工場や建築現場で女性を見ることが最近多くなりました。
ガテン系の現場はまだまだ男社会ですが、いろんなところで女性の進出が増えています。
今回は、国土交通省でも力を入れている女性のトラックドライバー「トラガール」について紹介します。
工事現場に搬入トラックが入ってくる時、女性ドライバーは確実に増えています。
現場で働いていると、現場への女性の進出は華やなので、少し怖いイメージの男性ドライバーさんより話しかけやすくて個人的には女性の進出は大賛成。
この記事では、トラガールさんの「やりがい」や「トラガールになるには」どうすれば良いのかを紹介します。
もくじ
トラガールとは?
女性のトラックドライバー職のことを「トラガール」といいます。
2014年から、国土交通省で「トラガール促進プロジェクト」をスタートしているので聞いたことがあるよって人もいますよね?
貨物運送のドライバーは、女性の労働者全体の2.4%とかなり低いです。
平成25年のデータなので古いデータですが、女性のドライバーさんは女性の労働人口の中でもごく限られた人しかやっていない仕事です。
なので「トラガール」の存在は本当に少ないのです。
トラックドライバーの仕事は、体力的にきついことをするので当然の結果ではありますが…。女性の中にもトラックの運転が得意な方もたくさんいます。
トラックのドライバーは男性向けの仕事なの?
トラックドライバーの仕事は、荷物を運ぶだけではなく積荷・荷下ろしをすることもあるので、体力勝負の仕事です。
仕事内容は多岐に渡りますが、
- 地場ドライバーとして30分〜1時間の距離を搬送する
- 長距離ドライバーとして数百キロの搬送をする
など、物流を支えるトラックドライバーの働き方はいくつかのパターンがあります。
近い距離を配達する場合は、トイレ問題も搬入先でできますけど搬入先が工事現場だったりすると男性用トイレしかなかったりします。
長距離ドライブする場合などはどこでトイレをどうするか、などの問題もあるためトラックドライバーの仕事は男性の方が働きやすいことが多いようです。
ただし、トラックドライバーの労働者人口が減っているので女性を採用するために仕事内容の見直しや職場を改善している企業さんも増えています。
重い積荷など体力的に負荷のかかる仕事内容は減らし、トイレの整備などを行っている会社が増えているので、まだまだ全然整っているわけではないですけど。男性だけの仕事という労働環境ではなくなってきています。
現時点では男性がたくさん働いている仕事ですが、女性トラックドライバーのニーズも着実に増えてます。
トラックドライバーになるには
トラックを運転するには、運転する車両によって異なる大型免許が必要です。
トラックには
- 小型トラック
- 中型トラック
- 大型トラック
- 宅配用トラック
など種類があり、仕事で扱うトラックの種類によって必要な運転免許も変わるからです。
会社によって異なりますが、普通免許だけも採用する会社が多いです。
必要に応じて中型・大型の免許取得にかかる費用を援助してくれる会社があるので、ドライバーに就職する時は求人の福利厚生を確認するようにしましょう。
必要な免許を取得すれば、年齢や男女関係なくトラックドライバーなることができます。
トラガールになるメリットは?
トラガール促進プロジェクトサイト内のインタビュー記事や、トラガールに関するメディアをみていると、トラガールになっている女性の多くが「車の運転が大好き」という人が多かったです。
長距離ドライバーなら全国いろんなところに行けます。
車の運転が好きな人・大きな車が好きな人にとって、トラックドライバーを仕事にすることは天職ですね。
また、女性が積荷をしていると現場の人たちが手伝ってくれることが多いこともメリット。
手伝ってくれる人がいなくて積荷を1人でしなくてはいけない現場でも、荷物の積み下ろしをフォークリフトでする現場がほとんどなので力仕事が減っている現場は増えています。
フォークリフト免許は、時間さえあれば取得できるのでトラガールに転職を考えている方や物流・運送業界に興味がある人は取得しておくと便利です。
女性の仕事は質が高い
男性の仕事に比べて、女性の仕事の方が丁寧なことが多い。
現場ではよくあることなので、トラックドライバーで力仕事の必要がない場合は女性トラックドライバーさんの人気は高いです。
女性の細やかな気配りを活かして仕事をすることができます。
トラガールになろうと思ったきっかけは?
ツイッターでも、トラガールさんのつぶやきがあります。
いろんなしんどい事あったけど,全て実になってる事です(o^^o)注意する事は…うーん🧐難しいですね💦💦自分をしっかり持つことですかね(o^^o)なった理由は,大学生の時に車の運転大好きになって、その時に憧れた運転手さんがいて(o^^o)それで、この世界に飛び込みました(o^^o)
— ともたん (@tomotandannjiri) November 2, 2018
運転が好きな女性には向いているかもしれません。
この業界のこの会社に入社して本当良かった🥺💓
規律には厳しいから
オラオラ系の運ちゃん居なくて
とにかく自分の会社の人達に会わない。ってゆー理由もあるけど、
本当、どこまで私の事見てんの😂!?
ってくらい他の会社の運ちゃん達が助けてくれる🥺💓#トラガール— みゆ@20代投資家 (@miyu_investment) November 13, 2019
ガテン系の人は基本的に優しいので、トラガールさんのこと助けてくれるようです。
「まだまだ頑張らなきゃ〜って常に思う日々😤」彼女は24歳で、転職をきっかけに免許を取り、ダンプに乗れるようになりました~#三菱ふそうスーパーグレート #fuso #supergreat#ダンプ女子 #トラック女子 #トラガール#lady5 #_lady5_ #レディーゴー#トラックファイブ #TruckFive#RTお願いします pic.twitter.com/VAsMG7cHMZ
— Truck Lady5 (トラックレディーゴ―) (@Lady5_) June 25, 2018
まとめ
ガテン系の仕事は全体的に、10年くらい前に比べると女性の進出が多いです。
トラックのドライバーさんは力仕事ですが、会社によってかなり改善されているのでもはや男性だけの仕事ではなく、女性にできる仕事です。
女性は搬入に対して丁寧に仕事をされる方が多いので、評価が高い。
実際に、私が働いている現場でもトラガールさんはたくさん働いているのを見るし、仕事も丁寧です。
トラックドライバーの仕事は、女性の需要は高い仕事。
運転好き・トラックが好きな女性におすすめです。
「男性の仕事」と思われがちなトラックドライバー。他産業に比べても、女性比率はまだまだとても低い状況です。そんな中、近年、少しずつではありますが、業界に華やぎを与える女性ドライバー(トラガール)が増えてきました。「トラガール促進プロジェクト」は、元気に活躍するトラガールを社会に広く発信することで、トラガールを目指す女性の道しるべとなるとともに、経営者や荷主に新しい視点を提供し、業界のイメージ改革を図るための取組です。
出典:トラガール促進プロジェクト