長かった梅雨も終わり、8月からは梅雨明けです。
もうすでに西日本では、梅雨明けしている地域もありますが関東では、8月初旬になる見込みです!
今年は、梅雨が長いので冷夏と言われていますが8月以降は気温もグングン上がって例年通り暑くなる予報も出ています。
新型コロナの影響もあり、今年は夏でも現場作業をすることを考えると暑くなる8月以降の熱中症対策は必須!
現場で熱中症にならないように準備をしましょう。
もくじ
熱中症になってしまう原因は?
人間の体は、暑い時や運動をすると汗で熱を放出するようにできています。
熱中症の原因は、体の中に熱がこもってしまって上手く外に熱を放出できないことと言われています。
毎年、たくさんの人が熱中症で救急搬送されていますが。
今年は、新型コロナの影響で病院が逼迫しているので軽い熱中症でも重症になってしまう可能性があると言われていますので十分に注意しましょう!
建築現場・工場は熱中症が発生しやすい!
建設業や、工場勤務の方は特に注意。
毎年、どこかの現場では熱中症になってしまっている作業員の方がいます。
建築現場や、暑い場所で働いている人は自分で自分の管理をしないといつ熱中症になってしまってもおかしくありません。
熱中症は8月が特に多い。
今年は、7月がそこまで暑く無かったので体が慣れていません。充分注意してください!
熱中症を予防するために知っておくべきこと
熱中症の予防は、どんなことがリスクになるのか?
知っておくことが大切です。
なんとなく、「気温が高いと熱中症になる。」と考えるのは間違いはないですが。
熱中症になる原因は、気温だけではなく湿度もかなり影響します!
その日の、天候や暑さ指数(WBGT)を知ることで準備することができるので熱中症にならないために知っておくべきことを紹介します。
気象情報を知る
スマホアプリや検索でリアルタイムの天気や、その日の予想気温を把握しておくことはとても大切です。
雨の日は、雨具を用意できますし。
真夏日であれば、扇風機やスポットクーラーを持っていく。車で休憩をとるようにするなどの準備をすることができます。
暑さ指数(WBGT)を知る
暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい
- 気温
- 湿度
- 輻射熱(ふくしゃねつ)
3つを取り入れた温度の指標のことです。
熱中症になってしまうのは、汗が蒸発しないことも一つの原因です。
現場では、30℃を超える真夏日や猛暑日は危険なので、休憩をたくさん取るようにしているところが多いですが。
湿度が高い日は、夏日(25℃)くらいでも暑さ指数(WBGT)は高いので危険ということです!
暑さ指数は、装置を使って計測します。
最近は、工事現場で「熱中症指標計」を設置して計測している現場もありますが、それが無い場合は環境省熱中症予防情報サイトで確認しましょう。
休憩場所を知る
建築現場だと、休憩場所で1時間〜2時間くらい置きに休憩に入って熱中症対策をしていますが。
大手建築会社の工事現場では無い限り、きちんとした休憩場所が無いこともあります!
改修工事や、ちょっとした工事だと各自自己責任で休憩に入ることが多いです。
日陰や、サーキュレーターなどが無い現場の場合は涼しい場所を探して休憩することが大切。
休憩をして水分・塩分補給をすることは現場で働く人の義務です!
短時間で仕事を終わらせる工夫も必要
また、最大の熱中症対策は暑い現場に長時間いないこと。
短時間で完了できるように工夫することが、熱中症対策になります!
工場で働いている場合や、工期の関係で他の業者さんと連携して働く場合はなかなか難しいですが、各自の裁量で仕事ができる現場ではいつも以上に工夫して早く仕事を完了するように工夫しましょう。
熱中症対策グッズは万全に!
今や夏の現場に欠かせない空調服は、当然ですが夏の現場では様々な熱中症対策グッズがあります。
国土交通省も、通気性の高い服装を推奨しています。
熱中症予防には、熱を吸収しやすい服装は避け、透湿性及び通気性の良い服装を着用することが望ましいとされている。
インナーや、安全靴も夏用のものが販売しているので活用しましょう!
ちなみに、建設現場で必須のヘルメットも、通気性の高いものが販売されています。
まとめ
8月に向けて、どんどん暑くなっていきます。
コロナの影響でストップしていた建築現場も少しずつ稼働していますので、今年はマスクを付けながら作業しなくてはいけない現場もたくさんあります。
熱中症対策で必要なことは、
- 情報を知って準備すること
- 暑い場所に長時間いないこと
- 熱中症対策をきちんとすること
できる工夫を総動員して、コロナ渦の過酷な夏を乗り越えましょう!