安全靴はつま先に硬い芯が入っているので、ふだんのスニーカーと同じ感覚ではサイズを選べません。買ってから「きつい」「中で足が動く」と気づく人は少なくありません。
安全ワークでは、仕事で安全靴を履いている・履いていた50人にアンケートを取りました。「不満や気になった点」を自由に書いてもらう欄で、サイズの話はこちらから出していません。
それでも、50人中8人が、自分からサイズや足幅が合わないと書いていました。

結論から言うと、安全靴のサイズは足長(長さ)と足囲(足まわりを一周した長さ)で決めます。
大きめか小さめかで迷う前に、まず自分の足の数字を知るのが近道です。測り方と、足囲からウィズ(足幅)を決める目安は、この記事の中で図にしています。
- 安全靴のサイズや足幅が合わないと書いた人は、50人中どのくらいいたのか
- 安全靴のサイズ選びで失敗する3つの理由
- 大きめと小さめ、どちらを選ぶのが正解なのか
- 足長と足囲の測り方と、足囲からウィズ(E・EE・EEE)を決める目安
- 女性・足の小さい人と、足の大きい人が選べる安全靴
- 今の靴が合わないときの調整方法と、通販で失敗しない確認点
アンケートの数字は、すべて回答から出しています。商品の規格やサイズ、値段は、メーカーの公式サイトで確認したものです。
- クラウドワークス(仕事を頼めるサイト)で、仕事で安全靴を履いている・履いていた50人にアンケートを行いました。
- 集まった回答は、手を加えずにそのまま数えています。口コミも原文のまま載せています。
- アンケートの結果はこちらの資料(PDF)で見られます。
先に1足だけ挙げておきます。同じモデルで足幅を2種類から選べる作業靴です。

細身の足の人はEE、幅の広い足の人はEEEを選べる
- EEのサイズは21cmと、22・22.5・23・23.5・24・24.5・25cm(21.5cmはありません)
- EEEのサイズは24.5〜28cm(0.5cm刻み)と、29cm・30cm
- 長さを変えずに、足幅だけをEEとEEEから選べる。値段はどちらも同じ
- JSAA規格 A種のプロスニーカー(スニーカーに近い作業靴)
- 表面は人工皮革とメッシュ、先芯は樹脂
- 重さは両足で720g(EE・23.5cm)、830g(EEE・26.0cm)
- 価格はミドリ安全.comの販売価格7,326円(税込)
EEEを買う人は、AS-05 EEEの商品ページから選べます。
JSAA規格の靴でよい現場向けです。JIS規格を指定されている現場の靴は、この記事の後半で紹介します。
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安全靴のサイズが合わないと書いた人は50人中8人
まずは、どのくらいの人がサイズで困っていたのかを見ていきます。
アンケートでは「不満や気になった点」を自由に書いてもらいました。この欄には、不満だけでなく、よかった点を書いた人もいます。

- サイズ・幅が合わないと書いた人:8人
- 足に合っていると書いた人:5人
- サイズや幅について書いていない人:37人
こちらから聞いていない欄で、8人が合わないと書いていたことになります。その8人の回答を1件ずつ読んで、中身をさらに分けました。

8人のうち6人は、長さではなく幅や締め付けの話でした。長さそのものの話は1人、履いているうちにゆるくなったという声が1人です。

だからこそ、モデル選びの前にサイズと幅を決める意味があります。気に入った靴を、合わないサイズで買ってしまうのがいちばんもったいない結果です。
安全靴が足に合っていると書いた人の靴
反対に、足に合っていると書いた人も5人いました。その1人が、ミズノのオールマイティを履く40代女性です。

柔らかさとフィット感を評価していました。値段が気になる、という声もあわせて書かれています。
アンケートで「足にピタッとフィット」と書いた人が履いていた1足
JSAA規格 A種のプロスニーカーです。サイズは24.5〜28.0・29.0cmで、3E(ワイド)相当の方向けと公式サイトに書かれています。
3EはEEEと同じ意味で、幅は広めです。重さは両足で約800g(片足約400g・26.0cm)。
公式サイトの希望小売価格は14,080円(税込)です。通販ではこれより安い店もあります。
サイズの下限が24.5cmなので、足の小さい人はこの記事の後半で紹介する靴を見てください。
口コミ50件から、本当に選ばれている安全靴を調べた結果は、こちらの記事を参考にしてください。
安全靴のサイズ選びで失敗する3つの理由
同じ足のサイズでも、安全靴では合わないことがあります。理由を3つに分けて説明します。
理由1 つま先に先芯が入っていて、内側の形がちがう
安全靴のつま先には「先芯(さきしん)」が入っています。先芯とは、重い物が落ちても足を守る硬い芯のことです。
先芯は形が決まっているので、つま先まわりだけ内側の形が変わります。同じ25.5cmでも、スニーカーとは当たり方がちがいます。
先芯には鋼のものと樹脂のものがあります。JIS規格の安全靴は、材質にかかわらず区分ごとの試験に合格したものだけが名乗れます。
ミドリ安全は、軽い作業靴に樹脂の先芯を使っていると公式サイトで説明しています。材質より先に、現場で必要な作業区分に合っているかを見てください。
工場作業でアシックスのBOA付きモデルを履く40代の人も、足先の感覚について書いていました。BOAとは、ダイヤルを回してひもを締めるしくみのことです。

理由2 長さだけを見て、足幅(ウィズ)を確かめていない
靴のサイズは、長さだけでは決まりません。足まわりを一周した長さ(足囲)によって、必要な幅が変わります。
幅が合っていないと、長さが正しくても当たったりゆるんだりします。倉庫・物流で働く30代の人は、横幅について書いていました。

理由3 試し履きをせずに、型番だけで買っている
安全靴はメーカーごとにサイズ感がちがいます。同じメーカーでも、モデルによって作りが変わります。
工場作業でアシックスのウィンジョブを履く40代の人は、次のように書いていました。

型番まで書いてあるこの回答は、サイズ選びの参考になります。ただし、感じ方には個人差があります。
安全靴のサイズは大きめと小さめのどちらがいい?
検索すると「大きめがいい」と書く記事も、「小さめがいい」と書く記事もあります。どちらが正しいのでしょうか。
結論から言うと、大きめ・小さめで決めるのではなく、測った数字で決めます。理由は、迷いの原因が人によって反対向きだからです。
大きめをすすめる人は、先芯がつま先に当たる経験をしています。小さめをすすめる人は、靴の中で足が動いた経験をしています。
どちらも「今のサイズが合っていない」という同じ話です。人の感想をそのまま借りると、反対方向に外すことがあります。
アンケートにも、両方の声がありました。まず、大きめを選んでいる30代の人の声です。

次に、靴の中で足がずれると書いた30代の人の声です。半年ほど履いたあとの変化について書いていました。

この方の声は、買うときのサイズ選びとは別の話です。靴がへたってくると、同じサイズでも中で足が動きやすくなります。

- つま先が当たり続けると、爪が黒くなったり、皮膚が傷んだりすることがあります
- 靴の中で足が動くと、転びやすくなったり、靴ずれができたりします
- 痛みやしびれが何日も続くときは、がまんせずに医療機関で相談しましょう
- 会社から支給された靴が合わないときは、まず勤め先に相談してください
勤め先に相談するときは、測った数字を持っていくと話が早く進みます。「足長◯cm・足囲◯cmなので、EEEのサイズに替えてほしい」と伝えれば具体的です。
安全靴で足が痛いときの原因と対策は、こちらの記事を参考にしてください。
足長と足囲の測り方:安全靴のサイズはこう決める
安全靴のサイズは、2つの数字で決まります。安全靴メーカーのミドリ安全が、公式サイトで測り方を公開しています。
ミドリ安全.comの「正しい足のサイズの測り方」によると、必要なのは足長と足囲の2つです。

足長(そくちょう)の測り方
足長は、かかとの一番出っ張った部分から、一番長い足指の先までの長さです。紙とものさし、背の高い本があれば測れます。
- A4の紙に、たての線とよこの線を引く
- よこの線に本の背を合わせ、かかとを本に付けて紙の上に立つ
- 本をつま先側に動かし、一番長い指に当たる位置で印を付ける
- よこの線から印までの長さが足長
- 25.3cmと出たら、近い数字の25.5cmを選ぶ
足囲(そくい)の測り方
足囲は、足の一番広いところを一周した長さです。メジャーかひもがあれば測れます。
親指の付け根と小指の付け根の、一番出っ張ったところに一周させます。ややきつめに巻いてから、少し力を抜くと測りやすくなります。
- 安全靴を履くときの靴下を履いて測る
- 両足を肩幅に開き、まっすぐ前を見て立つ
- 一人で測るときは、かがみ込むように座り、両足に均等に体重をかける
- 左右で大きさがちがうときは、大きいほうの足に合わせる
- 足のサイズは体調や時間帯で変わるので、何回か測って平均を見る
作業服店やホームセンターでは、足を測ってもらえることがあります。自分で測るのがむずかしい人は、お店で相談してみてください。

足幅(ウィズ)で選ぶ安全靴:EとEEEはどう違う?
足囲を測ったら、ウィズ(足幅)を決めます。ウィズとは、E・EE・EEE・EEEEのように表される靴の幅のことです。
Eの数が多いほど幅が広くなります。ミドリ安全のサイズ表では、Eが1つ変わると足囲の目安が0.6cmちがいます。

自分の足長が図とちがう人も、目安は計算できます。足長が0.5cm変わると、同じウィズの足囲は0.3cm動きます。
- 男性用 足長26.0cm:E 24.9cm・EE 25.5cm・EEE 26.1cm・EEEE 26.7cm
- 男性用 足長27.0cm:E 25.5cm・EE 26.1cm・EEE 26.7cm・EEEE 27.3cm
- 女性用 足長23.0cm:E 22.8cm・EE 23.4cm・EEE 24.0cm・EEEE 24.6cm
- 女性用 足長24.0cm:E 23.4cm・EE 24.0cm・EEE 24.6cm・EEEE 25.2cm
足囲が表の数字の間に入ったときは、大きいほうの数字を選びます。足囲25.7cmなら25.8cmと読んで、EEEを選ぶという具合です。
男性用と女性用では、同じ足長でも足囲の目安がちがいます。商品ページに男女の別が書かれていないときは、販売店やメーカーに聞いてください。
メーカーによってサイズ表がちがうこともあります。ここで紹介した数字はミドリ安全のものなので、他社の靴は各社の表で確かめてください。
- 足囲を測り、メーカーのサイズ表でE・EE・EEE・EEEEのどれかを確かめる
- 作業靴はEEEが多いので、細身の足の人はEEの表示があるモデルを探す
- 同じモデルでウィズを選べる商品なら、長さを変えずに幅だけ替えられる
- 表示がないときは、商品ページの「3E」「EEE」などの記載を見る
- きついからとサイズを1cm上げると、かかとが浮いて中で足が動きやすくなる
アンケートでも、幅が合わない声は両方向にありました。まず、幅がせまいと感じた50代女性の声です。

反対に、幅が広すぎてゆるいと感じた30代女性もいました。

幅の悩みは、広すぎる側にも起きます。細身の足の人は、EEの表示があるモデルを探すのが早道です。
記事の最初に紹介したミドリ安全のAS-05は、EEとEEEの両方があります。足囲を測ってから、どちらにするかを決めてください。
JIS規格とJSAA規格の違いは、こちらの記事を参考にしてください。
女性・足の小さい人と足の大きい人の安全靴のサイズ選び
安全靴は、男性向けのサイズから作られているものが多くあります。22cm台の人や29cm以上の人は、選べる商品がぐっと減ります。
今回の50人のうち、女性は20人でした。サイズや幅が合わないと書いた8人のうち、3人が女性です。
倉庫・物流で働く30代女性からは、買うときの困りごとの声もありました。

店に置いていないので試し履きができない、という声です。この回答には型番がなかったため、どのモデルかまではわかりません。
- 商品ページで、サイズの下限と刻みを必ず確認しましょう。22.5cmがない商品もあります
- この記事で紹介する靴の下限:AS-05 EE(ミドリ安全)21cm、G3550 小(ミドリ安全)22cm、オールマイティ HWⅡ 11L(ミズノ)24.5cm
- AS-05 EEとG3550 小は、どちらも0.5cm刻みなので22.5cmを選べます
- 作業靴はEEEが多いので、足の細い人はEEの表示があるモデルを探しましょう
- ミドリ安全のベルデソックスは、ショートタイプの「小」が22〜25cmです
- レディースと書かれていない商品でも、小さいサイズがあることがあります
ミドリ安全の安全靴と作業靴は、21.0〜31.0cmまであると公式サイトに書かれています。サイズの幅が広いモデルを1つ紹介します。
22cmと30cmが選べるミドリ安全のJIS規格の安全靴
ミドリ安全のG3550は、小・標準・大の3つに分かれています。3つを合わせると22cmから30cmまでをカバーします。

小・標準・大の3つで、22cmと30cmまで用意されている
- 小は22・22.5・23cm、標準は23.5〜28cm(0.5cm刻み)、大は29cm・30cm(28.5cmはありません)
- 3つとも足幅はEEEなので、幅の広い人の候補にもなる
- JIS規格の安全靴(S=普通作業用・P1=くぎを踏み抜きにくい・F1=すべりにくさの区分1)
- 表面は牛革、先芯は樹脂(JIS規格の試験に合格)
- 中敷きは抗菌防臭で、取り外して乾かせる
- 重さは両足で830g(26.0cm)
- 価格はミドリ安全.comの販売価格4,444円(税込・税抜4,040円)。小・標準・大どれも同じ価格
作業区分はS(普通作業用)です。H(重作業用)を指定される現場では、Hの表示がある靴を選んでください。
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レディース向けの安全靴のデザインや種類は、こちらの記事を参考にしてください。
重作業用(H)を指定される現場と、4Eの幅広サイズ
JIS規格の安全靴には、作業区分の表示があります。自分の現場でどの区分が必要かを、先に確認してください。
- U:超重作業用
- H:重作業用
- S:普通作業用
- L:軽作業用
重い資材を扱う建設現場などでは、H(重作業用)を指定されることがあります。ここまで紹介した靴はS区分とJSAA規格なので、指定がある人は別の靴が必要です。
足幅のいちばん広いEEEE(4E)は、重作業用の靴に用意されていることがあります。ミドリ安全のW251Nがその1足です。

重作業用(H)を指定される現場で、幅の広い足の人の候補
- サイズは23.5〜27cm(0.5cm刻み)と28cm(4E=EEEE)
- 足幅は4E(EEEE)。この記事で紹介する中でいちばん幅が広い
- JIS規格の重作業用(H)の安全靴
- 表面は牛革、先芯は鋼製
- 重さは標準重量1,140g(両足・26.0cm)
- 価格はミドリ安全.comの販売価格7,612円(税込・税抜6,920円)
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職種・年代で安全靴のサイズの悩みは変わる?
サイズや幅が合わないと書いた8人を、職種ごとに分けました。職種は、回答者が自分で選んだものです。

工場作業と倉庫・物流が、それぞれ3人でいちばん多い結果でした。どちらも立ちっぱなしで歩き回ることが多い職種です。
建設業7人と製造業13人からは、サイズの声は出ていません。建設業の7人は、水のしみこみや重さ、蒸れについて書いていました。
年代の内訳は次のとおりです。30代と40代に集まっています。
- 20代:10人中0人
- 30代:21人中4人
- 40代:13人中3人
- 50代:5人中1人
- 60代以上:1人中0人
性別では、男性30人中5人、女性20人中3人でした。割合はほとんど変わりません。
メーカー別に見た安全靴のサイズの声
メーカー別の内訳も出しておきます。回答者の数がちがうので、割合もあわせて書きます。
- アシックス:24人中5人(21%)
- ミドリ安全:11人中1人(9%)
- KEEN:1人中1人
- ダンロップ:1人中1人
アシックスは回答者が24人といちばん多く、サイズ感の声も具体的でした。ウィンジョブのCP209を履く人は「ややタイト」「足幅が広い方はワンサイズ上」と書いています。
CP201を履く人からは「横幅がせまい」という声もありました。幅が広めの人は、アシックスを買う前に試し履きをしておくと安心です。
ミドリ安全は11人中1人でした。ただし回答の数がちがうので、この数字だけでメーカーの良し悪しは決まりません。

試し履きで安全靴のサイズを確かめる5つのポイント
測った数字をもとに靴を選んだら、最後は履いて確かめます。ミドリ安全が公式サイトで案内している手順を紹介します。
ミドリ安全フットウェア公式の「安全靴の選び方」では、次の5つを見るようにと書かれています。
- ふつうに立った状態で足を入れ、全体のフィット感を見る。圧迫感があればサイズかウィズを上げる
- ひもを締めないで足を前いっぱいに動かし、かかとに人さし指が軽く入るかを見る
- ひもを締めて、親指の付け根のくびれに先芯の後ろの端が来るかを見る
- 足の一番広い部分と、靴の一番広い部分が合っているかを見る
- 歩いてみて、強い圧迫感がないかを見る
3つ目の「先芯の後ろの端の位置」は、安全靴だけのチェックです。靴の中は見えないので、つま先側から順に外から指で押していきます。
硬い芯が終わって柔らかくなる境目が、先芯の後ろの端です。履いた状態で、その境目が親指の付け根のくびれに来ていれば合っています。
試し履きは、夕方に行うのがおすすめです。足は1日の終わりにむくむので、朝より大きくなっていることがあります。
仕事で履く靴下を持っていくと、実際の感覚に近づきます。厚手の靴下なら、その厚みのぶんも確かめられます。
安全靴のサイズが合わないときの調整方法
すでに買った靴や、会社から支給された靴が合わないこともあります。買い替える前にできる調整を紹介します。
少しゆるいとき:靴下の厚みで調整する
靴の中で足が動くなら、まず靴下を変えてみます。靴を買い替えるより安く、今日から試せる方法です。
仕事用の靴下は、すり減りにくさも大事です。薄い靴下がすぐ破れる人は、作業用のものを選びましょう。

安全靴メーカーが、安全靴の中で履く前提で作った靴下
- ショートタイプの「小」は22〜25cm。レギュラーとショートはフリー(24〜27cm)
- 破れやすいつま先とアキレス腱に、すり減りに強いナイロン
- 汗を吸って早く乾く
- 抗菌防臭加工
- 日本製
- 税込845円(レギュラー)・701円(ショート)
\安全靴用靴下の購入はこちら/
靴下で足りないときは、中敷きを厚いものに替えます。今入っている中敷きと、大きさや厚さを比べてから買いましょう。
作業用の靴下の選び方は、こちらの記事を参考にしてください。
かかとが浮く・足が前にすべるとき:ひもの結び方を変える
長さは合っているのに中で足が前に出る、という人もいます。この場合は、かかとを固定できているかを見直します。
- 靴を履いたら、かかとを地面にトントンと当てて足を後ろに寄せる
- その姿勢のまま、つま先側から順にひもを締めていく
- 一番上の穴まで使う。使わないとかかとが浮きやすくなる
- ひもがゆるみやすい人は、一番上でひと結びしてからちょうを作る
それでも前にすべるときは、かかとの形が合っていない可能性があります。かかと用のパッドを入れるか、別のモデルを試してみてください。
甲がきついとき:ひもの通し方を変える
甲が当たるときは、ひもの通し方を見直します。順番に試してみてください。
- 当たる部分の穴だけ、ひもを交差させずにまっすぐ上に通す
- 当たる部分の手前までをゆるく、その先をしっかり締める
- ひもではなく面ファスナー(マジックテープ)のモデルに替える
倉庫・物流で働く40代の人は、甲の締め付けについて書いていました。

クッション性には満足しながら、締め付けが気になるという声です。ひもやベルトで調整できるモデルなら、こうした微調整がしやすくなります。
つま先が当たるとき:買い替えを考える
つま先が先芯に当たっている場合、中敷きやひもでは直せません。サイズかウィズが合っていないので、買い替えを検討しましょう。

安全靴に合う中敷き(インソール)の選び方は、こちらの記事を参考にしてください。
通販で安全靴のサイズを失敗しない5つの確認点
作業服店が近くにない人は、通販で買うことになります。試し履きができないぶん、商品ページの確認が大事です。
見るのは次の5つです。どれも商品ページに書かれていることです。
- サイズの下限と上限、そして刻み(0.5cm刻みかどうか)
- ウィズの表示(EE・EEEなど)と、同じモデルで幅を選べるか
- メンズ・レディース・男女兼用のどれか
- 現場で必要な規格(JIS規格かJSAA規格か)と作業区分
- サイズ交換ができるか、その条件
見落としやすいのが、サイズ交換の条件です。たとえばミドリ安全.comでは、条件を満たせばサイズ交換を受け付けています。
- 商品が届いてから14日以内に連絡すること
- 未開封・未着用、または室内での試し履きだけであること
- 商品タグが付いていて、付属品や外箱がそろっていること
店によって条件は変わります。買う前に、注文するページで確認してください。
作業服店やホームセンターで買う人は、店で足を測ってもらえることがあります。靴のへたりが気になる人は、安全靴の劣化の見極め方(別の記事)もあわせてご覧ください。
安全靴のサイズでよくある質問
最後に、安全靴のサイズでよく聞かれることに答えます。
安全靴はスニーカーと同じサイズでいい?
同じとは限りません。先芯が入っているぶん、つま先まわりの当たり方が変わります。
足長と足囲を測って、メーカーのサイズ表で確かめるのが確実です。試し履きができるなら、必ず履いてみてください。
安全靴の30センチや23センチのサイズはある?
あります。ミドリ安全の安全靴と作業靴は、21.0〜31.0cmまであると公式サイトに書かれています。
ただし、すべてのモデルにそろっているわけではありません。この記事で紹介したG3550のように、小・標準・大に分かれている商品もあります。
幅広サイズの安全靴はどこで買える?
作業服店やホームセンター、メーカーの公式通販で買えます。商品ページでEEEやEEEEの表示を探してください。
同じモデルでウィズを選べる商品なら、長さを変えずに幅だけ替えられます。
足のサイズが左右でちがうときはどうする?
大きいほうの足に合わせて選びます。ミドリ安全の公式サイトにも、そう書かれています。
小さいほうの足がゆるいときは、中敷きや靴下で調整します。
何年も同じサイズで買っているけれど、測り直したほうがいい?
測り直すことをおすすめします。足の形は年齢や体重の変化で変わることがあります。
ミドリ安全の公式サイトにも、体調や時間帯でサイズは変わると書かれています。買い替えのたびに測れば、失敗を減らせます。
会社から支給された安全靴のサイズが合わないときは?
まず勤め先や現場の責任者に相談しましょう。サイズ違いに交換してもらえることがあります。
自分で買い替えるときも、規格やメーカーの指定がないかを先に確認してください。
自分の現場がJIS規格かJSAA規格か、どう調べる?
会社の安全担当や元請けに聞くのが確実です。支給された靴のベロや外箱の表示でも確認できます。
JIS規格は国が決めた基準、JSAA規格は業界団体が決めた基準です。指定がある現場では、その表示がある靴を選んでください。
JSAA規格のA種とB種、F1とF2はどう違う?
JSAA規格のA種は普通作業向けです。軽作業向けのB種より、つま先の強さの基準が高くなっています。
JIS規格の表示にあるF1とF2は、すべりにくさの区分です。F2のほうがすべりにくい区分になります。
商品ページの「3E」は、ウィズの「EEE」と同じ意味です。メーカーによって書き方が変わるだけです。
まとめ:安全靴のサイズは足長と足囲の両方を測って選ぶ
仕事で安全靴を履いている・履いていた50人のうち、8人がサイズや幅の話を書いていました。そのうち6人は、長さではなく幅や締め付けの話です。
- サイズ・幅が合わないと書いたのは50人中8人。うち6人は幅や締め付けの話だった
- その8人のうち7人は、靴そのものの満足度が5段階で4以上だった
- 大きめ・小さめで迷うより、足長と足囲を測って決める
- 足囲からウィズ(E・EE・EEE・EEEE)を決め、細身の足ならEEの表示を探す
- 同じモデルでEEとEEEを選べる靴もある(ミドリ安全のAS-05)
- サイズの下限・上限と刻みは商品ごとにちがう。22.5cmや28.5cmがない商品もある
- 買う前に、現場で必要な規格(JIS・JSAA)と作業区分(U・H・S・L)を確認する
- 重作業用(H)を指定される現場なら、その表示がある靴を選ぶ(ミドリ安全のW251Nなど)
- 試し履きでは、先芯の後ろの端が親指の付け根のくびれに来るかを見る
- 今の靴が少しゆるいときは、靴下と中敷きで厚みを足して調整する
まずは今日、紙とメジャーで足長と足囲を測ってみてください。数字がわかれば、通販でも迷わずに選べます。
靴を替える前に、中敷きで調整したい人はこちらも選択肢になります。

靴は替えずに、中敷きの厚みでゆるさを調整する
抗菌防臭加工のメッシュ素材で、サイズは22〜30cm、価格は1,100円(税込・希望小売価格)です。
ミズノのJSAA規格シューズ用です。ほかのメーカーの靴に入れるときは、今の中敷きと大きさ・厚さを比べてください。
厚みが変わるとつま先の余裕も変わります。入れたあとは歩いて確かめてください。

- 調査方法:クラウドワークスでのアンケート
- 回答数:50人(仕事で安全靴を履いている・履いていた人)
- 調査項目:年代・性別・職種・使う頻度・メーカーと商品名・満足度・満足している点・不満な点・おすすめ度
- サイズ・幅が合わないと書いた8人は、設問「不満・気になった点があれば教えてください」の自由記述を1件ずつ読んで数えたものです
- 商品の規格・サイズ・価格は、2026年9月19日にメーカー公式サイトと公式通販の商品ページで確認したものです
- 口コミは誤字も含め、原文のまま掲載しています
- 数字は調査したときの回答です。すべての人に同じ結果になることを保証するものではありません



















