工事現場はいろんな人が働いています。
現場監督や施工の責任者をやっていると自分よりも1回り以上、年上の職人さんと話したり場合によっては指示出しをしないといけません。
キャリアが長いベテラン職人さんに指示出しをするのは少し躊躇してしまうものです。
ベテランの職人さんと上手くコミュニケーションをとる方法を紹介します。
もくじ
ベテランの職人と上手くコミュニケーションをとる方法は?
建設現場ではベテランの職人さんと仕事をする若い現場監督さんが多いと思います。
職人さんは気がいい人が多いので話しやすい反面、仕事での言葉使いが乱暴な方も多いですよね!
業界の用語をたくさん使ってくるし、聞かれて答えられないと舐められてしまいます。
新人にも優しい職人さんも多いですが、仕事に厳しい職人さんも多いので仕事を上手くこなすために注意点を紹介します。
仕事のことを理解した上で相談する
例えば、建設現場で電気系のお仕事をする時に職人さんに配線を依頼することがあります。
配線施工をするときは、責任者が建築の人と話し合って配線場所や工程を決めて職人さんに依頼するのが通常ですが、図面や工程を理解せずに適当に相談すると怒られることが多いです。
現場の責任者として職人さんと仕事の話をするときは簡潔に仕事のことを理解して依頼するようにしないといけません。
職人さんは、個人事業主のことが多く会社だとしても少ない人数で回しているので予定が埋まっていることが多いのです。
数年一緒に働いていれば、相手も信用してくれているので大丈夫ですが信頼関係ができていないのに雑な相談をしないようにしましょう。
職人さんの仕事のやり方を尊重する
現場だと職人さんと同時並行で現場責任者も仕事をすることが多いです。
一緒に仕事をしているとやり方が違っていたり、優先すべき仕事も出てきてしまうので仕事の仕方を工夫しなくてはいけませんが。
職人さんはベテランになる程、仕事の仕方にいちいち口を出されることが嫌いです。
プライドが高いのも職人さんの特徴です。
全体の効率化のために相談することは大切ですが、必要な情報を伝えて相談する体で話すようにしましょう!
今までやってきたやり方を変えてもらう必要があるときは、理由を事細かに説明して納得してもらうか、上司の名前を出してあくまでも、そうしないといけないということを理解してもらうようにしましょう。
職人さんのことを業者とは言わないこと
元請けからすると職人さんは「業者」です。
ついつい現場で業者さんとか言ってしまうことがありますが、人によっては業者と言われることを嫌います。
仕事を依頼する方とはいえ、作業を一緒にしてもらう仲間なので尊重することが大切です。
ベテランの職人さんはプライドを持って職人をしています。
責任者として職人さんに気持ちよく仕事をしてもらうためにも呼び方には注意が必要です。
職人さんに認めてもらう方法は仕事で!
現場で職人さんと話していると過去の工事現場の話とかを聞くことが多いと思います。
仲の良い職人さんと話していると、
と同僚のことをディスっているのたまに聞きます。
悪口はいけないことですが、口だけで職人さんとコミュニケーションをとっても信頼されにくいです。
職人さんと接する時に、無駄に褒めたりお世辞を言っても本当の意味でコミュニケーションを取れないのです。
裏で使えないと思われるのも嫌ですからね。
ベテランの職人さんに好かれたい、信頼されたいと思ったら、きちんと仕事をして、言っていることのロジックがきちんとしている必要があります。
仕事として割り切って接する
現場や施工の責任者をしているといろんな職人さんと接する機会が多いです。
職人さんによってはプライベートまで話したくないという人も多いです。
現場で仕事をしていると何日もずっと一緒なこともあるので、仕事のことだけではなくプライベートの話を聞きたくなる人もいると思いますが、職人さんは詮索されるのが嫌いな人が多いです。
職人さんから個人的なことを聞かれればいろいろ話すのは良いですが、下手に相手のことに踏み込むことは避けるべきだと思います。
まとめ
工事現場で新人の人がよく悩む、職人さんとのコミュニケーションの取り方について紹介しました。
建築現場で働いているといろんな職人さんと関わることが多いですよね。
しかもだいたいが、かなり年上のベテランの方ばかりです。
相手も自分も不快な思いをせずに気持ちよくお仕事をするためにも適切なコミュニケーションを取りましょう!
話すことに困ったら、作業用の道具の話をすると結構盛り上がりますよ!