工事現場の防寒対策は、分厚い上着を1枚足すより、小物で冷える場所をふさぐほうが動きやすく続けられます。見直したいのは、肌に直接着るインナーと、冷たい風が入りやすい首・手・足です。
屋外の現場はもちろん、窓や扉がまだない新築の建物の中も冷えます。暖房を置けない現場も多いので、体に着けるもので寒さを減らします。
寒さで指先がかじかむと、工具や資材をしっかりつかみにくくなります。防寒は体調のためだけでなく、ケガを防ぐための準備でもあります。
倉庫の出入口や、冬の工場で冷える人にも使える対策です。商品の値段とサイズは、2026年9月21日にミドリ安全.comで確認しました。

- 工事現場で防寒対策が欠かせない理由と、地域ごとの冬の寒さ
- 防寒の基本になる重ね着と、首・手首・足首の考え方
- インナー・手袋・頭と耳・ネックウォーマー・靴下・安全靴の選び方
- カイロで低温やけどをしないための使い方(温度と時間の目安)
- 電熱ベストの使える時間と、一式そろえたときの値段
- マフラー・手袋・換気について、労働安全衛生規則で決まっていること
工事現場で防寒対策が必要な理由と冬の現場の寒さ
冬の工事現場は、朝の冷え込みと風で体が冷えます。寒さは地域でかなり違うので、気象庁の平年値(30年分の平均)で比べておきます。
1月の日最低気温は札幌がマイナス6.4℃、東京が1.2℃、大阪が3.0℃です。雪の降る日数も、札幌と仙台は東京や大阪よりずっと多くなります。

雪の多い地域では、寒さに加えて足元の凍結と、ぬれによる冷えが重なります。雪への備えは雪対策グッズのおすすめでまとめています。
冬の朝に社用車のガラスが凍って出発が遅れるときは、解氷スプレーの使い方と注意点も参考にしてください。
冬日・真冬日の意味と、氷点下の日の過ごし方はこちらの記事を参考にしてください。
特に工事現場では安全のためにも防寒対策が必要
工事現場では、重機のそばで動いたり、高い場所で作業したりします。体が冷えて思うように動かないと、ふだんならしない失敗が事故につながります。
足先が冷えると、段差や足場で踏ん張る感覚もつかみにくくなります。体が冷えて体調を崩すと、現場を休むことにもなります。
冬は感染症もはやる季節です。体調管理はインフルエンザの予防グッズの記事でまとめています。
工事現場の大雪や寒波の備えはこちらの記事を参考にしてください。
防寒対策の基本は重ね着と首・手首・足首を守ること
防寒の基本は、重ね着で空気の層をつくることです。厚い上着1枚より、薄いものを重ねたほうが脱ぎ着で調整でき、動きやすくなります。
冷えやすいのは、首・手首・足首の3つの「首」です。服のすき間ができやすく、冷たい風が入りやすい場所です。
上着が会社支給で替えられない人も、この3か所なら自分で対策できます。見直す順番を図にしました。

厚着をしすぎると、腕が上がらず、汗もかきやすくなります。汗が乾かないまま休憩に入ると、そこで一気に体が冷えます。
暑くなったら前を開ける、1枚脱ぐといった調整ができる重ね方にしてください。アウター(いちばん外に着る上着)の選び方は、別の記事で説明しています。
冬の作業着の選び方と重ね着の考え方はこちらの記事を参考にしてください。
おすすめの防寒対策グッズ!防寒着だけではなく小物も活用しよう
ここからは、冬の工事現場で使える防寒グッズを、体の場所ごとに紹介します。どれも今の作業着に足せるもので、安いものは数百円です。
上着は、ドカジャン(綿の入った厚手の防寒ジャンパー)やパイロットジャンパー(腰までの短い防寒ジャンパー)が定番です。そのうえで、足りない場所を小物で補います。
同じ種類の物は、作業服店やホームセンターでも売っています。この記事では、値段とサイズを確かめられた商品を例に出します。
ミドリ安全.comの防寒対策グッズ・防寒具特集では、頭・首まわりから雪対策の用品まで場所ごとに探せます。作業着をメーカーから選ぶなら、作業着メーカーのランキングも参考になります。
インナー選びのポイントは汗を吸って乾くこと
まず替えたいのが、肌に直接着るインナーです。上着の下に着るので、会社支給の作業着のままでも替えられます。
選ぶときは、汗を吸って早く乾くかを見てください。厚い綿の肌着だけだと、汗でぬれたまま冷えやすくなります。
風の強い屋外なら、生地に防風の層が入ったインナーもあります。薄いまま風を止められるので、上着の枚数を増やさずにすみます。

風の強い屋外で、薄いまま風を止めたい人向けのインナーです
- 生地の中の層に防風フィルムをはさんだ、3層の裏起毛インナー
- よく伸びる生地で、生地の伸びは40%以上
- 汗を吸って乾かす加工と、においを抑えるテープつき
- 静電気をためにくくする糸(制電ケア糸)を使っている。冬に起きやすいバチッを抑える工夫
- サイズはS〜XL。ミドリ安全.comの販売価格は2,332円(税込・税別2,120円)
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下半身は、作業ズボンの下にタイツを1枚はくだけでも違います。上に着込んでも、腰やひざが冷えていると体全体が寒く感じるからです。
たとえばミドリ安全.comの制電裏起毛タイツ TMF-6522は1,749円(税込)で、裏が軽く起毛したストレッチ素材です。ひざのサポーターを使っている人は、タイツの上から着けると締め付けがきつくなりすぎないか確かめてください。
インナーを種類から比べたい人は、作業着用の防寒インナーのおすすめも見てください。
手元を暖かく保つには作業手袋の下にインナー手袋
手の冷えは作業のスピードを落とし、事故のもとにもなります。軍手は定番ですが、風を通すので冬の屋外では冷えます。
厚い防寒手袋にすると、指先が使えなくなります。細かい作業もある人は、薄いインナー手袋の上に作業手袋を重ねると調整しやすくなります。

1双264円で、いつもの作業手袋の下に1枚足せます
- 熱をためる粉を練り込んだ糸で編んだ、薄手のインナー手袋
- 親指・人差し指・中指はタッチパネルに反応する
- 作業手袋の下にはめて使える薄さ
- 1双ずつ買えるのはM・L・LL。ミドリ安全.comの販売価格は264円(税込・税別240円)
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上に重ねる作業手袋は、作業の中身で選びます。ミドリ安全のカーボンヘックスは、精密作業用・軽作業用・重作業用に分かれたシリーズです。
資材を運ぶ人や、手の甲をぶつけやすい作業の人には、甲にクッションのついた重作業用が合います。インナー手袋を下にはめると少しきつくなるので、サイズに余裕があるか確かめてください。

資材の運搬や、手の甲をぶつけやすい作業に合う重作業用です
- 手のひらは、すり減りに強い合成スエード
- 手と指の甲にクッション、手のひらにも衝撃を和らげるパッドがある
- 手首の面ファスナー(マジックテープ)で締め具合を調節できる
- サイズはM・L・XL。ミドリ安全.comの販売価格は3,311円(税込・税別3,010円)
- シリーズには精密作業用・軽作業用・タッチパネル対応のものもある
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カーボンヘックスの種類と使い方はこちらの記事を参考にしてください。
手袋のままスマホを操作したい人向けの仕組みは、スマホ対応手袋の記事で説明しています。
防寒用の手袋を種類から選びたい方はこちらの記事を参考にしてください。
頭と耳の冷えはヘルメットの決まりを守って防ぐ
ヘルメットをかぶる現場では、耳と額が冷えます。ヘルメットは耳を覆わないので、風に当たり続けると耳が痛くなります。
ヘルメットの下に何かを着けるなら、ヘルメットのメーカーが使ってよいとしている物を選びます。厚い帽子でヘルメットが浮くと、正しくかぶれなくなるからです。
ヘルメットの要らない倉庫や、移動・休憩のときの耳の冷えには、額から耳にかける帯の形のイヤーウォーマーが手軽です。

ヘルメットを外す移動や休憩のときに、耳の冷えを防げます
- 額から耳を覆う、帯の形のフリースのウォーマー
- 額と耳から熱が逃げるのを防ぐ作り
- 素材はポリエステル。サイズはフリー
- ミドリ安全.comの販売価格は517円(税込・税別470円)
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ヘルメットそのものの選び方は、工事用ヘルメットのおすすめで説明しています。
首元の冷気を防ぐネックウォーマー
首もとから入る冷たい風を止めるのが、ネックウォーマーです。首まわりは、上着の襟とのすき間から風が入りやすい場所です。
現場では、マフラーよりネックウォーマーが向いています。マフラーは端が垂れるので、機械や工具に巻き込まれるおそれがあるからです。

500円以下で、首もとの風の入り口をふさげます
- フリースの筒の形で、頭からすっぽりかぶる
- ワンタッチで締められるサイズ調整ひもつき
- 素材はポリエステル100%
- ミドリ安全.comの販売価格は495円(税込・税別450円)
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ネックウォーマーの使い方はこちらの記事を参考にしてください。
靴下は安全靴専用で破れにくく性能が高いものがおすすめ
足先の冷えには、靴下を替えるのが手軽です。安全靴は先に硬い芯が入っているので、つま先の靴下が擦れて破れやすくなります。
安全靴専用の靴下は、破れやすいところを丈夫な糸で補強しています。冬は、厚手で足首まで覆う丈のものを選ぶと、靴の口から入る風も防げます。

「強フィットソックス」から名前が変わった、安全靴用の靴下です
- 安全靴メーカーのミドリ安全が作った、安全靴用の靴下
- 破れやすいつま先とアキレス腱の部分に、すり減りに強いナイロンを使っている
- 繊維の中が空洞の糸(中空ポリエステル)で、空気の層をつくる
- 汗を吸って乾きやすく、抗菌防臭加工つき。日本製
- サイズはフリー(24〜27cm)。ミドリ安全.comの販売価格は845円(税込・税別768円)
- 足の小さい人向けに、22〜25cmのショートタイプ「ホワイト 小」(701円)もある
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安全靴専用の靴下のよさはこちらの記事を参考にしてください。
冬の工事現場に適した安全靴を履いて足元も暖かく
夏は蒸れにくい安全靴を選びますが、冬は足元から冷えます。くるぶしまで覆うハイカットや、ブーツのような長い安全靴は、足首から風が入りにくくなります。
雪や凍結のある現場では、すべりにくい底かどうかも見てください。中に防寒の素材が入った安全靴や安全長靴もあります。
ハイカットの種類はハイカット安全靴の記事、中に防寒素材の入ったものは防寒安全靴のおすすめで比べられます。足の小さい女性は、レディース向けの安全靴から探すのが近道です。

足首の上まで革で覆う長さの、JIS規格の安全靴です
- 足首より上まで覆う、ひもで締める革の長い安全靴(標準の高さ245mm)
- JIS規格(国が決めた安全靴の基準)に合格。作業区分はS種(普通作業用)
- 底は2層の発泡ポリウレタン。すり減りの目安になるスリップサインつき
- 足幅は3E(Eの数が多いほど幅が広い)。サイズは23.5〜28.5cm
- 重さは両足で1,080g(26.0cm)。ミドリ安全.comの販売価格は15,048円(税込・税別13,680円)
S種は普通作業用です。重作業用(H種)を指定されている現場では使えません。指定があるかは、職長や会社の安全担当に確かめてください(2026-09-21にミドリ安全.comで確認)。
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安全靴を50人の口コミから選びたい方はこちらの記事を参考にしてください。
防寒ブーツと防寒長靴の選び方はこちらの記事を参考にしてください。
カイロの活用方法と低温やけどをしないための使い方
使い捨てカイロも、工事現場の防寒に使えます。持ち歩くのが面倒な人は、服の内側に貼るタイプが便利です。
お腹や腰に貼ると、体の中心から温まります。足先が冷える人には、靴下や靴に使うくつ専用のカイロもあります。
カイロでいちばん気をつけたいのが、低温やけどです。使い捨てカイロのメーカーでつくる日本カイロ工業会は、次のように説明しています。
触っていてあたたかく心地よいと感じる60℃くらいの温度でも、1分間圧迫を続けるとやけどをします。これが「低温やけど」というもので、50℃でも3分間圧迫を続けると低温やけどになるといわれています。

現場で気をつけたいのが、押さえつけることです。腰道具のベルトや、フルハーネスのベルトの下にカイロがあると、圧迫されて熱がこもります。
腰に貼るときは、ベルトが当たらない位置にずらしてください。フルハーネスは、胸や太もものベルトの下も同じです。
靴に入れるカイロには、別の注意があります。靴の中は熱がこもるので、くつ専用の商品を使い、使い方を守ってください。
使用直前に開封し、開封したらすぐに靴を履いて使用する。靴を履かずにそのまま使用しますと重篤なやけどに至ることもございますので、充分ご注意ください。
休憩で靴を脱いだあと、しばらくして履き直すときも高温になることがあります。ストーブの前など、ほかの暖房と一緒に使うときも温度が上がります。
- 肌に直接当てない。貼るタイプは服の上から貼る
- 腰道具やフルハーネスのベルト、サポーターで押さえつけない
- 同じ場所に長く当てない。熱いと感じたらすぐ外す
- 靴にはくつ専用のカイロを使い、開けたらすぐ靴を履く
- くるぶしや土踏まずなど皮膚の薄い場所、足の指を包む使い方は避ける
- 赤みや痛みが出たら流水で冷やし、早めに医師に相談する
電熱服は少し高いですが防寒対策におすすめ
小物を使っても寒い現場には、電熱服という選択肢があります。電熱ウェアとも呼ばれる、ヒーターのついた作業着です。
空調服(ファンで風を送る夏の作業着)と同じように、バッテリーを充電して使います。ベストの形が多く、上着の下に着られます。
向いているのは、立ち止まる時間が長い作業です。誘導や検品のように体を動かさない仕事では、重ね着だけでは追いつかないことがあります。
反対に、動き続ける作業では汗をかきすぎることがあります。温度を下げるか、休憩のときだけ入れる使い方が合います。
気になるのは、1回の充電でもつ時間です。ミドリ安全.comの商品ページでは、いちばん熱い53℃で約4時間、いちばんぬるい38℃で約6時間が目安です。

上着の下に着て、体を電気で温める中間着です
- 電熱ユニットを組み込んだ、中綿入りの防寒ベスト
- 腰のスイッチで4段階に温度を変えられる(53℃・48℃・43℃・38℃)
- 使用時間の目安は、53℃で約4時間、38℃で約6時間
- 脇はよく伸びるニット。バッテリーを入れるポケットつき
- サイズはSS〜5L。ミドリ安全.comの販売価格は10,703円(税込・税別9,730円)
バッテリーは、ミドリ安全の空調服クールファン用のWE20シリーズです。すでに持っている人は、組み合わせを商品ページで確かめてください(2026-09-21に確認)。
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ミドリ安全.comの商品ページでは、他社製の電熱ユニットやバッテリーを使わないよう注意しています。使う前に取扱説明書を読んでください。
カイロと同じで、温かいものを体に押し当て続けると低温やけどのおそれがあります。フルハーネスのベルトや、フォークリフトの座席の背もたれでヒーターの部分を押さえたまま、高い温度で長く使わないでください。
インナーの上に着て、肌に直接当てないのが基本です。熱いと感じたらすぐ温度を下げるか、スイッチを切ります。
ヒーターベストを種類から比べたい方はこちらの記事を参考にしてください。
工事現場の防寒で守りたい決まりと注意点
防寒のために身に着けるものや暖房が、かえって危険になることもあります。労働安全衛生規則(働く人の安全のための国の決まり)の条文で確かめておきます。
マフラーや垂れる服は巻き込まれに注意
動いている機械に髪や服が巻き込まれる事故を防ぐため、規則には次の条文があります。
第百十条 事業者は、動力により駆動される機械に作業中の労働者の頭髪又は被服が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に適当な作業帽又は作業服を着用させなければならない。
同じ条文の2項で、働く人も、命じられた作業帽や作業服を着なければならないと決められています。マフラーの端や、長いひもが垂れた防寒着は、巻き込まれのもとになります。
首もとは筒の形のネックウォーマーにして、ひもは内側にしまってください。
回転する刃物の作業では手袋を使わない
寒いからといって、どの作業でも手袋をしてよいわけではありません。規則は、手袋を使わせてはいけない作業も決めています。
第百十一条 事業者は、ボール盤、面取り盤等の回転する刃物に作業中の労働者の手が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に手袋を使用させてはならない。
ボール盤は、据え置き型でドリルを回して穴をあける機械です。面取り盤は、材料の角を削る機械のことです。
同じ条文の2項で、働く人も、手袋の使用を禁止されたら使ってはならないと決められています。会社だけの決まりではなく、自分が守る決まりでもあります。
手で持つ電動ドリルや丸のこ、グラインダーで手袋を使ってよいかは、この条文には書かれていません。工具の取扱説明書と現場のルールに従い、迷ったら職長に確かめてください。
換気の悪い場所でエンジンのついた機械を使わない
寒い日は、建物の中を閉め切って作業したくなります。ただし、エンジンのついた機械は、自然の換気が足りない場所で使うことが規則で禁じられています(第578条)。
条文は坑(地下の穴)やタンクの内部を例に挙げていますが、「その他の場所」も含みます。換気をして排気ガスによる害を防ぐ場合は、使ってよいとされています。
第578条が決めているのは、発電機などのエンジンのついた機械です。石油やガスを燃やす暖房器具は、この条文とは別に、取扱説明書の換気の指示を守ります。
燃料を燃やすと、色もにおいもない一酸化炭素が出ることがあります。閉め切った場所では、気づかないうちに中毒になるおそれがあります。
一酸化炭素の警報器や検知器を置いている現場もあります。体調がおかしいと感じたら、すぐに作業をやめて外の空気のよい場所に出て、周りに知らせてください。
- 労働安全衛生規則 第110条(作業帽等の着用)
- 労働安全衛生規則 第111条(手袋の使用禁止)
- 労働安全衛生規則 第578条(内燃機関の使用禁止)。内燃機関はエンジンのこと
- 条文は安全衛生情報センターのページで2026-09-21に確認しました
工事現場の防寒対策でよくある質問
冬の現場の防寒について、よく聞かれることに答えます。
インナーとアウター、どちらから買えばいい?
先に替えるなら、インナーです。値段が手ごろで、会社支給の上着の下にも着られるからです。
工事現場でマフラーをしてもいい?
おすすめしません。端が垂れて機械や工具に巻き込まれるおそれがあるので、首もとはネックウォーマーにしてください。
ヘルメットの下に帽子をかぶってもいい?
ヘルメットの取扱説明書と、現場の指定を先に確認してください。厚い帽子でヘルメットが浮くと、正しくかぶれなくなります。
カイロは作業服のどこに貼ればいい?
服の上から、お腹や腰に貼るのが基本です。腰道具やフルハーネスのベルトが当たる位置は、圧迫されて低温やけどのおそれがあるので避けます。
安全靴の中にカイロを入れてもいい?
入れるなら、くつ専用のカイロを使ってください。開けたらすぐ靴を履き、足の指を包むような使い方はしないよう、日本カイロ工業会は注意しています。
防寒グッズをそろえる予算が少ないときは?
予算が千円台なら、首と手と足の小物からです。この記事の例ならネックウォーマー495円・インナー手袋264円・靴下845円で、合わせて1,604円(税込)です。
2,000円台まで出せるなら、次にインナーを替えてください。毎日着るものなので、替えたぶんが一日中効きます。
暖かい場所と寒い場所を行き来するときは?
倉庫の出入口や、屋内と屋外を何度も行き来する仕事では、汗をかいてから冷えることが多くなります。上着は前を開け閉めできるものにして、屋内では前を開けて汗を逃がしてください。
フォークリフトや重機に座っている時間が長いときは?
座っていると体を動かさないので、足先と腰から冷えます。タイツと厚手の靴下で下半身を守り、足りなければ電熱ベストを検討してください。
ハンドルやレバーを握る手袋は、すべりにくいかを必ず確かめます。カイロやヒーターを背もたれで押さえつけたまま使わないことも大切です。
倉庫や食品工場でも同じ対策でいい?
インナーと首・手・足を守る考え方は同じです。食品工場のように服装や持ち込みの決まりが厳しい職場では、使ってよい物を先に確かめてください。
体が冷えすぎたと感じたらどうする?
震えが止まらないなど、いつもと違うと感じたら、無理に作業を続けないでください。暖かい場所で休み、ぬれた服は着替えて、職長や周りの人に伝えます。
女性や小柄な人でも使える防寒グッズはある?
サイズの小さいものがある商品と、ない商品があります。この記事の例では、靴下は22〜25cm、電熱ベストはSSサイズ、インナー手袋はMサイズから選べます。
防寒インナーの防風フィッテッドは、男女兼用でSサイズからです。安全靴のPRM230は23.5cmからなので、足の小さい人はレディース向けの安全靴から探してください。
まとめ:工事現場では小物を使って防寒対策を
工事現場や屋外で働く人にとって、冬の防寒対策は欠かせません。厚着で体を固めるより、インナーと首・手・足の小物で冷えをふさぐほうが動けます。
働く場所によって、できる対策は変わります。紹介した小物を組み合わせて、自分の現場に合う形を見つけてください。
- 防寒の基本は重ね着。冷えやすいのは首・手首・足首
- 最初に替えるなら、汗を吸って乾くインナー
- 手は薄いインナー手袋の上に作業手袋。回転する刃物の作業では手袋を使わない
- 首はマフラーではなくネックウォーマー。巻き込まれを防ぐ
- カイロや電熱ベストは、ベルトやフルハーネスで押さえつけたまま使わない
- 換気の悪い場所でエンジンのついた機械を使わない。燃やす暖房は説明書どおりに換気する

- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(札幌)(2026-09-21に確認)
- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(仙台)(2026-09-21に確認)
- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(東京)(2026-09-21に確認)
- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(名古屋)(2026-09-21に確認)
- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(大阪)(2026-09-21に確認)
- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(福岡)(2026-09-21に確認)
- 気象庁 日本の天候の特徴と見通し(寒候期予報の発表時期)(2026-09-21に確認)
- 日本カイロ工業会 低温やけどに注意!(2026-09-21に確認)
- 日本カイロ工業会 くつ専用カイロについて(2026-09-21に確認)
- 日本カイロ工業会 使用上の注意(2026-09-21に確認)
- 安全衛生情報センター 労働安全衛生規則(第110条・第111条)(2026-09-21に確認)
- 安全衛生情報センター 労働安全衛生規則(第578条)(2026-09-21に確認)
- ミドリ安全.com 公式通販 電熱ユニット搭載 防寒ベスト HE10N3(2026-09-21に確認)
- 情報は確認した日のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください























