすすめです。
【アイリスオーヤマ】空調服 ベスト型グレー
表示上はグレーですが、実際にはかなり白に近いアイテムです。
印象自体は明るく爽やかで涼しそうにも見えるメリットがあるので、さらにそれをおしゃれに近付けられるかどうかは、インナーの選び方や組み合わせるアクセサリー次第と言えます。
こちらと組み合わせるのであれば、濃いめの色で、かつ黒以外のインナーがいいでしょう。
黒のインナーを選びたいのであれば、半袖のものに留めておくことをおすすめします。
原色に近い色合いは避けるのとともに、全体的に単調になりすぎないよう、アクセサリーで首元や手首回りを飾ってバランスを整えてみてください。
【Burtle(バートル)】空調服 エアークラフトベスト アーミーグリーン
濃い緑を基調とした、迷彩柄のベストです。全面に迷彩柄が押し出されているため、インナーは極力シンプルなものを選びましょう。
半袖・長袖問わず、黒か、それに近い濃い色のアイテムでまとめることをおすすめします。
アクセサリーはあまり多用しなくとも、充分に強めな印象のある組み合わせとなりますので、何か追加したい場合でもワンポイントに留めておくと良いでしょう。
組み合わせたいおすすめインナー
基本的には、より密着度の高いインナーを合わせることをおすすめします。
空調服が膨らむことで着ぶくれして見えますので、できればタイトなものが望ましいです。
ただし、衣服の締め付けが苦手な場合や、体のラインをハッキリ見せたくない場合などはその限りではありません。
【TESLA】スポーツインナー
密着度の高いスポーツインナーで、吸汗速乾性能の高さがおすすめのポイントです。
色合いも複数種類から選ぶことができますので、ベストの色との組み合わせを見ながら、理想的なものを選べます。
【ZDCGT】多機能スポーツシャツ
同じく密着度の高いスポーツインナーで、紫外線カットにも対応しています。
着心地の良さに加えてストレッチ性能も高く、野外アクティビティなどのシーンでも活躍が期待できます。
長袖の空調服もおしゃれなものはある
インナーとアウターの組み合わせを考えるのが苦手という人もいるでしょう。ボディラインに自信がなく、密着するようなインナーを着たくないというケースも考えられます。
建築現場では、長袖着用が義務付けられているので半袖とインナーのおしゃれな組み合わせで仕事できないこともあります。
こうした方には、1着でコーディネートがまとまりやすい、おしゃれな長袖の空調服を選ぶことをおすすめします。
【Burtle(バートル)】空調服 エアークラフト長袖
インディゴカラーのエアークラフトは、黒い革ジャンのような外見の空調服です。
こちらのアイテムであれば、1点でかなりシンプルかつまとまったコーディネートが可能で、パンツとの組み合わせも暗めの色のものを選んでおけばまとまるという無難さがおすすめポイントです。
ネックレスなどで首元にアクセントを持たせるのもおすすめです。
空調服の特性上タイトに着こなすのは難しい分、がっちりした体型の方に向いています。
コーディネートを工夫しておしゃれで快適な作業を
作業環境ではアクセサリーを付けるのが難しいでしょう。しかし、色合いの工夫をすれば、充分におしゃれに見せることは可能です。
プライベートシーンでの活用なども意識して、数通りのパターンを用意しておくと良いかもしれません。
仕事でもプライベートでも、空調服を積極的に活用していきましょう。